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PC-9800シリーズ
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2.歴史
2.9.ホビーユースへの進出
従来、デスクトップモデルでは3.5インチFDDモデルは小型で拡張性が低くFM音源を搭載したホビー指向、5インチFDDモデルは大型で拡張性の高いビジネス指向という住み分けを行っていたが、DA/DS/DXからは原則的に全ての機種にFM音源を搭載し、ビジネス向け大型筐体機でも5インチFDD搭載モデルの他、3.5インチFDD搭載モデルが用意されるようになった。また、互換性維持のために残されていたV30や、ディップスイッチ、マウスポート割り込み変更ジャンパスイッチも削除され、代わりにVM相当の速度で動作するモードとソフトウェアディップスイッチ(BIOS設定画面のようなもの)が追加され、内蔵DMACの性能向上が行われた。この時期は上位機としてPC-H98シリーズの展開が始まっていたため、PC-9801シリーズは徐々に下位機の扱いになっていったという背景もある。そのためRシリーズからFシリーズにかけての数年間、ホビーユース向けのFM音源などで機能的には洗練されていったものの、CPU等の基本性能は旧機種とあまり変わらないという時期が続いた。

PC-9801RA/RS/RXの後継となる機種。5インチFDD搭載を搭載したRA/RS/RXと同様の大型デスクトップモデルで、CPUも同一であるが、このシリーズより小型筐体機と同様にFM音源を搭載し、5インチFDD搭載モデルの他、3.5インチFDD搭載モデルも設定され、PC-9801ES/EXの後継も兼ねた。この頃、8ビット機市場の衰退により、ホビーユースでPC-9800シリーズを所有するユーザーが急増した。しかし、PC-9800シリーズにはスプライトといったアクションゲーム向きの描画機能などは備わっていないため、発売されたゲームは当初、RPGシミュレーションゲームアダルトゲームが中心であった。しかしDシリーズの登場により、PC-9800シリーズの性能下限が実質的にV30系から80286に底上げされたため、CPUのパワーに頼った“力技”でこれらを解決し、PC-8800シリーズから移植されるゲームが相次いだ。
PC-9801UR/UF 1991年2月
CPUはV30HL/16MHz。DA/DS/DXで3.5インチ、5インチモデルを統合後も小型筐体機の需要は根強く、UV11と同様のA4サイズでノート型機をベースにしたUR/UFが販売された。両機種ともノート機で用いられていたメモリカードスロットを備える[注 27]。URは通常のフロッピーディスク1台の他にノート機で用いられていたフロッピーディスク互換のRAMドライブを装備するモデルである。PC-9801型番のデスクトップでありながらFDDが1台しか無いモデルが用意されたのはPC-9801M3以来であり、当時としては珍しい構成だった。そのHDDモデルUR/20ではFDD1台分の空いた隙間にHDDを搭載しており、デスクトップ型PC-9800としては初めてIDE HDDを搭載した。UFはFDDを2台装備するモデルとなる。この頃のPC-9800向けソフトベンダーはFDD2台を前提に開発しており、特にゲームに置いてはPC-9801NCを除いてモノクロ液晶の98ノートでの動作を保証しないソフトベンダーが多かった[注 28]。また当時すでにCPUの主流は286から386への移行期であり、高速性が必須となるゲームなどでは286かつEGCを搭載したVX以降を対象とするものが、その後増えていくことになる。V30HLは動作クロックの向上もあって処理速度は286に匹敵するうえ、両機はEGCを搭載していることもあり、VX以降を対象としたゲームでも動く可能性があった。しかし「VX以降」には大きく3つの意味があり、機能的に286以上が必要なのか、単に286以上の速度を求めるだけなのか、それともEGCが必要なのかが曖昧だった。当時はまだプロテクトモードや拡張メモリを必須とするソフトはほとんど無かったものの、UF/URは本質的にはV30機であることから機能面で抵触する可能性があり[注 29]、V30を想定しない環境で開発されたゲームが動かない可能性もあった。これらの背景から、両機はホビーユースを意識しながらPC-9801VX以降対応とされるゲームソフトの動作可否が微妙な機種となった。
PC-9801CS 1991年10月
CPUは80386SX/16MHz。14インチCRT内蔵モデルで、CVの後継機に当たるが、デザインはまったく異なる。デスクトップのPC-9800シリーズの中では珍しい「アローデザイン」を採用していないモデルである。
PC-9801FA/FS/FX 1992年1月(FA)/5月(FS/FX)
PC-9801DA/DS/DXの後継となる機種。大型筐体を持つ機種はユーザーによる拡張が前提であるため、そのアクセサビリティ強化のため、ファイルスロットや筐体を開けずにCPU交換やメモリ増設が行える前面アクセス方式を備えたFA/FS/FXが発売された。Fはファイルスロットを意味すると思われる。FAはi486SXを搭載した最初のPC-9801。FSは80386SX/20MHzに向上。FXはDXの80286/12MHzから80386SX/12MHzに変更され、一応32ビット化された。PC-FXとの関係は無い[注 30]。FAを「ファ」と読むユーザもしばしばいたが、「エフ・エー」が正しい読みである。
PC-9801US 1992年7月
CPUは80386SX/16MHz。前述のような事情もあってUR/UFは、特にゲームでの互換性に問題があり(ゲームソフトハウス側でも、この2機種での動作を保証しないことが多かった)、CSのコンポーネントを流用する形で、すでに生産中止されたUV/UXの後継機種として投入された。
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(2.10.486の搭載と、MS-DOS・MS-Windows3.1からWindows95の時代へ)
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出典:Wikipedia
2020/02/12 01:00
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