上方落語
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3.江戸落語との違い
3.4.はめもの
口演中に演出としてお囃子を盛り込む点も江戸落語との違いである。このお囃子をはめものと呼ぶ。

たとえば、「新町にまいります。その陽気な事」(「三枚起請」)と演者が言うと、楽屋にいるお囃子が三味線を弾き唄を唄って華やかな遊里を表現する。逆に「ふたなり」「皿屋敷」などで登場人物が寂しい夜道を歩くときは、三味線が静かに弾かれ寂しい情景を表現する。

以上のように情景描写に使われる事が多いが、「野崎詣り」などでは舟が移動するなどの擬音に用いられる。「紙屑屋」「辻占茶屋」などの「音曲噺」では演者と掛け合いの型となる。「蛸芝居」「質屋芝居」「本能寺」などの芝居噺では、歌舞伎の下座音楽となる。

桂文珍はコンピューターの機械音を用いる事があるが、これもはめものの一変形である。

お囃子奏者は「下座」あるいは「ヘタリ」とも呼ばれ、三味線奏者と太鼓・笛などの鳴物奏者で構成される。三味線奏者は専業だが、鳴物奏者は若手の落語家が務めることが多い。三味線奏者は、戦後は後継者難に直面し、記録作成等の措置を講ずべき無形文化財「上方落語下座音楽」の保持者であった林家トミ(2代目林家染丸の妻)の没後は存亡の危機に晒されたが、3代目桂米朝が自身の番組『米朝ファミリー 和朗亭』(朝日放送テレビ)で取り上げたことや、4代目林家染丸らによる後進育成活動などにより徐々に増え、2006年12月現在、上方落語協会会員だけでも11名を数える。現代の代表的な三味線奏者としては内海英華かつら枝代(2代目枝雀の妻)、林家和女(5代目林家小染の妻、3代目桂あやめの姉)らがいる。

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出典:Wikipedia
2019/08/25 00:30
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