自由主義
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3.種類
3.1.古典的自由主義
古典的自由主義Classical liberalism)とは、ジョン・ロックジョン・スチュアート・ミルなどのイギリス啓蒙主義時代の政治哲学を源泉とする思想である。彼らはホッブス社会契約論をもとに個人の生命(Life)、自由(Liberty)、財産(Property)の3権利を自然権として主張し、以前の神学から決別した形で社会のあり方を説いた。初期の自由主義は王政のイギリスで主張されたもので、必ずしも民主主義を主張するものではない。この場合の自然権とは政治的権利はともかく個人の権利として、国王であろうとも犯すことのできない最低限の権利を論じるものであった。その後のフランスなどの革命思想において民主主義平等主義共和主義世俗主義などの要素が先に述べられた3権利の維持には不可欠であるとの主張が加わる。個人の自由の尊重、平等な個人の観念、寛容の尊重、権力の分立議会制度、市場経済の承認といった価値観を主張する思想ともいえる。

特に、前者の最初期の自由主義をもって古典的自由主義という場合はレッセ・フェール(放任される自由)を強調する思想となり、個人主義の哲学・世界観に基づく市場経済社会と、政治体制として最小限の政府(小さな政府)を理想とする「夜警国家」を主張する。古典派自由主義経済学は、利己的に行動する各人が市場において自由競争を行えば、その意図しない結果として(「見えざる手」)、公正で安定した社会が成立すると考える思想(→アダム・スミス)である。経済的自由を重視する立場から、英語圏ではEconomic liberalism経済自由主義)やMarket liberalism(市場自由主義)とも呼ばれる[28]。一方で後者の後期の自由主義の場合は、放任される自由という観点とは逆に政府によって保護される権利という観点に立ち、国民の生活水準を守る目的での累進課税や保護主義、さらには公共機関においての宗教的服装を禁止など、自由との表現と矛盾するように見えるものである。これは日本語に明確に翻訳されていないLibertyがどのように解釈されるかでその政策的意味が変化することもあげられる。

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出典:Wikipedia
2019/06/08 22:30
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