田代まさし
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1.来歴
1.3.2010年代

2010年の逮捕


2010年(平成22年)9月16日午前2時10分頃、神奈川県横浜市中区新港1丁目赤レンガパーク駐車場の身体障害者専用スペースに止めていた車両をアジア太平洋経済協力会議(APEC)国際会議の応援警備に当たっていた福岡県警察本部警察官が発見。そこで職務質問を受けた際、コカインをポリ袋に入れて所持していたことが発覚し、直ちに麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で神奈川県警横浜水上警察署に現行犯逮捕(違法薬物での逮捕は3回目)された[1]。また、この際一緒にいた美容室経営者の女も覚醒剤を所持していたため、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された[1][26]。さらに、女のポーチや女性の自宅に覚醒剤、コカイン、大麻を隠し持っていたとして、同年10月14日に覚せい剤取締法違反(共同所持)の容疑などで2人とも再逮捕された[1][27]

逮捕までの経緯
田代はこの逮捕前の2010年(平成22年)5月に胆石の手術を行った頃から急激に痩せだし、夏頃には頬がこけるまで激痩せしていた。田代は出版プロデューサーの高須基仁からこの事について問われると「体力をつけて仕事を頑張るためにジムに通ってダイエットしている」と答えたが、2010年(平成22年)8月に札幌で行われた地下格闘技大会でMCを務めた時には、ろれつが回らない上に手の震えも止まらず、選手の名前を忘れたりと明らかに集中力を欠いていた。これらの事を不審に思った高須から「まだ薬物をやっているのか?」とその場で問い詰められたが、「やってません」と否定したという[28]

またこの頃から、出演するラジオ番組にも「(田代が)何を喋っているのか全然わからない」とリスナーからの苦情が相次いでいた[28]。逮捕前日にはテリー伊藤からも数々の挙動不審を問い質され、「まだ薬をやっているの?」と聞かれ否定こそしたものの、高須から薬物使用の事を問い詰められた時と同じく、テリーに視線を合わせようとしなかった[29]。一部の関係者からは逮捕前から薬物再使用の疑いを持たれていた。8月12日にインタビューを受けた際、薬物をやっていないことを証明するため薬物検査報告書をインタビュアーに見せたが実際には5月に受けたものであった。この逮捕の際のげっそりとやつれた姿が大きく報道され世間に衝撃を与えた[1]

関係者の反応
鈴木雅之は、「本当に何と言っていいか言葉になりません。あれだけ多くの人に迷惑をかけたのだから、そのことを肝に銘じて生きてほしかったです。本当にあいつは大馬鹿です」と落胆と無念の思いを込めたコメントを発表している[30]。桑野信義は「先輩、初めて呼び捨てにします」とだけコメントし、土下座された志村けんは一切言及することはなかった[31]

また、田代の芸能界復帰を積極的に支援してきた南部虎弾は「心が痛い」「仲間が復帰を支援する事より、薬の方が魅力的だったんでしょうか」と悲痛な面持ちを浮かべ、「(今回の逮捕で)残念ですけど終わりですね。復帰なんてもうない」と突き放し[32]、逮捕の前日に会っていたテリー伊藤も「本当に、本当に、本当に、頭にきちゃう」とコメントを残している。なお、2度目の逮捕を知って涙ながらに叱咤激励のコメントを述べていた美川憲一も「(前回は泣いたが)今なんて涙も出ないわよ」「同情はもうできない」とコメントし、田代を完全に見限っている[33]。他にも様々な芸能人が落胆と無念のコメントを残している[29]。また、南部の呼びかけで始めた「田代 中村 南部 アクアちゃん[34]」(レインボータウンFM)も田代の逮捕を受けて同月終了した。なお、この番組は田代の芸能界復帰支援を目的に開始されたため、番組終了まで出演者は全員ノーギャラだった。

