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将棋
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3.戦略と戦術
3.1.段階ごとの戦略
将棋の対局は、大きく以下の3つの場面に分けて考えることができる。

初手から、駒組みが完成して駒がぶつかり合うまで
中盤
駒組みが完成して駒がぶつかり合ってから、どちらかの玉の囲いが崩れ始めるまで
終盤
どちらかの玉の囲いが崩れ始めてから、終局まで ただし、序盤・中盤・終盤の境目はあいまいであり、ここに記載したのはあくまで目安である。

序盤戦[編集]


序盤戦は、攻撃・守備に適した駒組みを目指す段階である。将棋では、長年の研究により、効果的な駒組みのパターン(戦法)が数多く考案されている。それぞれの戦法について、お互いに損なく駒組みを進める手順(定跡)が整備されている。序盤戦は、戦法ごとの定跡をベースに、相手の駒組みを見ながらときには独自の工夫を加えて作戦勝ちを目指すことになる。

通常は、盤面の左右どちらかで攻撃の陣形を構築し、反対側で守備の陣形を構築する。主に右側を攻撃・左側を守備に使う戦法を居飛車、主に左側を攻撃・右側を守備に使う戦法を振り飛車という。攻撃面では、通常は、強力な駒である飛角を中心に、攻撃側の金以外の駒(銀桂香歩)を絡めて敵陣突破を図る体制を作る。守備面では、通常は、玉を移動して、2枚の金および守備側のその他の駒(銀桂香歩)で玉の周囲を守る囲いを築く。もっとも、これはあくまで目安であり、これらのセオリーに反する戦法も数多くある。

中盤戦[編集]


中盤戦は、完成した駒組みを利用して、相手の駒を取ったり、敵陣に切り込んでいく。終盤戦へ向けて、持ち駒を増やして戦力を確保したり、敵陣に攻めの拠点を作ることが目標となる。また、相手に駒を取らせない、相手に自陣への侵入を許さないということも重要であり、攻防どちらに主眼を置くかによって個人の棋風が現れる部分である。

なお、駒組みが未完成のままいきなり互いの玉に迫る激しい展開となることもあり、この場合は、中盤戦がなく、序盤戦から急に終盤戦に入ったと評価される。

終盤戦[編集]


終盤戦は、勝利条件である詰みを目指して相手の玉に迫っていく(寄せ)。駒の損得よりも寄せのスピードが重要となり、正確な読みの力が重要となる。

終盤戦では、以下のような概念が使われる。

Bが受けなければ次のターンでAがBの玉を取れる状態。ルール上、Bは何らかの方法で受けなければならない。
逆王手
Aに掛かっている王手を受けると同時に、Bに王手をかけること。
詰み
Bがどのように受けても次のターンでAがBの玉を取れる状態。ルール上、Bは投了しなければならない。
即詰み
Bがどのように受けても王手の連続で詰みまで到達できる状態。この状態になれば、Aが間違えない限り詰みと同様となる。
詰めろ
Bが受けなければ次のターンで即詰みになる状態。Bは何らかの方法で受けるか、この瞬間にAの玉を即詰みにしなければ負けてしまう。
詰めろ逃れの詰めろ
Aに掛かっている詰めろを受けると同時に、Bに詰めろをかけること。
必至
Bがどのように受けても次のターンで即詰みになる状態。Bはこの瞬間にAの玉を即詰みにしなければ負けてしまう。
一手一手の寄り
Bがどのように受けても王手または詰めろの連続で必至まで到達できる状態。この状態になれば、Aが間違えない限り必至と同様となる。
ゼット
Aが持ち駒を何枚持っていたとしても絶対にBの玉が即詰みにならない状態。 これらの概念を使って自玉と敵玉の状態を把握し、受けるべきか攻めるべきかなどを判断していくことになる。例えば、互いに詰めろを掛けては受ける攻防を繰り返し、最終的にAがBの玉に必至をかけ、その瞬間にBがAの玉を即詰みにする手順を見つければBの勝ち、見つけられなければAの勝ちになる、といったゲーム展開がある。

王手には強制力があり、絶対的先手となるので、王手をかけ続ける限りは、(逆王手を除けば)自らが攻め続けることができる。反面、「王手は追う手」「王手するより縛りと必至」という格言があるように、敵玉が即詰みでない場合の安易な王手は、敵玉を安全地帯に逃がして負けにつながることも多く、縛りをかけながら必至を狙う方が勝ちにつながることが多い。

お互いに玉に迫りあっている場合、相手への詰めろを1手外すと逆に自玉にかけ返されてしまうことが多々ある。また詰めろや必至で敵玉に迫っていったとしても、その時に自玉に詰めろがかかっていることを見落としていたり、あるいは相手が王手をかけてきたところで正しく対応していれば詰まなかったところを対応を誤ったりで、自玉が即詰みの筋に入ってしまってからではそれに気づいても手遅れである(このようなケースを頓死という)。このように終盤戦は、1手のミスで勝敗がひっくり返ってしまうことも多い重要な局面である。

この他、一方的に攻められている場合など、相手陣に玉が侵入する入玉を目指すこともある。

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出典:Wikipedia
2020/02/19 00:30
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