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3.農業形態としての田
水を張っている田を水田という。山地で階段状になっている田を棚田(千枚田)という。また農耕をやめている田を休耕田という。

また特殊な用途のために耕作されている田もあり、例えば、神社の豊穣祭などに供えるための稲を育てている田などもある。神田といい、江戸時代より前は年貢などの諸税が免除されたため、税から逃れる目的で、百姓が神社へ田を寄進し、各地に神田が設定された。東京に古くからある地名の「神田」は、これに由来するとされる。

苗植え前の水を張った田を代田(しろた)、苗植えを終えた田を代満(しろみて)という。

稲以外の穀物を作るを水の無い田と言うことで「陸田」と呼ぶこともあるが、基本的には「もとは畑であったが、現在は畦畔をつくり水を湛えるようにしてある土地」(農地基本台帳記入の手引き)を指す。

水田は、(うね)で囲まれた面ということになり、境の畝を畦畔(けいはん)と呼び、隣の田との境と、高低差を確保することになる。水の出入りの為、取水口と排水口(水口)があり、それぞれが離れた位置にあるのが普通である。流量を規制するための板なり弁が設けられ、水位を調整することが出来るようになっている。温度管理の為にかけ流しを行ったり、溜めておくなりの用途に用いられる。

農業機械が出入りするための乗り入れ路が付けられている場合もあり、コンバイントラクターが出入りできるようになっている。重機械が入る場合は、深いところまで耕すと機械が沈むので、一定の深さまでしか耕さないことがある。

平地で大きな面積を確保できる場合も、一定の面積で区切ることが管理上有効であり、面積の単位としての「(たん)」が田んぼの一枚であることが多い。1反で300坪。

稲を植えることを田植えという。かつては田に長い糸を張り、糸に沿って手で稲の苗を一本ずつ植えていた。非常に重労働であるため、江戸時代には近隣の者を雇って田植えを行うことが盛んだった。戦後は田植え機が普及し、田植え作業はほぼ機械化された。ただし、田の隅部や小さい田などの機械で田植えできない箇所は、いまだに人力で田植えが行われている。

不動産としての土地の地目としては「田」であることが多く、日本では取引に際しては農業委員会の許可が必要な場合があり、買い受けるには一定の資格が必要である。宅地など他用途への転用については農地法での転用の手続きが必要であり、休耕田を勝手に埋め立てて、他用途転用してはならない。

日本では、減反政策や宅地化により、水田の面積は減少傾向にある。

農地に占める水田の割合を水田率といい、日本全体では約54%である。都道府県別では富山県が約96%と最も高い。

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出典:Wikipedia
2019/10/11 16:30
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