女王陛下の007
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本作は、劇中でメインのボンドガールが死亡する最初の作品[7]。結婚直後にテレサが死んだ設定は以後のシリーズでも踏襲されており、次作『ダイヤモンドは永遠に』のオープニングシーンで、テレサの敵討ちにブロフェルド[8]を殺害するシーン、『私を愛したスパイ』では、スパイのアニヤにこのことを言われてボンドがやや怒るシーン、『ユア・アイズ・オンリー』ではテレサの墓参りをするシーン、『消されたライセンス』ではこのことを知らないフェリックス・ライターの妻がボンドに、「あなたはもうじき結婚できる」と言ったために場の雰囲気が険悪になるシーン、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』ではエレクトラに「愛する人を亡くしたことがある?」と聞かれ、ボンドが黙るシーンがある。
ブロフェルドが『ユア・アイズ・オンリー』のオープニングシーンで車椅子&コルセットを着用しているのは、本作のボンドとのボブスレーシーンで強度のむち打ち症を患ったためと言われている[9]が、次作『ダイヤモンドは永遠に』では、全くの健康体で登場している。
ブロフェルドのアジト(細菌研究所)の「ピッツグロリア」はスイスシルトホルン山頂に実在し、現在も回転展望台レストランとして観光客の人気を集めている。行き方は、インターラーケンからラウターブルンネン、ミューレンを経由し、シルトホルン・ケーブルカー(作品中にも使われたケーブルカー)で登る。なお本作品の撮影にあたり、制作会社から撮影後に展望台にレストランを作るための資金が協力された。現在、同レストランには007ランチやジェームズ・ボンドスパゲティなどのメニューがある。
シルトホルン山頂では、007映画の50年の歴史をたどる特別展示アトラクション「ボンドワールド007 Bond World 007」が2013年夏に誕生した。007映画の主役ジェームス・ボンドや映画に関する展示ルームと、映画『女王陛下の007』のハイライトシーンとともにシルトホルン一帯の映像が楽しめるシネマルームで構成される。
映画ではブロフェルドが、前作『007は二度死ぬ』で会ったことがある筈のボンドの正体に、最初気付かない。フレミング原作では本作の方が前の事件であるものの、映画シリーズとしてはオープニングタイトルに『二度死ぬ』の映像が使用されているうえ、今作ではボンドがブロフェルドの名を最初から知っていて行方を追っていることから、時系列が前後したという扱いでもない。前半部にボンドがシリーズ過去作の思い出の品を取り出すシーンがあるため、まったくの別シリーズとしてのリブートでもない。しかし、ボンドとブロフェルド双方の俳優が変わってしまっているからか、原作を忠実に映像化することが優先され2人の関係に関しては説明なくリセットされている。
冒頭の金属製の看板に書かれている "Universal Exports (London) Ltd" (ユニバーサル貿易)とは、007シリーズの英国秘密情報部がカムフラージュに使っている会社である。原作ではリージェント公園沿いにあることになっており、映画では所在地が明言されてこなかったが、今回のこの看板にはビッグ・ベンが映っている。
テレサの車は、1969年製フォードマーキュリー・クーガ・コンバーチブル。
テレサが走って海に入っていくシーンは、ポルトガルのグインチョ海岸で撮影。
タイトルバックでは、シリーズ過去5作の映像が流される(歴代ボンドガールや悪役も登場するが、当然ながらショーン・コネリーの顔は出てこない)。なお、タイトルバックで過去の作品の映像が流れるのは、今のところシリーズを通して『ゴールドフィンガー』と本作、そして『スペクター』のみである。
ポルトガルでボンドが泊まったホテルは、リスボンのパラシオ・エストリル・ホテルで、そこのカジノでテレサと勝負する。原作では、第1作の舞台となったフランスのカジノ・ロワイヤルをボンドが再訪することになっている。
ボンドがドラコの元へ拉致されたとき、掃除人が「ゴールドフィンガー」の一節を口笛で吹いていた。
ドラコは初対面ながらボンドの好みを知っており、シェイクしステアしないマティーニを振る舞って、自分はカンパリを飲む。ボンドも、ドラコが普段コルシカン・ブランデーを飲むことを知っていた(ドラコはコルシカの出身)。
ボンドはブロフェルドの手がかりを求めて英国紋章院に赴く。このシーンでは、実在する紋章院の建物の外観が撮影されている。
