南東ペンシルベニア交通局
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5.歴史
5.3.SEPTAによる公営化
アメリカの他の都市と同様、フィラデルフィアにおいても、1960年代頃には私企業による公共交通運営が困難になっていった。この問題に対応するために、1960年代前半より連邦政府に都市大量輸送局(UMTA)が設けられ、補助金の支出等をはじめ、様々な施策が行われていた。

1960年代後半以降、連邦政府が推進したのは交通企業の公営化である。それまで私企業に公共交通運営を任せていた多くの都市で地方政府による交通企業の買収、公営化が行われていたが、フィラデルフィア都市圏においてもその流れを受けて1964年、交通事業を行う公社である南東ペンシルベニア交通局(SEPTA)を設立、交通企業の公営化に着手した。

SEPTAが最初に公営化したのは都市交通で、前述のフィラデルフィア・トランスポート・カンパニーは1968年、フィラデルフィア・サバーバン・トランスポートは1969年に公営化された。

郊外鉄道の公営化のケースはこれよりやや複雑である。ペンシルバニア鉄道の後継であるペン・セントラル鉄道とレディング鉄道は1970年代初頭には倒産し、国有のコンレールによって再建への道が模索されていた。近郊輸送もこの会社の管轄下にあったが、1983年にSEPTAが運行権を取得して、現在のSEPTAの路線網の原型が確立した。

公営化は実現したものの、現在に至るまでの道は平坦なものではなく、未だ大きな問題を抱えている。1つにはフィラデルフィアの人口が減少し、十分な税収、交通財源が確保できないという問題がある。SEPTAは1970年代から80年代にかけて路面電車網の一部を廃止し、残る路線の市内部分に関しては一定の評価を与えつつも主に運営費の問題から1993年以降運行を休止している。トロリーバス路線に関しても2003年より休止されていて、今後の展開が注目されている。

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(5.2.公営化以前の公共交通運営企業)
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出典:Wikipedia
2019/12/10 01:02
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