裁判
2011年(平成23年)7月1日横浜地裁で開かれた判決公判で薬物の常習性が顕著であることなどをおもな理由とし、懲役3年6か月の実刑判決が下され、同年7月15日付で東京高裁への控訴を取り下げたため刑が確定し府中刑務所に収監された[1][35]。公判では、シャネルズのデビュー30周年記念イベントの出演依頼があったもののレコード会社より前科を理由に出演を断られたことによるショックと、2010年(平成22年)3月の握手会で薬物の密売人から連絡先のメモを渡された時期が重なったことから、交際相手の被告人を通じ密売人から入手していたことを語っている[36]2014年(平成26年)7月2日に仮釈放され[37]2015年(平成27年)2月20日、4年6ヶ月ぶりに自身のブログを更新して、民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」のプログラムを受けていることを報告、謝罪の言葉を書き込むと共に「また、みなさんの前に姿をあらわす機会もあるかと思いますがよろしくお願い致します!」と心境を綴った[38]

2015年(平成27年)3月18日には阿佐ヶ谷ロフトAで会見を開き、更には6年ぶりの著書『マーシーの薬物リハビリ日記』の発売イベントも行った。逮捕前に見られた激やせ姿から健康的な姿になり、「ダルク」での活動を詳細に語ったが、「回復したら復帰というのはない」、「本意ではない」と芸能界復帰は否定している。「ダルク」ではスタッフとして勤務し、「芸能人専用のダルクを作りたい」と語っている。また、同じく覚せい剤取締法違反などで有罪判決を受けたASKAに会っていたことも明かした[39]

薬物中毒者への復帰支援活動


芸能人でなくDARCスタッフとして社会的な活動を再開。薬物中毒者への講演を主体とした活動に移行した。以前と変わって心理的な余裕も生まれ、田代の名を無断使用した盗撮ビデオメーカーに対し「やかましいわ!一回俺にお伺いを立てろ!」と切り返す度量を見せた[40]。依然芸能活動については難しいとの見方を崩していないが、ラッツ&スターにだけは何年かかっても復帰したい旨を強く述べている[41]。2015年(平成27年)5月3日、バイカーイベント「九州魂」に出席し、チャリティーに協力。7月1日、「社会を明るくする運動中央推進委員会」が主催の「立ち直りフォーラム」に出席。薬物依存の怖さやDARCの活動などを話す。同年7月3日からDARC職員として東北方面に出張し、薬物中毒者向けの講演を精力的にこなす。

2015年の迷惑防止条例違反


2015年7月6日、東急田園都市線二子玉川駅のホームで女性のスカートの中を盗撮しようとしたとして東京都迷惑防止条例容疑で書類送検され活動が途切れる[42][43]。『ラッツ&スター』の再結成構想があったが、この事件で計画はご破算になった[44]。東京簡裁から罰金30万円の略式命令を受け罰金を支払った[45]。同年9月から活動を再開し、いまだ「自らが立ち直り途上の身にある」としつつもDARCスタッフとしての邁進を誓った[46]

メディアへの出演


2016年(平成28年)2月、清原和博覚せい剤取締法違反で逮捕されたことを受け、NHK『ニュースウオッチ9』や民放テレビの報道番組に久しぶりに出演。自身が回復途上であることを前置きした上で、止めたいと思う心と相反する身体の快楽欲求との闘いの日々の体験を激白し、薬物依存の恐ろしさと更生の困難さについて語った[47][48]。「芸能人専用のDARCを作りたい」という意欲も示しているが、一方で「オレみたいに『クスリを目の前に出されたら、断る自信がない』って正直に言えなくて、みんな『大丈夫』って言うじゃないか。それが一番危ないんだよ。あと、売人も集まってくるから、日本じゃできないかもね」などと現実的に設立するには厳しい状況である事も吐露している[10]。本人によると、2018年時点での月収は「約13〜14万」であり、「8時に起床、9時にDARCに出勤、20時には帰宅・就寝」という生活を送っていた[10]

