無線呼び出し(むせんよびだし)とは、特定の手順によって、
電波で小型
受信機(通信機器)に合図を送るシステムである。主に連絡を取りたい相手が持っている通信機器に情報を知らせるために用いる。
日本では
ポケットベル、または略して
ポケベルとも呼ばれる。個人需要が高く最盛期を迎えた
1990年代(
平成)の流行期には若者ユーザーからは更に省略され、
ベルの愛称で呼ばれた。
英語では
pager(ページャー)または
beeper(ビーパー)という。
台湾では
BBCALLという。
電気通信事業者による
電気通信サービス(公衆呼出し。日本では
NTTドコモグループ及び
テレメッセージ各社が提供していた)と、特定の工場やビル内などを対象に設置されたもの(構内呼出し)がある。
警察無線や
消防無線の受令機も広義の無線呼出しである。こちらは無線電話の音声を受信でき、全対象者に命令の一斉伝達が、また聴いているであろう特定の相手を名指しすることで簡単な伝言が出来る。
2017年4月6日以降、日本では電気通信事業者による無線呼出しサービスを、2008年10月に
YOZANから会社分割した「2代目」
東京テレメッセージが既存の顧客へのみ提供していたが、一般向けのサービスを2019年9月に廃止。これ以降は、自治体向けの「280MHzデジタル同報無線システム」のみで利用されている。
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