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血継限界
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2.三大瞳術
2.1.写輪眼(しゃりんがん)
【大筒木インドラ、うちは一族はたけカカシ、志村ダンゾウ、うちはシン】
うちは一族の開眼条件は二代目火影・千手扉間が語ったところによると、うちは一族の者が「大きな愛の喪失や自分自身の失意にもがき苦しんだ時」に起きるとされている。作中におけるサスケやオビトの開眼の描写は、万華鏡写輪眼の場合も含め総じて「己の無力さゆえに家族や仲間が死亡、または命の危機に晒されたとき」である(注1)。その結果として脳内に特殊なチャクラが吹き出し、視神経に反応して眼に変化が現れ写輪眼になる。この「特殊なチャクラ」の源流はカグヤが口にしたチャクラの実であり、うちは一族が急進的な思想を持ちやすいのはこれが原因だという。
開眼すると血継限界を除く「体術・幻術・忍術」の仕組みを看破でき、また視認することによりその技をコピーし、自分の技として使うことができる。また、動体視力もずば抜けて高く、高速で動く物体にも対応することができる。さらに、チャクラの流れを形として視認することができ、性質を色で見分けることも可能で、更には分身と本体を識別する。写輪眼使用時は、瞳に勾玉文様が浮かび、目は赤く光って見える。瞳の文様は開眼時は1つ、または2つ(サスケはうちは一族惨殺事件の時に開眼した時は1つだった)であるが、使用者がある程度成長すると最終的には3つに変化し、この状態で写輪眼は完全なものとなる(注2)
開眼初期の能力は、ずば抜けて高い動体視力(洞察眼)のみであるが、術者が成長するにつれ、多くの能力を有するようになる。写輪眼の瞳力の力は使用者によって様々で、瞳力が強い使用者ならば、絶対に見切ることが不可能とされる「月読」さえも看破することができる。その他、相手に幻術を見せる「幻術眼」、相手に催眠術をかける「催眠眼」など、数多くの特殊な能力を持つと言われる。また、これを利用した裏技として、写輪眼の所持者同士が幻術にかけられた場合、互いに写輪眼で幻術を上書きして逃れる方法がある。
写輪眼は本来うちは一族だけが使用できる特殊な能力であり、うちは一族以外の者が写輪眼を使用すると、副作用によって大量のスタミナとチャクラを消費してしまう。それ故、カカシは写輪眼を酷使する度に入院を繰り返している。
上位種として、写輪眼を持つ者が目の前で自身よりも大切な人の死を体験するほどの精神状態になった時に開眼する「万華鏡写輪眼」が存在する。
 ; イザナギ
   【志村ダンゾウ、うちはオビト、うちはマダラ】うちは一族の血継限界『写輪眼』の瞳術でも禁術とされる究極の幻術。ダンゾウは右腕に移植した写輪眼によって発動する。あくまで「」を見せる通常の幻術とは異なり、現実に影響を及ぼす。他者ではなく自身にかけ、不利な事象を「」、有利な事象を「現実」に変える。マダラは「転写封印」で右目にあらかじめ仕込んでおり、柱間に敗れ死亡した現実を書き換えることで表向きには死亡したように装うことに成功した。但し時間制限があり(個人差があるが、ダンゾウの場合はおおよそ一分、オビトの場合はおおよそ五分であった)、それを過ぎると術を放った写輪眼は光を失い、二度と開かず失明する。雨隠れでの戦いでオビトが小南に語ったところによれば、完全なイザナギを発動するには写輪眼の他に千手一族の力が必須であるという。
   この術の原型は両一族の祖である六道仙人が十尾から尾獣を作る際に使用した「陰陽遁」、即ち精神エネルギーによって無から有を生む「陰遁」と身体エネルギーによって形に命を与える「陽遁」による「万物創造」である。これを応用した幻術を術者自身にかけることで、都合の悪い事象が発生した際、「都合のいい事象」という幻に陰遁で形を与え、陽遁でそれを現実に上書きする。これが発動している最中に術者が死亡した場合、戦闘中ならばその姿が消えて別のところに無傷のまま現われる(マダラの場合は遺体の右目から瞳が消えて蘇生した)。
