地中海世界
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1.概説
1.3.ヘレニズム時代
紀元前4世紀後半、覇権争いを続けるギリシア・ポリス群の辺境にあったマケドニアは軍事力を拡大し、フィリッポス2世とその子アレクサンドロス3世によって、ギリシアは征服され統一される。マケドニア王国は更に勢力を拡大し、アレクサンドロスは東方のパレスチナ沿岸を征服し、末期王朝エジプトを服属させて領土に加えた。彼は更にメソポタミアイランに広大な帝国を築いていたアケメネス朝ペルシア帝国をイッソスの戦いガウガメラの戦いで破り、地中海世界東部からインドの領域近くにまでわたる広大な世界に帝国を構築した。

アレクサンドロス帝国は、地中海東部からオリエント・イラン・インド西端に渡る空前の大帝国であったが、大王アレクサンドロス3世の逝去と共に帝国は分裂し、後継者(ディオドコス)たちが互いに権力掌握を目指して争った。かくして帝国は最終的には、プトレマイオス朝エジプト王国、セレウコス朝シリア王国、アンティゴノス朝マケドニア王国に分裂した。セレウコス朝はアケメネス朝ペルシア帝国のほぼ西半分以上の領域を支配し、ペルシア帝国の後継者の地位を占めた。

アレクサンドロスの征服と東西を横断した帝国の建設により、インドやイランの文化が地中海世界に流入すると共に、地中海世界の文化がオリエントやイランに流入して、両者は互いにシンクレティズムを構成し、新しい混淆文化を創り出した。これをヘレニズム文化と称し、東西の広大な領域に影響を及ぼした。

ヘレニズムの文化[編集]


ギリシア文化、エジプト文化、パレスティナの文化、小アジアの文化、オリエント文化、イラン文化、インド文化などが交流し、宗教思想においてもシンクレティズムが生まれ、ここからミトラス教グノーシス主義キリスト教、イシス信仰、エレウシス秘儀、大乗仏教ゾロアスター教マニ教などの新興宗教や大宗教が勃興し、既存宗教も大きな変革を迎えた。更に思想的にはギリシア神話を含む諸地域の神話やその神々、哲学としてはカルネアデスを代表とするの懐疑主義的傾向を強めた中期アカデメイア派やストア派エピクロス派ネオプラトニズムヘルメス思想などが広範に広がった。

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出典:Wikipedia
2020/01/10 17:01
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