英国紋章院にて、ボンド家の家訓が"The World Is Not Enough" (第19作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の原題)であることが明らかになる。
シリーズで初めて「ユニバーサル貿易」内のボンドの部屋が登場。そこで辞職を決意した彼が机を整理すると、『ドクター・ノオ』のハニー・ライダーのナイフ、『ロシアより愛をこめて』のレッド・グラントのワイヤーを仕込んだ腕時計、『サンダーボール作戦』の小型ボンベが出てくる(このとき、それぞれのテーマ曲や挿入歌のメロディが流れる)。
シリーズで初めてMの自宅が登場。そこでMは、執事に提督と呼ばれている(ここでは言及されないが、小説『黄金の銃を持つ男』でMの正体が海軍提督サー・マイルズ・メッサヴィであることが明らかになっている)。
Mは蝶の蒐集が趣味らしく、自宅で標本の整理をしていたが、ボンドは「チョウ目」にも博識なことをMに披露してみせる(ここで彼が言う "Nymphalis Polychloris" なる学名は架空のものである)。
グンボルドの事務所のある建物は、ベルンのシュバイツァーホフ・ホテルで撮影された。
ボンドが金庫を開けている間に写る時計台は、ベルンの聖霊教会の塔である。
金庫が開くまでの間、ボンドは事務所に置かれていたPLAYBOY誌を読み、それを持っていってしまう。なお、本作の原作は1963年に、PLAYBOY誌に連載された。
スキー・アクション・シーンの撮影は、1960年のスコーバレーオリンピックに出場したウィリー・ボグナー(Jr.)が行った。ボグナーはこの後、『私を愛したスパイ』、『ユア・アイズ・オンリー』、『美しき獲物たち』のスキー・アクションにも携わる。
シリーズ前作『007は二度死ぬ』の撮影中の事故で片足を失った空中カメラマンのジョニー・ジョーダンは復帰後、本作の撮影にも参加。大量の命綱をつけたヘリコプターに吊り下げられるという斬新な手法により、死角のない状態でのダイナミックな空中撮影に挑んだ。
ピッツ・グロリアでテレサがブロフェルドとのやり取りで口にする台詞は、イギリスの詩人、ジェームズ・エルロイ・フレッカー(1884-1915)の詩の引用である。
結婚式のシーンは、ポルトガルのセトゥバル近郊で撮影。
ラストでボンドたちがアストンマーティン・DBSを走らせる山道は、同じくアラビダ自然公園で撮影された。
本作でボンドが着用する腕時計は、ショーン・コネリー同様ロレックス・サブマリナー。ヒラリー卿に変装した際は、ロレックス・オイスター・クロノグラフも使用[10]
劇画版『女王陛下の007』(さいとう・たかを)ではブロフェルドではなく、ミスター・ビッグが悪の首領である。
撮影中は何かと初代ボンド・スターのショーン・コネリーと比較されることの多かったジョージ・レーゼンビーだが映画のなかでもそれを象徴するセリフとしてオープニングの浜辺での格闘シーンのあとに助けた女に逃げられそれから『他の奴にはこんなことは起こらないな』(英語直訳)と述べている[11]。直訳すると『前の奴にはこんなことは無かったのに』となり、ショーン・コネリーを皮肉ったものだが日本語吹替えや字幕では、『こんなことは初めてだ。』、『変わった女だ』と訳されている。劇場公開時、高瀬鎮夫はこのセリフに字幕を付けていない。
2010年秋に海外で発売されたゲーム『007 BLOOD STONE』で今作の敵の一人ドラコが登場。なお、物語はゲームのオリジナルになるものの、脚本はこれまでに映画「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」の脚本を手掛けてきたブルース・フィアスティンが担当する。
ボンドがピッツ・グロリアにヒラリー卿と称して潜入する一連の場面では本物のヒラリー卿を演じたジョージ・ベイカーがボンドの声をアテている。その後、正体が露見して、レーゼンビーの声に戻る。ボンド俳優の声を別人が吹き替えるのはシリーズの中で本作のみである。
当初、6作目は原作順通り「黄金の銃を持つ男」をロジャー・ムーア主演で予定しており、ムーアも合意していたが、ロケ地のカンボジアの政情が不安定なものになり、スケジュール変更が余儀無くされたため、ムーアは「セイント 天国野郎」を優先、出演はキャンセルされた。
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(2.8.現実になった「女王陛下の007」)
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出典:Wikipedia
2019/04/06 09:31
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