   発動の絶対条件として「術を使用する目が発動の時点で(転写封印の場合は封印の時点で)外界を認識していること」がある。オビトは仮面の一部を折り取って左目を露出させ、ダンゾウは枷と包帯を外して右腕の写輪眼を露にして使用している。
  ; イザナミ
    【うちはイタチ、うちはナオリ(注3)】究極の幻術であるイザナギを止めるために作られた瞳術。イザナギと同じく失明のリスクを背負う。瞳力で相手と自分の感覚を写真のように記憶し、それと同じ感覚をもう一度再現して記憶し、その2つをつなげ合わせる(平たく言えば、同じ行動を2回起こしてその2回を記憶、そしてその2つの同じ行動を重ね合わせる)ことで、それまでの時の流れすらをも繋げ、無限ループを作り出してしまう術。その無限ループに相手の精神を捉えることで、相手の動きを封じる。元々はイザナギの使用者を戒めるため(都合の良い結果の奪い合いを防ぐため)に作られた術で、自らの不利な運命から逃げずに向き合う(受け入れる)と決めた時、自ずとこの術は解けるようになっている。イザナギを使うと、選択肢AとBが発生し、そのどちらかを取り消してもう片方の有利な道を選ぶことが出来るが、イザナミは有利な道を選んだ場合に術者を永久にループに嵌めてしまうが故、この術はイザナギへの対抗術とされている。抜け道がある術は実戦では使えない、という意味で禁術となっている。疾風伝では過去にイザナギの効果を巡る争いの最中にうちは一族の女性(うちはナオリ)が発動しているシーンが見られる(注4)
 ; 魔幻・枷杭の術(まげん・かせぐいのじゅつ)
   【うちはイタチ、うちはサスケ】写輪眼の力を用いるだけで発動ができる金縛りの術の一種。使用すると敵の体は杭が刺さった光景となり、身動きが取れなくなる。
 ; 魔幻・鏡天地転(まげん・きょうてんちてん)
   【うちはイタチ】写輪眼の力を用いるだけで発動ができる幻術返しの一種。使用すると相手の幻術を瞬時に見切りそれを相手に掛け返す。



■ 万華鏡写輪眼(まんげきょうしゃりんがん)
  【大筒木インドラ、うちはマダラ、うちはイズナ、うちはフガク、うちはイタチ、トビ(うちはオビト)、はたけカカシ、うちはサスケ、うちはシスイ、うちはシン】
  写輪眼の上位種。うちは一族の長い歴史の中でも開眼し得た者は数人しか存在しない伝説の瞳術とされるが、実際にはそれなりに開眼者がいた模様。「写輪眼」が変異した形であり、発動の際は瞳の文様が変形する(形状は個人によって異なり、イタチは三枚刃の手裏剣、カカシとオビトは二重の三枚刃の手裏剣、サスケは六芒星、マダラは車のギアのような形、イズナは円形から三つの突起が伸びている。この他アニメの回想では様々な形状が登場する)。全ての面で写輪眼を凌駕する瞳力を誇り、この形でのみ使用が可能となる瞳術も存在する(天照、月読、須佐能乎など)。また、万華鏡写輪眼(以下万華鏡と略称する)は写輪眼とは違い目の文様も、もたらされる力『瞳術』も開眼した人物でそれぞれ決まる。
 開眼する瞳術の場合は左右の眼で同じ場合や異なる場合もある(例えば、シスイの万華鏡は左右で同じ瞳術『別天神』が宿っている)。その瞳力は、最強の尾獣である「九尾」さえ制御するという。ただし、強力な術の常として一回の発動に膨大なチャクラを必要とし、また術によっては肉体に直接強い負担が掛かる場合もある。
  開眼条件は「最も親しい友を殺すこと」であるとイタチの口から語られているが、オビト曰く「最も親しい者の死(を経験すること)」と若干の差異がある。これは、両者が自分の開眼した状況から述べているだけであり、シスイの語った真の開眼条件は「写輪眼の開眼者が家族や友人など近しい者の死を目撃し、それに対する深い悔恨や悲しみを抱くこと」である。一度開眼するとその能力を使えば使うほど失明へと向かっていくリスクを伴う。ただし、柱間細胞による強化を受けている場合はこのリスクは大きく低減される。
 ; 転写封印(てんしゃふういん)
