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翔んで埼玉
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1.概要
作者の魔夜は『パタリロ!』の掲載誌である『花とゆめ』編集長(当時)の勧めで、出身地の新潟県から埼玉県所沢市に転居したが、近所にその編集長と白泉社の編集部長が居住していることが判明した。「締め切りを催促されたり、連載打ち切りを通告しに来るかもしれない」という極度のストレスの中、その合間に執筆したのが本作である[2]

自分が住んでいる埼玉県を「おちょくる面白さ」を狙ったものの、第3話まで執筆した後に魔夜が神奈川県横浜市に転居する。その後も連載を続けていたが、単に“埼玉県に対する悪意のある作品となってしまう”懸念から漫画連載を中断。『未完の漫画作品』となった[3]。ただし、魔夜によればそれは表向きの理由で、真の理由は「本当のことをいうと描けないんです。いま埼玉をディスってごらんと言われても、私の中にそういう部分がない」点を挙げている[4]。また、連載時の状況について「一時的な気の迷いだったんでしょうね。錯乱していたのかもしれない。おっかない看守がふたりいて、独房の片隅で何とか自分を発散したい、ここから逃げ出したい!と、もう半狂乱で描いていたんでしょうね。相当追い詰められていたのではないかと」と語った[4]

なお、本作では埼玉県以上に茨城県も「日本の僻地という酷い描かれ方」をしているが、これは魔夜のが茨城県出身であることから「身内の地元ならば少しぐらいおちょくってもいい」と考えたためである。ただし後日、本作を起因として妻が親戚からクレームをつけられたという[5]。埼玉県民から本作品に対するクレームは、まだ無いとのこと[6]

1986年昭和61年)に、白泉社より短編集『やおい君の日常的でない生活』に収録される形で刊行されたが、このときはあまり話題にならなかった。発表から30年以上経った、2015年平成27年)に、SNSなどインターネット上で本作の衝撃的な内容が話題になり[7]宝島社より復刊されることとなった。本作の内容は『月曜から夜ふかし』でも紹介され、テレビ番組で取り上げられたことでさらに反響を呼んだ[8][9]。宝島社は当初、初版2万5000部の発行を計画していたが、反響の大きさを見て、部数を20万部へと増刷した[6]

2016年平成28年)2月時点で発行部数は50万部を突破し、ヒットを記念して宝島社は、埼玉県各市の市長にコメントを依頼し、所沢市・行田市飯能市の市長からコメントが寄せられた[10]埼玉県知事上田清司も「悪名は無名に勝る」と肯定的なコメントを出している[11]。作者の魔夜は発表30年以上を経た後の好反響について「なぜ売れているのか分からないが、この作品をきっかけに、他の作品も注目されればうれしい」と語った[2]

2019年令和元年)8月25日に投開票された埼玉県知事選挙の啓発広告として、埼玉県選挙管理委員会が本作を採用した。「無関心は、ださいたま!」などと自虐的に知事選への投票を促すYouTube動画が15万回再生されたり、投票率も32.31%と16年振りに30%台を回復するなどの反響を呼んだ[12][13]。更に、10月27日に投開票された参議院埼玉県選挙区補欠選挙の啓発広告でも採用された[14]

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出典:Wikipedia
2020/02/16 01:04
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