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PC-9800シリーズ
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2.歴史
2.10.486の搭載と、MS-DOS・MS-Windows3.1からWindows95の時代へ
1990年代に入り、Windows 3.0/3.1の登場と、安価なPC/AT互換機DOS/V)の本格的な日本上陸という大きなムーブメントが起こり、これに対処するためNECはハイエンドPC-9821シリーズ(愛称は98MATE)を投入した。そのためPC-9800シリーズ(PC-9801型番のシリーズ)は、MS-DOSベースの市場向け、またPC/AT互換機との価格対抗のための廉価版として傍流に位置づけられ、98FELLOWと言う愛称がつけられた。デザインや色もPC-9821に準じた丸みを帯びた形状とアイボリーに変更となっている[33]

価格低下のために、FM音源や増設用FDD端子の削除、拡張スロット数の削減、専用HDDユニットから汎用IDEへの変更、ファイルスロットから5インチベイへの変更等が行われているが、最も影響を受けたのがキーボードである。それまでのメカニカルスイッチ式からメンブレンタイプの安価な物に変更になっているが、入力性能に強く影響を及ぼすNキーロールオーバー機能は死守されていた。

この価格低下と9821シリーズへの移行は、それまでの(高価な)既存機のユーザーに衝撃をもたらした。既存機の性能を少しでも上げようと、80286/i386SXCPUをサイリックスなどのピン配置がi386SXと同等の486互換CPUに交換するためのCPUアクセラレータが流行した。CPUソケットを使用した機種の多いPC-9800シリーズならではの現象だったが[注 31]、これらはネイティブな486機と比較すると、動作が不安定な上に起動時にキャッシュコントロールドライバを組み込む必要があり、十分な実行速度が得られるとは言い難かった。

またPC-9821への移行直前に発売されたPC-9801FAは、高価な割には売れており、しかもクロックが8MHz系統のi486SX-16MHzという仕様のため、CPUを486DX2などに交換しても性能が大して向上せず、多くの9801FAユーザーが涙を飲んだ。もっとも旧機種向けにサードパーティ製のCPUボードと各種拡張ボードを併用するなどして、Windows95/98をインストールした者もいた。また後年には、CPUバスクロックが16MHzあるいは20MHzの386機とFA、それに初期のFellow用として、専用設計のドーターボード上にクロックダブラー回路を搭載することでボード上のローカルバスクロックを2倍速の33MHzあるいは40MHzとした上で、Cx5x86-100MHzやAm5x86-133MHzといった高速CPUと、16M以上のメモリ空間に配置される大容量メモリモジュール[注 32]を駆動する、ハイパーメモリCPUという製品がメルコから発売されており[34]、これを使用するとCPU周りに関しては最高でPentium75MHz並みの速度が得られた。

この「98FELLOW」「98MATE」シリーズからは、内蔵3.5インチFDDは、従来のPC-9800シリーズのフォーマットに加え、PC/AT互換機で使われている1.44MBフォーマットにも対応するようになった。

CPUはi486SX-20MHz/486DX2-40MHzが搭載された。それぞれ、それぞれ内蔵ドライブ構成の相違から、/U2(3.5FDD×2)/U6(3.5FDD×1+HDD=80M)/M2(5.25FDD×2)の3種に仕様が分けられていた。
BXでは当初から専用のオーバードライブプロセッサ(ODP)が用意されるようになり、容易にBA相当にパワーアップできるようにされていた。なおBXとODPの合計額は、BAよりも1万円高で済んだという[35]。 CPUはi486SX-25MHz/i486SX-33MHz/486DX2-66MHzが搭載され、これらの機種もそれぞれ内蔵ドライブ構成の相違から、/U2(3.5FDD×2)/U7(3.5FDD×1+HDD=210M)/M2(5.25FDD×2)というサブモデル名が存在する。
HDD搭載モデルはFDDが1基搭載であるが、この機種から前面パネルの一部を交換でき、オプションで2つに増設することも可能であった。また、FDDの下にファイルベイが追加されている。
このモデルより汎用SIMMが利用可能となり、最大14.6Mバイトの制限が撤廃されたほか、パラレルポート(プリンタインタフェース)がハーフピッチに、マウス端子が丸型に変更されるなど、PC-9800シリーズ過渡期のモデルといえる。なお5インチFDD内蔵モデルはこの機種が最後となった。
グラフィックアクセラレータチップが省略された点を除けば、それぞれPC-9821Be/Bs/Bpと共通の設計が利用されている。このためPC-9801型番としては珍しく、BA2のみBp相当のセカンドキャッシュが搭載可能だった[36]。BX2のみシステムクロックが低いこともあり、このときの3機種は下位機を拡張しても上位機相当にはならず、それぞれが性能的に差別化されていた。
PC-9801BX3/BA3 1995年1月
定価が10万円を切る低価格(98,000円)で発売された初の98。i486SX-33MHz(BA3はi486DX2-66MHz)を搭載する。仕様別に/U2(3.5FDD×2)と、ウィンドウアクセラレータB3を汎用拡張スロットに実装し、メモリ容量を増やし、HDDを搭載してWindows3.1をプリインストールした/U2/W(3.5FDD×2+HDD=210M)が存在する。前者を後者相当にパワーアップさせる増設キットPC-9801B3-E02も、別売で提供された。
PC-9801BX4 1995年7月
グラフィックアクセラレータを内蔵したPC-9801型番の最終モデル。PC-9801型番だがPC-9821Xe10と共通の部品を使用し、PC-9821相当の性能を持つ(これによりPC-9801シリーズとして唯一オンボードでVGA256色モードを持つ)。i486DX2-66MHz又はAMD486DX2-66MHzを搭載する/U2(3.5FDD×2)及び、Pentium ODP 63MHzをCPUとして搭載する/U2-P(3.5FDD×2)が存在する。また2倍速CD-ROMをそれぞれ搭載した/U2/C、/U2/C-Pも存在する。
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(2.9.ホビーユースへの進出)
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(2.11.ペン入力への挑戦)
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出典:Wikipedia
2020/02/12 01:00
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