地下鉄サリン事件
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8.裁判で未解決の問題
8.1.事件で使用されたサリンの原料は誰が保管していたのか
地下鉄サリン事件ではメチルホスホン酸ジフロライドCH3P(O)F2(裁判での通称「ジフロ」、一般的には「DF」)からサリンが作られた。検察側は、サリンを作るために中川が保管していたと主張。中川は「中和できなかったためにVXと一緒に井上が持っていたものがサリンの原料になった」と主張した。この点について井上は、「VXは預かっていたが他は知らない」と証言した。

中川によると、このジフロは1995年1月5日村井秀夫と共にクシティガルバ棟を再点検した際にVXと共に発見されたもので、中川は体調が悪く土谷正実もサリン中毒、そのうえ防護服も処分していたので中和は断念し、保存されることになったという[79]

ジフロは自分が持っていた。ジフロがあればサリンをすぐ生成できるため、捨てるのが惜しくなって第二上九の塩置き場に隠していた[80]。 ジフロは井上が持っていた。強制捜査で発見されないように、とりあえず井上に渡し杉並アジトへ持っていかせそこでVXと一緒に保管していた。そして1995年3月18日夕方に村井がジフロを持ってきていて、サリン製造をやるように指示された。
主張が変わった理由は、ジフロと一緒にVXを保管していたのでVX事件が明らかになる恐れがあり、井上に悪いと思ったため[79]
サリン事件前日にジフロを上九一色村に持ち帰ったのは井上の可能性が高い。村井には保管場所を教えていないし、フットワークも軽くない[81]。 中川以外の裁判では検察側の主張が認められたが、中川の裁判では事実上中川の主張が認められて、ジフロが残っていた理由や誰が持っていたのかについては不明と認定された。裁判によって認定が異なり、結論が出ていない[82][83][84]

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(8.2.警察は地下鉄サリン事件を予期していたのか)
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出典:Wikipedia
2019/04/18 22:30
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