菅野完
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3.主張・発言
3.1.日本会議関連
2008年頃、「変な奴らが世の中で暴れ出しているぞ」と思い、ヘイトスピーチネット右翼のウォッチングを始め、彼らの情報源が一部の保守論壇誌と気付き、行き着いたのが日本会議であったとしている[82][67][83]2014年秋ごろからインターネット上で騒がれ始めた日本会議について、陰謀論めいてピントがずれた見方が多く、「そうじゃないよ」とTwitterでつぶやき始めた[67]
日本会議について、「これまで我々が抱きがちな「政権に影響力を与える取り巻き」というイメージをことごとく覆す存在」とし、「左翼が嫌い」というメンタリティで繋がっているとしている[84]。日本会議を「宗教的な情熱が彼らのエネルギーやモチベーションになっている」と分析することは誤りであり、「自分の宗教の信者を増やしたい」とか「お布施が欲しい」という思想はみられないと主張し、日本会議は男女平等な組織だが、全ての運動は「ミソジニーが動かす社会運動である」と述べている[84]
菅野は、日本のリベラル勢力が「傲慢で怠慢」だったために、「勝手に自壊」したとした上で、日本会議は「リベラル勢力から、運動の仕方から使う言葉からデモのやり方まで学んで真似」たとし、「1968年の反乱」以降、「飽きることなく地道にそれをやり続けた」と述べている[84]。日本会議を詳細に記した初の著書となった経緯については、「みんな馬鹿にしてたんでしょう。過去の政権でも為政者には常に取り巻きはいたわけで、そうした取り巻きの一つといったイメージだったんでしょうね。」としている[84]。日本のメディアが日本会議を報じていないことについて、「真正面から政治家や政治勢力の言説と戦うことを、過去40年間やらな過ぎたことに問題がある」と批判している[85]
右翼の役割は「国を国家から守る」ことであり、保守として「国家の暴走に掣肘を加える」ことも重要だが、日本会議周辺の人々は「国家」しか意識に無く、右翼でも保守でもない、と主張している[19]
■言及
2016年5月2日、中島岳志北海道新聞に菅野の連載を紹介[68]、6月19日、橋爪大三郎毎日新聞[86]沼田良東京新聞にそれぞれ『日本会議の研究』の書評を寄稿[87]、7月14日、池上彰文芸春秋で同書を取り上げ、「デモ・陳情・署名・抗議集会・勉強会といった「民主的な市民運動」をやり続けていたのは、極めて非民主的な思想を持つ人々だったのだ」とする菅野の指摘を紹介した[88]。9月5日、朝日新聞は「日本会議って何だ 関連本ブーム、海外メディアも特集」と題し、ブームの火付け役として同書を取り上げた[67]。9月5日には「日本会議って何だ? 関連本ブーム」と題し、『日本会議の研究』が青木理の『日本会議の正体』と共に紹介された[89]
■受賞
『日本会議の研究』で、2016年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞(草の根民主主義部門)[14]新書大賞2017で第3位[90]、第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞[15]
■批判
日本会議の田久保忠衛は、菅野らの日本会議に関する言及は、「過大評価か的外れ」であると批判しいると、月刊Hanada8月号(2016年)で批判している[91]。それについて、週刊朝日7月15日号で、菅野がさらなる反論として「日本会議側が改憲の最初の候補に挙げているのが緊急事態条項の追加です。要は「非常時なんだからガタガタ言うな」というのを合法化する。「女、子どもは黙っていろ」という考え方と同じです」と述べているが、『正論』2016年9月号では、緊急事態条項とは「非常時に国が憲法外のことをしたり混乱したりしないように、あらかじめ、できることを定めておく規定」であり、菅野のいう「非常時なんだからガタガタ言うな」とか「女、子どもは黙っていろ」などという解釈は間違いであると報じている[92]
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(3.2.森友学園関連)

14. “第16回 (2016年度) 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞 授賞作品決定”. 早稲田大学. 2016年10月28日閲覧。
15. “大宅賞、新設の読者賞は菅野完さん 「日本会議の研究」”. 朝日新聞デジタル. (2017年5月18日). http://digital.asahi.com/articles/ASK5K4SMBK5KUCVL00Y.html 
19. 「「日本会議は中身空っぽ」 異色の著述家・菅野完氏が解明」、『日刊ゲンダイ2016年6月6日、 2頁。
67. “日本会議って何だ 関連本ブーム、海外メディアも特集”. 朝日新聞: p. 夕刊1面. (2016年9月5日). http://digital.asahi.com/articles/ASJ8Y5CQ0J8YUHBI01M.html 
68. 中島岳志 (2016年5月2日). “「日本会議」の実態は 改憲へ政権に影響力”. 北海道新聞. http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/jihyou_rondan/2-0057432.html 
82. 大槻慎二「[書評]『日本会議の研究』」、『WEBRONZA』2016年6月2日
83. 菅野 2016, pp. 5-11.
84. “安倍政権を支える右翼組織「日本会議」の行動原理(上)”. ダイヤモンド・オンライン編集部 (2016年5月20日). 2016年7月4日閲覧。
85. “安倍政権を支える右翼組織「日本会議」の行動原理(下)”. ダイヤモンド・オンライン編集部 (2016年5月20日). 2016年5月25日閲覧。
86. 橋爪大三郎 (2016年6月19日). “今週の本棚 橋爪大三郎・評 『日本会議の研究』=菅野完・著”. 毎日新聞. http://mainichi.jp/articles/20160619/ddm/015/070/046000c 
87. “【書評】日本会議の研究 菅野完 著 ◆「反憲」団体の内幕 丹念に”. 東京新聞. (2016年6月19日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2016061902000192.html 
88. 池上彰「「貧困」という妖怪 『この国を揺るがす男』『日本会議の研究』『マッカーサーと日本占領』ほか」、『文芸春秋2016年7月14日
89. “日本会議って何だ? 関連本ブーム”. 朝日新聞: p. 夕刊4版 1面. (2016年9月5日). http://digital.asahi.com/articles/ASJ8Y5CQ0J8YUHBI01M.html 
90. “新書大賞|特設ページ|中央公論新社”. 中央公論新社. 2017年2月28日閲覧。
91. 田久保忠衛 2016, pp. 32-41.
92. 【メディア裏通信簿】 参院選はメディアの敗北ではないか? 鳥越俊太郎はイモトアヤコのツメの垢でも煎じて飲め!(12/18ページ)、産経新聞、2016年8月29日、2017年4月4日閲覧。

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出典:Wikipedia
2017/07/10 18:32
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