2016年3月、田代まさし名義でiTunes Storeから「リハビリマーシー(feat. D.O, 漢 a.k.a. GAMI, RYKEY)」が配信された。楽曲に参加している漢が代表を務める9sari groupYouTube公式チャンネルに、リハビリマーシーのミュージックビデオを含む映像「9SARI HEAD LINE #番外編VOL.4『田代まさしが心配して9sari スタジオに来た!』」が公開された[49]。映像に登場する田代はB系ファッションで、楽曲は覚せい剤についてラップをするフィーチャリングのラッパー達の問いに対し、田代が志村けんのギャグとしても知られる「だいじょうぶだぁ」と連呼し返答する内容となっている。

2018年4月、2015年に亡くなった電撃ネットワークの三五十五(享年52)を偲ぶライブ『電撃クレイジーナイトスペシャルライブ!三五十五ゆかりの芸人達大集合』で南部の呼びかけによりステージに立った[50][51]

2018年6月28日、地下アイドルグループ・THE BANANA MONKEYSの「今を生きろ。」のMVにゲスト出演し、その模様がTHE BANANA MONKEYSのYouTube公式チャンネル上にて公開された[52]。更に同年7月21日には田代自身が「やらかし先生」(テレビ朝日のバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」のパロディ。当時は放送休止中だった)となって、THE BANANA MONKEYSのメンバーに対して「失敗を次に活かすための授業」を行う模様も同じくYouTube公式チャンネル上にて公開された[53][54]。この出演について、田代は自身のTwitterにて「ご縁がありまして、この度地下アイドルグループのTHE BANANA MONKEYSのMVに出ました。少し早いかなとも思いましたが、真剣に薬物の怖さを受け止めたいと言う情熱が彼女たちにもスタッフ達にも感じられたので引き受けました。」と経緯を説明している[55]

2018年7月27日、田代が1980年代に展開していたブランド「マーシーズ」の復刻が決定し、同日からTシャツ通販サイト「TOD」において予約受付が開始される[56][57]。Tシャツはホワイト、ナチュラル、グレー、ブラックの4種類制作され、各カラー100枚限定で完全受注生産となる。

2018年10月29日、「スピードワゴンの月曜The NIGHT」(AbemaTV)にゲストで出演。報道番組ではない純粋なトーク(バラエティ)番組への出演は約10年ぶりであった。番組内では世間を騒がせた事件の真相や薬物の怖さ、過去の年収や現在の月収から気になる今後の展望について告白した他、小道具を使った小ネタや、バラエティ番組で活躍していた当時のギャグも披露していた。また小沢一敬から「今、目の前に薬物があったらどうする?」と質問された際に「完全に治っているわけじゃない。出されても大丈夫って言えるまで時間がかかるから。やらないですって今まで言わされていたんだよ。本当はやめられるかどうか自信なかった。でも、言わざるを得なかったのがひずみになっていく」と率直な思いを打ち明ける場面もあった[10]。このようにインターネットテレビ内ではあるもののトーク番組へ久々の出演を果たしたが、薬物事犯で複数回逮捕されている影響は大きく、民放のテレビ番組への出演は今後も厳しい状況にある[58]

2019年7月4日・11日放送の『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』(NHK Eテレ)の「薬物依存症」をテーマとした回に出演し、"マーシー先生"として実体験を語る[59]

Twitterで近況を発信する傍ら、2019年6月にYoutubeチャンネルを開設し、親交のあるミュージシャンである佐藤秀光クールスのリーダー)とともに出演していた[60]

2019年の逮捕


2019年11月初旬、宮城県塩竈市の宿泊施設並びに東京都杉並区の自宅に於いてそれぞれ覚せい剤を所持していたとして、2件の覚せい剤取締法違反(3回目)の容疑で再び逮捕された(違法薬物としては4回目の逮捕)[61]。なお田代は塩竈市での一件については「(塩竈は)自分のものではない」と述べて否認しているという[62]

田代の逮捕を受け、同じく覚醒剤で過去に逮捕された事がある清原和博[63]高知東生[64]からのコメントはあったものの、ラッツ&スターのメンバーや志村けんからのコメントは一切なかった。

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出典:Wikipedia
2019/11/16 23:31
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