サービス終了のお知らせ
国際自動車連盟
▼人気記事ランキング
概要
国際自動車連盟(こくさいじどうしゃれんめい、フランス語: F?d?ration Internationale de l'Automobile)は、世界各国の自動車団体により構成される非営利の国際機関、国際競技連盟。略称はFIA。本部はフランスパリにある。2009年以降の会長はジャン・トッド

歴史[編集]

1894年、史上初の自動車レースとされる「パリ-ルーアン (Paris?Rouen」が開催され、これを開催した競技団体がフランス自動車クラブ (Automobile Club of France, ACF) へと発展した[1]。ヨーロッパ各国でも同様に四輪モータースポーツ統括団体となるナショナル・スポーツ・オーソリティー(Autorite Sportive Nationale, ASN)が設立されていった[2]。ASN相互の交流や公平なルール制定などを図るための国際機構として、1904年にフランスで国際自動車公認クラブ協会(Association Internationale des Automobile Clubs Reconnus, AIACR)が発足した[2]1922年には世界のモータースポーツを統括する下部組織として、国際スポーツ委員会 (Commission Sportive Internationale, CSI) を設立した。

AIACRは第二次世界大戦終戦後の1947年に改組され、国際自動車連盟 (FIA) となった。

1978年、CSIはジャン=マリー・バレストル会長の指揮下で国際自動車スポーツ連盟 (F?d?ration Internationale du Sport Automobile, FISA) に改編された。FISAはF1の運営を巡ってバーニー・エクレストン会長率いるF1コンストラクター協会 (FOCA) と激しい抗争 (FISA?FOCA warに及んだが、1981年に合意したコンコルド協定を基に共同運営を行うことになった。バレストルは1985年よりFIA会長も兼任し、強権をかざして論争を起こすことも厭わなかった。

1991年、FOCAのマックス・モズレーがFISA会長選で当選。モズレーが1993年にFIA会長にも就任すると、FISAをFIAに吸収し、代わりに世界モータースポーツ評議会 (World Motor Sport Council; WMSC) を新設した。バレストル時代を終わらせたモズレーも、安全性や費用削減を理由に強引な改革を進め、競技者側の自動車メーカー連合と対立するようになる。2009年のF1分裂騒動に幕を引く形で4期16年の権力から去り、ジャン・トッドが新会長に就任した。

トッドは道路の交通安全運動と、ハイブリッドEV技術のモータースポーツへの導入促進に力を注いだ。

活動[編集]

FIAの活動の趣旨は、世界各国の自動車団体(自動車連盟や自動車クラブ)とその登録会員(オーナードライバー)の権益を代表し、国際的な振興を目指すことである。世界125カ国、213の自動車団体が加盟し、総会員数は1億人を超える[1]国際運転免許証発行の便宜を図るほか、自動車の安全確保(ロードサービス英語版の提供、カーアシスタンス業務)や環境保護のための様々な啓蒙活動も行っており、2001年にはそのための下部組織としてFIA Foundationを設立した。これらの業務の決定機関が、移動と自動車の世界評議会(World Council for Mobility & Automibile)で、のちのFIA世界ツーリング&オートモービル評議会英語版(World Council for Touring and the automobile; WCTA)である。

また、世界中の四輪モータースポーツの統轄機関という役割をもち、競技ルール(スポーティング・レギュレーション)や技術規定(テクニカル・レギュレーション)の制定、レース記録の公認、競技施設の安全性監督、ドライバーへのライセンス発行など多岐の業務を行う。世界選手権、国際選手権、国内選手権などのカテゴリーを設け、フォーミュラ1世界選手権、世界ラリー選手権世界耐久選手権など多くのレースイベントを主催している。F1に関するレギュレーション決定は下部組織のひとつ、F1委員会 (Formula One Commission) で行われる。最高決定機関であるFIA世界モータースポーツ評議会 (WMSC) には世界118ヶ国が加盟している(2004年4月現在)[3]

