平成23年台風第12号
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5.影響
5.2.せき止め湖
国土交通省近畿地方整備局によると、土砂崩れによって発生したせき止め湖奈良県和歌山県の両県で17か所確認された[38][39]
規模が大きく決壊の可能性があるなど国土交通省が警戒するせき止め湖は和歌山県田辺市熊野(いや)、奈良県五條市大塔町赤谷、同県野迫川村北股、同県十津川村栗平、同村長殿で発生した5か所である[37]。9月8日には、台風14号による南からの湿った風によって大気が不安定となったことで紀伊半島では再び大雨となり、決壊の恐れが高まった[43]。和歌山県田辺市は19世帯(30人)に避難を指示し、奈良県十津川村と五條市も計4地区、計199世帯(373人)に避難指示を出すなど、厳戒態勢が続いた[38]。また、せき止め湖にはダムの水位を計測できるブイをヘリから投入し、下流には土石流が発生した場合に検知できるセンサーが設置された。

さらに16日からは台風15号によって大気が不安定となり、奈良県、和歌山県において決壊の恐れが高まり[44]、土砂ダムの周辺の2市2村は同日午後、決壊の危険性が一層高まったとして計8地区を災害対策基本法に基づく警戒区域に設定した[42]。警戒区域に設定されたのは、和歌山県田辺市の熊野地区(19世帯、30人)、奈良県五條市の大塔町宇井、清水、赤谷地区(50世帯、94人)、同県野迫川村の北股地区(37世帯、87人)、同県十津川村の長殿、宇宮原、上野地地区のうち国道168号の川沿い部分(46世帯、86人)の計152世帯297人である[42]。警戒態勢が続くなか、21日午前10時頃、台風15号の影響で田辺市熊野地区、野迫川村赤谷地区のせき止め湖で越水が始まった[37][39][43]が、その後も大規模な決壊や土石流の発生は確認されなかった。そのため、田辺市熊野地区では25日、避難区域の住民の一時帰宅が実施された[47]

27日午後には田辺市熊野で5か所のせき止め湖では初となる排水作業が始まった[45]。ポンプで水位を下げた後排水路の整備工事に取りかかり、年内の完成を目指す[45]。10月9日には十津川村栗平と長殿のせき止め湖でも仮排水路の建設工事が着手され[49](掘削工事は長殿で2012年1月末、栗平では2月中旬に完了する予定で着手)、5ヵ所のせき止め湖全てで排水作業が開始された[50]。警戒区域の指定は仮排水路の完成まで続けられ、引き続きせき止め湖への警戒が行われた。2012年2月8日には五條市大塔町赤谷と十津川村長殿のせき止め湖下流域における警戒区域の指定が解除され、台風12号における全ての警戒区域が解除された[47]

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出典:Wikipedia
2019/11/08 02:01
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