   【うちはイタチ、うちはマダラ】瞳術の効力を写輪眼に封じ、任意の条件下で発動するように仕掛ける術。イタチはサスケの目に天照を仕込み、他者の写輪眼(実質オビトのみ)を見ることで発動するよう仕掛けていた(この時、サスケの写輪眼がイタチの万華鏡と同じ紋様になった)。マダラの場合は自分の右目にイザナギを仕込み、死亡してから時間が経った後に発動するよう仕掛けていた。この力でマダラは死を無効化して復活、月の眼計画のため暗躍を始めることになった。
 ;「永遠の」万華鏡写輪眼(「えいえんの」まんげきょうしゃりんがん)
   【うちはマダラ、うちはサスケ】万華鏡写輪眼の真の姿。一族の他者の万華鏡を自分の目に取り込むことで、視力が低下せず瞳術の使用によるリスクを一切受けないこの状態へと変化する。文様にも変化が起こり、両者の万華鏡が重なりあった形状となる。マダラは一度失明したが、弟イズナの両眼を移植することで回復した。サスケもまた酷使により失明しかかり、イタチの両眼を移植することで回復している。インドラの転生者が開眼するものは共通して「直巴」と呼ばれる独特の形状を持つ。
   但し、移植は必ずしも成功するとは限らず、主に近親者の眼である程に適合率が高い。
   この状態でも瞳術は移植先の術者のものが維持されるが、例外中の例外として、万華鏡を開眼する前に眼球を別の人物に移植していた場合、そちらの目の瞳術は元の眼球を取り戻さない限り使用不能になる。また、「永遠の」万華鏡を開眼した人物がさらに別の万華鏡を移植した場合、移植した方の瞳術が使用できる代わりに本人の瞳術は使えなくなり、紋様も変化しない。
 ; 天照(あまてらす)
   【うちはイタチ、うちはサスケ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。イタチは右の、サスケは左の万華鏡に宿った術。使用には大量のチャクラを必要とするため使用回数は制限されるが、その効果は一般的な術の範疇ではない。燃やしたい所を瞳力の宿る方の万華鏡で目視し、ピントが合うだけでその視点から太陽の如き高温の黒い炎が発生する。使用すると相手の火遁の術さえも燃やし、その黒い炎は対象物が燃え尽きるまで消えない。仮に対象が逃げようとしても、視界に入る限り逃れる事はできない。回避する方法は隠れ身などで視界から消える、あるいは燃えている部分だけを排除するなど。
   また、炎の量は眼の開き具合で決めることも可能であり、イタチの天照では眼を閉じることで鎮火も可能だった。術を使用した時のチャクラの量が多いほど(威力が高いほど)眼球への負担が大きくなり、出血を伴う。発動条件の万華鏡写輪眼を開眼した者が過去に数名しか存在しないことから、この術の存在を知る者は少ない。
   イタチはこの炎を自力で消すことが出来るがサスケの炎は消すことが出来ず、後述の炎遁を併用する必要がある。
 ; 炎遁・加具土命(えんとん・カグツチ)
   【うちはサスケ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。サスケの右目の万華鏡に宿った術。「うちはの家紋は火を操るうちはを持つ者の意」と伝えられるように、うちは一族でも扱うことが容易ではない火遁の最高峰「天照」をも操ることが出来る能力である。形態変化に特化した能力であるため、比較的少ないチャクラ消費、反動で済む。
   具体的な効果は消えない黒い炎を形態変化もしくは鎮火すること。また、この術自体も黒い炎の発火能力を持っているため、仮に天照が使えない状態でも使用可能。ただし、発火する炎は天照と比べて非常に小規模なものであり、発火できる距離も短いため、形態変化させることが前提となる。サスケは当初天照の残り火を変形させる形で使用しており、単独で使い始めたのはイタチの眼を移植して後である。
   「永遠の万華鏡写輪眼」を得たサスケは須佐能乎発動時に黒い炎をこの術によって生成・形態変化させ、剣や勾玉状の飛び道具を作り出して戦闘に使用している。ナルトとの最後の激突時には、チャクラの消耗と瞳力の酷使で左目が開けられず天照が使えなかったため、この術のみで黒炎を千鳥に点火し強化を図った。
   使い手そのものは過去にもいたが、扉間曰くもっとも扱いこなしているのはサスケであるという。
