北九州監禁殺人事件
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4.手法
4.2.電気ショックによる虐待
相手の弱みを握ったXは弱みをちらつかせて被害者に対して様々な暴力・虐待を強いた。
特に電気ショックはXが相手を支配するのに非常に重要なツールだった。原点はXが経営する会社に在籍していた工業高校電気科卒の従業員から得た知識を生かして考案したものであった。当初は軽い痛み程度のお遊びであったが、それを目撃したXが関心を示し、電気ショックを虐待に使用できるようにしていった。Xは電気ショックを「通電」と呼び、裸にした電気コードの先にクリップをつけ身体に挟んで瞬間的に電流を流す方法が主に用いられた。激痛が走り目の前は真っ白になり患部は火傷を起こし酷い時には水膨れになる。通電する際の部位には太股乳首など顔が対象であった。それだけではなく、サディズムの象徴である性器に対し、男女関係なく通電した。女性に対する性器の通電は裸で仰向けに膝を曲げて寝かされた状態でXに通電された。2人の女性が横に並んで同じように裸で仰向けに膝を曲げて寝かされた格好でXに性器を通電されたこともあった[77]。男性に対する性器の通電は、下半身裸で直立不動にさせてだらんと垂らした性器を2人の女性によって通電されたこともあった[78]
通電を受けた者から「顔面に通電されると、1秒でもものすごい衝撃で激痛が走り、意識が遠のいて目の前が真っ暗になり、このままどうなるかという恐怖感があった(Y)」「顔面への通電で判断力を失い、何も考えられなくなったことがある。生きていくのが嫌になり、生きていたいという意欲が削がれた(Y)」「肉が食い込み、締めつけられ、千切れるような熱感で身体が捩れ、息ができず歯を喰い縛った(元従業員)」「脳天に突き上げられる衝撃で目の前が真っ暗になって倒れて気を失った(元従業員)」「筋肉が引き攣って痛くて火傷をし、一発で気持ちを圧し折られてしまう(Xから通電された男性)」「乳首に通電されるとちぎれるような痛みがあり、心臓がバクッとして胸にドンという電気の衝撃があり、仰向けに倒れたことがあった。眉毛への通電では、目の前に火花が散って真っ白になりそのまま失神した(監禁女性)」、性器の通電を受けた者から「性的な意味で自分という人間を否定されるような屈辱感があり、石にでもなってしまいたかった(Y)」という証言が残っている[79]
Xは通電について、被害者らへの躾が目的の「秩序型通電」とXが腹を立てた時の「激昂型通電」の2種類であったとしている。通電の前には必ず理由が言い渡され、どんな些細な出来事も理由になった。
Yは「Xは通電を含めた虐待を酒を飲む際の肴にしていたように感じた」と証言している[80]
なお、10歳女児Gや1996年 - 1997年監禁事件の3歳女児も通電を含めた虐待の対象となった。5歳男児Hは通電こそ免れていたが、食事制限を含めた虐待は受けていた。
[4]前ページ
(4.1.弱みにつけこむ)
[6]次ページ
(4.3.文書)

77. 豊田本P187
78. 豊田本P213
79. 豊田本P99・中尾本P35
80. 中尾本P35〜P36

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出典:Wikipedia
2018/04/26 12:30
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