9.1.最近のおもな被害例

1960年5月22日 1960年チリ地震 Mw9.5。三陸地方で142人死亡。遠隔地津波の代表。これをきっかけに環太平洋の津波情報ネットワークが整備される。

1983年(昭和58年)5月26日 日本海中部地震 M7.7。津波死者100人のうち秋田県
男鹿半島加茂青砂海岸での遠足の小学生が13人、
能代港で護岸工事の作業員が35人など
[98]。

1993年(平成5年)7月12日
北海道南西沖地震 M7.8。
奥尻島青苗地区で死者109人。津波の第1波は5分後、最大の第2波は10分後に到達し、市街地で観測された最大波高は松前地区での16.8 m、最大遡上高30.6 m。

2004年12月26日 2004年スマトラ島沖地震 Mw9.3。津波死者22万人。

2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震 Mw9.0。津波で約2万人死亡、東京電力
福島第一原子力発電所事故で被害が長期化。最大波高は各地で検潮所施設が破壊されて正確な計測ができず。後の調査での最大遡上高は40.1 m
[99]。