また、ダイヤルアップによるインターネット接続が広く使われていた時期に、接続先電話番号が意図せず海外の電話番号に変更されてしまい、多額の国際通話料金を請求される事例が多発した。アダルトサイト等へアクセスした際に、接続先を変更するプログラムがダウンロード・実行されたことが原因と考えられている。通信事業者各社は対策として、2002年12月頃から、セーシェル(国番号248)など料金トラブルが多発している特定対地宛の国際ダイヤル通話サービスを休止した[7]。KDDIでは、休止した対地宛はオペレータ扱いの通話しかできない状態であったが、この措置が行われていた間は国際ダイヤル通話の料金を適用していた。この問題の沈静化により、2010年4月20日よりKDDIでは国際ダイヤル通話が再開された[8]。事業者によっては、2018年10月現在も休止している[9]。
2010年代に入ると、主に携帯電話に対していわゆるワン切りの手法で海外の電話番号の着信履歴を残し、折り返し発信させることで国際電話をかけさせる事例が報道されている[10]。