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2.定義
2.1.日本における田
「田」は日本では特に稲田を指すことが多いが、当初は、他の漢字圏と同様、日本でも田は穀物農地を意味する語だった。それが次第に稲田に限定して使用されるようになり、そのため、穀物などの農地一般を表す「」という漢字が作られた。

日本の土質は火山灰の影響や降水量が多いことによって酸性が強いため土壌鉱物成分から植物にとって細胞毒性のあるアルミニウムイオンが溶出し易く、またさらに、火山灰起原の粘土鉱物アロフェンが土中のリン酸を不可逆的に吸着して不溶化するので、畑作農耕には不向きである面がある。それにひきかえ、山地から流出した栄養塩類や施肥した肥料など水に溶けた養分を蓄える水田という形態は、日本の状況に適合している。また、もろもろの穀物のうち、日本の歴史時代を通じて米は特に宗教的に聖化されて儀礼に用いられ、貢納においても重視されたため、広域流通における通貨的な役割を果たすようになっていった。このため、中国大陸に見られるといった雑穀栽培や冬作のなどの米以外の穀物栽培も食糧生産上は重要であり、実際稲作農業を補完する重要な役割を果たしていたものの、稲作水田は別格で重視されることとなり、それに伴い「田」も稲作水田を意味するようになったと推測されている。

水田の最初の発見例は、1943年昭和18年)の登呂遺跡の調査で確認された。1977年(昭和52年)の群馬県高崎市の日高遺跡の調査で水路・畦・人間の足跡等が発掘された。

世界的に水田稲作が行われているのはほとんどが熱帯・温帯地域であるが、日本では寒冷地での稲作を可能にするための多くの技術開発が行われ、北海道本州の高原地帯にも水田が開かれた。北海道では、寒冷地の植物であるシラカバ林の間に水田が広がる風景を見ることができるが、これは世界的には特異な景観であるといえる。

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出典:Wikipedia
2020/02/16 17:33
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