  ; 炎遁・須佐能乎加具土命(えんとん・スサノオカグツチ)
    【うちはサスケ】須佐能乎から放たれる弓矢に炎遁・加具土命の黒炎をまとわせる。
  ; 加具土命の剣(カグツチのつるぎ)
    【うちはサスケ】形態変化させた黒炎を剣として用いる。
 ; 神威(カムイ)
   【はたけカカシ、うちはオビト(注5)、うちはマダラ】万華鏡の開眼者のみが使用可能。オビトの両目の万華鏡に宿った術(注6)
  基本的には独自の時空間を保持し、そこに物質を出し入れする術で、熟達すれば術者自身を転送することも可能。右目と左目で微妙に能力の方向性が違い、右目は眼球を、左目はピントを合わせた部分を中心に発動。両目が揃えば須佐能乎やその武器に対してもこの力を付与することが出来る。時空間の内部はコンクリートのようなブロックが多数置かれた無機質な空間となっている。
   オビトの持つ右眼は自身の転送に特化しており、発動状態になると無意識に術者およびその装備品と他の物質やエネルギーとの接触面を時空間に転送し、物理的に消し去ることであらゆる攻撃や壁をすり抜けることが出来る(この状態では術者自身も接触できないので、物理攻撃を行ったりものを掴む場合は能力を切る必要がある)。他の人間や物質の出し入れも可能だが、至近距離にしか作用せず、さらにピンポイントでの転送も不可能。また術者自身を転送する場合は速度が落ちる。
   カカシの持つ左眼は他者の転送に特化しており、ピントを合わせた部分を中心に一定の範囲を時空間に転送する。ある程度狙いを絞ることも可能で、目標のみをピンポイントで転送することが出来る。取り出す際には右眼同様眼球を中心に輩出される。自身の転送も可能だが、右眼ほど自由自在ではなく、すり抜けも出来ない。
   この術で発生する時空間は、発生させた万華鏡写輪眼がないと絶対に出入り出来ないため、敵を吸い込めばその時点で事実上の封印状態となり、飛雷神の術や口寄せなどの時空間忍術でも脱出不能となる。
   カカシの場合はうちは一族でないためかチャクラの燃費が悪く、2-3度発動すればたちまち行動不能になってしまう。しかし、第四次忍界大戦で九尾にチャクラを貰い受けた後は通常の3倍以上の威力での使用(尾獣の出し入れ)も可能となった。
   マダラは第四次忍界大戦でカカシの左目を奪い一時的に自身の左目として嵌め込むことで使用し、その後黒ゼツに支配されたオビトの左眼の輪廻眼と交換した。カカシの左目がマダラによって再びオビトの左目に戻され、そのオビトが死亡し、彼の精神から万華鏡を受け継いだカカシも終戦に伴い瞳力を失ったため、この術は現存しない。
   名称は当初『者の書』でのみ公表されていたが、サスケと交戦した際に初めて作中に明記された。
  ; 神威雷切(カムイらいきり)
    【はたけカカシ】雷切に神威の力を加えた術。当たった部分を切り裂き、時空間へ飛ばす。
 ; 別天神(ことあまつかみ)
   【うちはシスイ、志村ダンゾウ、うちはイタチ】万華鏡の開眼者のみが使用可能。シスイの両目の万華鏡に宿った瞳術。
   ダンゾウはシスイの右眼を移植することで、イタチは自らの口寄せ烏にシスイの左眼を移植することで使用。瞳力の宿った目を見た対象者を、幻術に掛けられたと自覚することなく操る正に最強の幻術。対象者は幻術の内容が己の思考であると錯覚して行動し、白眼などの瞳術でチャクラの流れを見抜かない限り看破は不可能。その幻術の強さは「口寄せ・穢土転生」で蘇生された人物の術者への服従命令すら上書きし無効化できるほどである。ただし、一度発動させれば再発動まで十数年のサイクルが掛かる為に(イタチ曰く「千手柱間のチャクラでもない限り」)多用はできない。ダンゾウは柱間の細胞を自らに取り込むことでそのサイクルを大幅に短縮していた。シスイの右目はダンゾウに奪われた上で潰され、左目はイタチの口寄せ烏ごと「天照」で焼却されたため、この術は現存しない。
 ; 須佐能乎(スサノオ)
