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戦艦
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2.歴史
2.10.第二次世界大戦後から現在
イギリスは1946年に「ヴァンガード」を、フランスは1950年に「ジャン・バール」を完成させ(既に戦前から起工されている)、戦後も国の威信と象徴を示すものであり続けた。しかし実用艦としては既に時代遅れになっており、就役期間の大半を予備艦として使われ、退役した。

前記を例外として、第二次世界大戦以降はそもそも大規模な海戦それ自体が行われなくなった事もあり、戦艦の建造は行われなくなった。戦後、ソビエト連邦の台頭により冷戦が始まった頃には、ミサイルの実用化がなされ、主砲による艦隊戦は有効性を失ってしまった。旧ソ連はミサイルを主武装とする艦を大量に建造して、空母を主力とするアメリカに対抗し、ミサイル巡洋戦艦といえるキーロフ級ミサイル巡洋艦(実際、ジェーン海軍年鑑には巡洋戦艦として掲載)を就役させるに至るが、巨砲を主武装とする戦艦とは性格が異なる艦である。

また、チリブラジルアルゼンチンの3国は自国の戦艦を退役させた後、代艦としてブルックリン級軽巡洋艦を購入している。国の威信と象徴を表す艦としても戦艦は不経済と考えられ、巡洋艦でも十分であると考えられたのである。

しかし陸軍及び海兵隊が行う、水際上陸作戦支援には戦艦の砲撃力は依然有効であり、また、第二次世界大戦後に著しく発達したミサイルは、徹甲弾に対する防御を前提とした重装甲を持つ戦艦に対しては決定的なダメージを与えられないとされ、戦艦が再評価される場面もあった。アメリカは第二次大戦以降、朝鮮戦争ではアイオワ級の4隻すべてを、ベトナム戦争では「ニュージャージー」を現役復帰させ上陸作戦の支援に使用した。その後アイオワ級は予備役として保管(モスボール)されていた。1980年代レーガン政権下で、「強いアメリカ」の象徴として三度、4隻とも現役に一時的に復役し、「ミズーリ」と「ウィスコンシン」は湾岸戦争で出動した。これらは最後の現役戦艦であり、トマホーク巡航ミサイルを搭載するなど近代化改装が施されていた。しかしあくまで大戦期の旧式艦の再利用である事が、戦艦の価値・使用法が限定的な事を示している。1990年代初頭には全ての戦艦が退役し、2006年までに全ての艦が除籍された。最後の戦艦であった「アイオワ」も現在はロサンゼルスの港にて記念艦として、余生を送っている。

純粋な戦艦とは異なるが、1990年代後半にアメリカ海軍でアーセナル・シップと呼ばれる艦の開発計画があった。アーセナル・シップは大量のミサイルを搭載し対地攻撃に活躍する艦となる予定だったため、アメリカ海軍はこれを『21世紀の戦艦』と銘打っていた。しかし、予算・世界事情の変化などで計画はほぼ立ち消え状態となっている。

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(3.1.主砲と砲弾)
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出典:Wikipedia
2020/01/09 19:30
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