道教
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7.「小林正美氏の説」について
7.1.「道教」の定義
早稲田大学において初期の道教と中国仏教を精力的かつ厳密な学術的手法によって研究してきた小林正美名誉教授は、初期道教の形成史について独自の見解を唱えてきた。小林教授によると、中国における「三教」の一つとしての「道教」は、劉宋の天師道改革派に始まり、それ以前の道家思想や葛洪『抱朴子』の神仙思想、後漢の「五斗米道」や「太平道」、そして東晋期の霊宝派(葛氏道)や上清派、また民間信仰は、「道教」と呼ぶことはできないという。何故なら、中国において歴史的に実在した「三教」には(1)教祖と(2)教祖の教えを記した経典(教)の二つが構成要素として必要であり、劉宋期の天師道改革派以前の「いわゆる道教とされるもの」は、この二つの要件を満たしていないからである。また小林教授の立場(すなわち思想史的立場)とは、「当時の人々が道教と呼んだもの」が歴史的に実在した「三教」の一つとしての「道教」(=「歴史的用語」)であり、それ以外の「茅山道教」や「民間道教」などは現代の学者が便宜的に付けた用語(=「現代的用語」)であって、歴史的に実在した道教ではないというものである。

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(6.その他の国、地域における道教)
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(7.2.天師道改革派と唐代の天師道)
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出典:Wikipedia
2020/01/09 22:01
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