   【大筒木インドラ、うちはイタチ、うちはサスケ、うちはマダラ、はたけカカシ(オビトから力を貰い期限付き)、うちはシスイ(注7)】万華鏡の開眼者のみ使用可能。両眼に万華鏡写輪眼を一度でも揃えた者が宿す、写輪眼最強の術。膨大なチャクラでできた骸骨の像を形成し、操る。骸骨の像はあらゆる忍術に対して強大な防御力を誇る。体術に対しても強力な防御力を誇るが無敵ではなく、作中では雷影の体術を受けて骸が砕けた他、メイの溶遁を受けて溶解していた。他にも聴覚系の幻術(いわば音を使った)や光など、術者の感覚に作用する攻撃は防ぐことはできず、このままでは下半身がないため地面からの攻撃に対応できない、術者が引きずり出されると崩壊するなど弱点も多い。
   チャクラを膨大に消費する術であり、なおかつ全身の細胞に負担がかかるというリスク(使用回数を重ねるごとにリスクは減少する)があったために、かねてより病に体を蝕まれていたイタチはこの術を使う事により力尽きて命を落とした。この術を使用するために必要な条件は「万華鏡写輪眼を両目に揃えたことがある」「うちは一族の血脈を持つ」の二つであり、後者を満たさない場合は眼を失った場合使用不能になる。マダラは輪廻天生の術で生身で生き返り穢土転生の偽物輪廻眼を失った状態で、シスイは『ナルティメットストームレボリューション』でダンゾウに右目を奪われた状態で逃げ際に使用している。
   使用すると第一段階では人間の骸骨(主に胴体)のような像が浮かび上がり、最終的に鬼のような顔をした巨人に変化し、その状態で初めて完全体となる(また、発現者によって骸の色や姿形が異なる)。巨人の前段階である第二段階は個人で違い、イタチは朱色の女神、サスケは紫色の陣羽織を纏った武将、シスイは黄緑色の鋼鉄ジーグ、マダラは青色の二面四腕の阿修羅のような姿をしており、波打つような剣を持っている。瞳力が増大すると、第三形態にならず第二形態に下半身が生えた状態になる。
   作中の描写を見る限り、チャクラさえあれば影分身に使わせることや、自身と団扇に対し部分的に使用することも可能らしい。
  
  ; 完成体須佐能乎(かんせいたいスサノオ)
    【大筒木インドラ、うちはサスケ、うちはマダラ、はたけカカシ、うちはイタチ(注8)、うちはシスイ(注9)】「永遠の万華鏡写輪眼」によってのみ到達できる須佐能乎。「見たら死ぬ」と言われているほど絶対的な力を持つ。
    その姿は頭から布を被った修験者を経て、天狗に似た顔を持つ四腕の鎧武者と言った風貌に至っており、さらに前段階までと異なり下半身を持つ。また、サスケのものはこの形態に移行すると弓が消え、カカシのものは本人同様左目に傷がある。ゲーム版では原作者デザインのイタチ・シスイの完成体も登場しており、イタチのものは大筒木一族のそれに似た片目の仮面を装着し、両刃の剣を装備。シスイのものは厳つい風貌の面をつけ、ドリル状の槍を装備している。
    そのサイズは顕現した尾獣に迫るほど巨大であり(額の部分に術者がいる)、刀の一振りで大地と山を切り裂き、五影を圧倒している。また、鎧の形を翼に変化させ飛翔する能力を見せている。さらにサスケの完成体須佐能乎は、無限月読の月の光を無効化できる。サスケはオビトとの戦いでこの形態に至り、カカシはカグヤとの戦いの中、オビトが逝き際に遺した両目の万華鏡によって一時的に発現した。さらにサスケは全尾獣のチャクラを外道魔像の代わりの入れ物として完成体須佐能乎の中に入れ一つに融合した。
   ; 威装・須佐能乎(いそう・スサノオ)
     【うちはサスケ、うちはマダラ】九尾に鎧のように完成体須佐能乎を纏わせる。生前の柱間との戦いで彼の使う九尾封じ「火影式耳順術」に対抗すべく使用した。サスケもオビトとの交戦中、九喇嘛モードのナルトのチャクラに鎧のように纏わせた。
  ; 仙術須佐能乎(せんじゅつスサノオ)
    【うちはサスケ】呪印に適応したサスケが重吾の呪印の源である仙術の自然エネルギーを須佐能乎に付与した状態。呪印を持っていた当時のサスケと同じような模様がある。十尾の人柱力となったオビトに対抗するために使用した。
  ; 十拳剣(とつかのつるぎ)
