集団就職
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2.集団就職・低学歴労働者の歴史
2.3.(参考)現代における低学歴労働者
高校への全入運動が定着し、低学力・非行・貧困・不登校・病弱・障害など特殊な事情で高校進学が困難な場合を除いてほとんどの中学生が高校へ進学し、高校への進学率が90%を超えたことで「高校も(事実上の)義務教育」と化するようになった。

それに加え1985年(昭和60年)にプラザ合意があったバブル時代以降は、円高に伴い製造業が生産拠点を次々と日本国外に移転するようになり、中卒者向けの仕事はますます減少した。さらに、平成初期までは中卒でも理容師美容師になることができたが、現在ではほとんどで中卒で美容師・理容師になることはできなくなり、高校を卒業して美容学校に入学する方法に変更されたほか、パートやアルバイトなどの非正規雇用ですら高卒以上の学歴条件を課す企業もあり、中卒者にとっての就職はハードルが高くなった。

その後大学全入時代が到来し、大学の進学率も2009年(平成21年)には50%を超え、高学歴化が進行し、中卒者が社会的少数者となった現在の日本では中卒で就職することは一般的ではなくなった。

一方で、調理師や伝統工芸、鳶職などの職人相撲力士、囲碁・将棋棋士伝統芸能の役者や舞妓などは現在でも実力主義が根付いており、個人の技量や意欲に依存しやすいため若年者の起用が優遇され、高い学力を要求されないことから現在でも中卒後に仕事を始める人もいる。また、競馬騎手などでも年齢的および身体の成長面などから、高卒が不利な職業も存在する。

トヨタ自動車に中卒後に採用されるトヨタ工業学園認定職業訓練を実施する職業能力開発校)をはじめとする企業内学校の社員兼生徒や、自衛隊に中卒後に採用される陸上自衛隊少年工科学校陸上自衛隊生徒)など、満15歳の中学校卒業後に就職するものもいて、これらの労働者はかつての「金の卵」と同じような雇用形態である。

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(2.2.高度経済成長期における集団就職)
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(3.日本国外における同種の労働者の事例)
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出典:Wikipedia
2019/06/19 21:30
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