FIA世界ツーリング&オートモービル評議会 (WCTA)[編集]

世界各国の自動車団体は、相互に提携・協力し、FIAグローバルサービスとして、ロードサービスやそれに付随する会員サービスを提供する。国によっては地域ごとに異なる団体が管轄しているため、複数の協会・クラブが存在する(例:オーストラリア)。

日本 - 日本自動車連盟(JAF)
アメリカ合衆国 - アメリカ自動車協会(AAA)
カナダ - カナダ自動車協会英語版(CAA)
ドイツ - ドイツ自動車連盟(ADAC)
オランダ - オランダ王立旅行クラブ英語版(ANWB)
スイス - スイス旅行クラブ英語版(TCS)
英国 - イギリス自動車協会英語版(AA)
イタリア - イタリア自動車クラブ英語版(ACI)

FIA世界モータースポーツ評議会 (WMSC)[編集]

FIAが指定する各国のモータースポーツ管轄団体をナショナル・スポーツ・オーソリティ(Authority Sport NationaleASN)といい、通常一国一団体、例外的に複数団体が公認されその国での運営を行う。FIAとASNの関係は、IOC(国際オリンピック委員会)と各国のNOC(ナショナルオリンピック委員会)の関係に近い[3]

日本 - 日本自動車連盟(JAF)
アメリカ合衆国 - アメリカ自動車競技委員会英語版(ACCUS)
英国 - 王立自動車クラブ(RAC)
ドイツ - ドイツモータースポーツ連盟英語版(DMSB)

組織[編集]

FIA総会 FIA General Assembly
FIA会長 FIA President
副会長(Mobility) Deputy President(Mobility&Automobile)
世界ツーリング&オートモービル評議会 World Council for Touring and the automobile; WCTA
副会長(Sport)Deputy President(Sport)
世界モータースポーツ評議会 World Motor Sport Council; WMSC
スポーツ委員会 Sporting Commission
FIA評議員会 FIA Senate - FIA管理運営上の緊急課題の審議、次年度予算・予算管理・決算の承認
国際控訴裁判所 International Court of Appeal - FIA管轄事項に関する紛争解決を図る国際控訴裁判所
事務局 Secretariat

歴代会長[編集]

FIA会長は任期4年で、FIA総会(FIA General Assembly)の投票により選出される。

主催競技[編集]

世界選手権[編集]

FIA フォーミュラ1世界選手権(F1) - FIA Formula One World Championship
FIA 世界ラリー選手権(WRC) - FIA World Rally Championship
FIA WRC-2 - FIA World Rally Championship - 2
+FIA WRC-3 - FIA World Rally Championship - 3
FIA ジュニア世界ラリー選手権 - FIA Junior World Rally Championship
FIA 世界耐久選手権(WEC) - FIA World Endurance Championship
FIA 世界ラリークロス選手権(World RX) - FIA World Rallycross Championship
CIK-FIA 世界カート選手権 - CIK-FIA Karting World Championship
またフォーミュラEが、2020年開幕のシーズン7より世界選手権として開催されることが発表されている[4]

ワールドカップ[編集]

FIA クロスカントリーラリー・ワールドカップ - FIA Cross-Country Rally World Cup
FIA インターコンチネンタル・ドリフティング・カップ - FIA Intercontinental Drifting Cup
FIA GT ワールドカップ - FIA GT World Cup
FIA 世界ツーリングカーカップ(WTCR) - FIA World Touring Car Cup

国際・地域選手権[編集]

FIA F2選手権 - FIA Fromula Two Championship
FIA GT3ヨーロッパ選手権 - FIA GT3 European Championship
FIA F3インターナショナルトロフィー - FIA Formula 3 International Trophy
FIA ヨーロッパツーリングカーカップ - FIA European Touring Car Cup
FIA ヨーロッパトラックレース選手権 - FIA European Truck Racing Championship
FIA ヨーロッパドラッグレース選手権 - FIA European Drag Racing Championship
FIA ