主語
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6.各言語における主語
6.1.日本語
いわゆる学校文法的には、次のように説明される。

しかし、専門的には日本語の主語について統一した見解は今のところなく、日本語学・言語学においては日本語の主語をめぐる議論が今も続いている[9]

原因のひとつには、言語学で(国際的に)言う「主語」は、典型的には「主語優勢言語」である英語のそれのような(上述の #文法的主語 の節で説明している)、動詞との呼応などといった性質を持つものであり、英文で天気について言及する時の「It」のような、形式的にであっても文を成り立たせるために必要なものを指す、ということが挙げられる。それに対し、一般に日本語を母語とする話者が前述のように意識する「主語」は、言語学では「主題」とされるものであることがあり、日本語は「主題優勢言語」とされているように、言語学的な「主語」とのズレがあることがある(さらに、たとえば主題優勢言語という考え方が唱えられたのは1970年代であるが、前述のように統一した見解になっていないことなどから、学校文法にあまり反映されていない、という事情もある)。[10]

たとえば、次のような議論が想起できる。

形態を重視する立場:「が」を伴った文節が主語であるから「才能が」が主語である。
統語・意味を重視する立場:「才能が ある」「太郎には ある」ではひとつの文として完結しない。したがって、「太郎には」が主語であり、「才能が ある」は、連語述語と考えることができる。(鈴木重幸高橋太郎ら、言語学研究会の主張。)
機能を重視する立場:「太郎に」は主題を示す「は」を伴っており、これは主題である。また、「才能が」は主格補語である。
ここでは(日本語版ウィキペディアであるため)日本語の場合について特に取り上げたが、これに関し世界の言語のうち、日本語がことさら特殊というわけではなく、たとえば、主語優勢言語に比べ主題優勢言語が珍しい、などといった事実が言語学的に存在したりはしない。

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出典:Wikipedia
2018/07/28 15:30
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