    【うちはイタチ】イタチの須佐能乎が右手に持っていた霊剣。剣自体に封印術が施されており、突き刺した者を幻術の世界に飛ばして永久に封印する効果を持つ剣。別名は「酒刈太刀(さけがりのたち)」という。かなりの攻撃スピードを持ち、長門や大蛇丸といった強者をも一瞬で葬る力を誇る。
    大蛇丸がずっと探していたが、実体の無い霊剣の上、須佐能乎が発動された時にしか現世に現れない剣であるため、他者が手にすることは不可能である。
  ; 八坂ノ勾玉(やさかのまがたま)
    【うちはイタチ、うちはサスケ、うちはマダラ】須佐能乎発動時にのみ使える遠距離攻撃術。写輪眼の瞳の勾玉のような形をしており、イタチは繋がった3つの勾玉(手裏剣のように切り離して飛ばすこともできる)を、マダラは数珠状に連なる複数の勾玉を、サスケは勾玉に炎遁・加具土命で黒炎を付加して飛ばす、といった使い方をしている。
  ; 八咫鏡(やたのかがみ)
    【うちはイタチ】イタチの須佐能乎が左手に持っていた霊器。体術や忍術によるあらゆる物理攻撃や特殊攻撃を無効化する絶対防御を誇る盾。巨人の顔の中に隠れる女神が持つ。全ての性質変化を有し、受けた攻撃の属性に応じて自身の属性を変えることによって、あらゆる術を無効化する。
  ; 弓矢(正式名称不明)
    【うちはサスケ】サスケの須佐能乎の持つ武器。高速かつ強大な威力を持つ矢を放ち敵を攻撃する。弓の速度はダンゾウにすら「かわすのは難しい」と言わしめる程。また、弓の部分は盾としても機能する。なお、完成体になると消失する。
   ; インドラの矢(インドラのや)
     【うちはサスケ】輪廻写輪眼を開眼したサスケ最強の術。完成体須佐能乎に宿した全尾獣のチャクラで弓矢を形成し、強大な雷の矢を放つ。
  ; 剣(正式名称不明)
    【うちはマダラ】マダラの須佐能乎の持つ武器。フラムベルジュのような波打つ刀身を持っている。投擲することで飛び道具になり、マダラの意志で軌道をコントロール出来るほか、魔像の鎖を切り裂くほどの威力を持つ。
  ; 太刀(正式名称不明)
    【うちはサスケ、うちはマダラ、はたけカカシ】完成体須佐能乎の持つ武器。一振りで大地を切り裂き、付近の山を一刀両断にするほどの威力。
  ; 神威手裏剣(カムイしゅりけん)
    【はたけカカシ】カカシの須佐能乎の持つ手裏剣に神威の力を合わせることで発動する術。放たれる全ての手裏剣のどこか一部分であっても触れると神威の効果をもたらし、触れた箇所を時空間へと飛ばす。
 ; 月読(つくよみ)
   【うちはイタチ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。イタチの左目の万華鏡に宿った術。瞳力の宿った目を見た相手に術者が時間や空間、質量などあらゆる物理的要因を支配する自らの精神世界へと対象を引きずり込み、相手に無間地獄を体験させる幻術。月読は一般的な幻術とは違い、相手の意識に直接干渉し「実際に体験していると錯覚させる」術であり、なおかつ上記の通り時間さえも操れる為、術者は隙を作らずに対象に効果を及ぼすことが可能。その上記の性質より常人でこの幻術を見抜くことは皆無であり(そもそも術にかかっていることが察知できない)、故にオフィシャルデータBOOK『闘の書』では最強の術と恐れられると記載されたこともあった。幻術であるため相手に対しては物理的(肉体的)な殺傷力は全く無いものの、与える精神的なダメージは計り知れない。使用には大量のチャクラを必要とする。
   なお、原作では
  * 十字架に磔にされ、72時間も刀で刺され続ける拷問
  * うちは一族の人々が次々と殺害されていく様子
  * 分身で体を拘束され、本体で眼球を抉られる激痛
  * 魔笛・夢幻音鎖による縛りを解く様子
   を体感させている。カブト戦ではサスケ共々幻術にかかった際、互いに幻術を掛け合う(この時サスケにかけたビジョンは体を縛る蛇が斬り飛ばされる様子)ことで呪縛を解くという裏技を披露している。
  ; 無限月読(むげんつくよみ)
    【大筒木カグヤ、六道マダラ】輪廻写輪眼による瞳術。十尾の人柱力としての膨大なチャクラを利用し、自らの瞳力を強大化させ、月に己の眼を投影する大幻術。完全な無限月読の発動には
   1. 十尾を復活させ、最終形態である神樹に変化させる
   2. 敵のチャクラを養分として吸収し、月に向けて成長させる
   3. 神樹の先端に用意された花のつぼみを開花させ、月に写輪眼を投影する
    といった手順を踏まなければならない。
    一度発動されると、地上の全ての人間に幻術が掛けられる。オビトは尾獣9体を融合させて十尾に戻し、自らの眼を月に宿らせることで発動させ、地上の人間を無限月読の世界で支配することで争いを無くそうと企んでいる。このことから、月読の上位にある術であることが窺える。
    正確には「地上の人間全てに同一の幻術をかけ、意識を統一した上で月読の幻術世界へ引き込む」というものらしい。また、発動させるだけであれば十尾は不完全でも(八尾と九尾のチャクラが少なからずあれば)問題無いようである。
    作中では神樹がナルトに切り倒されたため、十尾の人柱力となったマダラは神樹を取り込み、輪廻眼を両目に宿した状態で、額に開眼した輪廻写輪眼を直接月に投影し発動に成功している。
    発動に成功した場合、使用者を除く全ての忍や生物は眼の模様が全て輪廻眼の模様に変化し、身動きが取れなくなる。また、月の光はあらゆる影を通すため、隠れても術から逃れられない。この光を防ぐには、術者と同等以上の瞳力を持った者の須佐能乎で遮るしかない。また、あくまで「生物」に対して効果を発揮するため、「動く死者」である穢土転生の忍には通用しない。この光は輪廻写輪眼開眼者の完成体須佐能乎でのみ遮ることができる。
    なお、無限月読に掛けた忍を神・樹界降誕によって繭のように包み、その忍からチャクラを奪うこともできる。そのため、本来はその忍を殺さず「大筒木カグヤの兵として白ゼツへと時間を掛けて変化させる」という、カグヤの計画の一部にしか過ぎない。
    ハゴロモがかつてカグヤが行った無限月読を解くために調べつくした結果、解術するには尾獣全てのチャクラを持つナルトと輪廻眼を持つサスケ(つまりは術者と同じ力を持つ者)が互いに子の印を結ぶことで術を完全に解くことができる。作中ではナルトとサスケが壮絶な一騎打ちの末に互いに片腕を失ったため、残った片腕を互いに借りる形で子の印を結んで解術した。
   ; 限定月読(げんていつくよみ)
     【うちはオビト】劇場版オリジナルの術。無限月読の試作とされる術で、原理はほぼ同じ。対象者の望むものを予め調べ、その上で対象者にマーカーとなる術式を付与、術者が対象者に万華鏡写輪眼の幻術をかけることで、対象者の望みが叶えられている幻術世界に引きずり込む。ただし、無限月読と異なり「今ある世界を改変したIFの世界」に対象者を放り込むため、時間が経つと齟齬が発生し、同時に構造がそのまま固まって術者であっても干渉が出来なくなる。
     実際には無限月読の方が先にあったため、その原理を使用したまったく別の術と言える。

1.ただし、サラダの場合は「父に会いたいという強い願望」という、扉間の解釈とは逆の感情を糧に開眼している。
2.また、マダラは写輪眼は左右揃って初めて本来の力が出せるとオビトに語っている。
3.NARUTO ナルト 疾風伝 第338話 イザナギとイザナミ
4.うちは一族フェアってことで。
 http://blog.pierrot.jp/archives/7780 ぴえろ公式ブログ 2014年6月19日
5.十尾の人柱力となった状態では使用不能になっていた。
6.左眼は万華鏡が開眼する前にカカシに移植されているが、万華鏡の瞳術は元となった写輪眼の開眼者で決まる。
7.ゲーム『ナルティメットストームレボリューション』で使用。
8.ゲーム『ナルティメットストーム4』で使用。
9.ゲーム『ナルティメットストーム4』で使用。

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出典:Wikipedia
2016/04/30 09:35
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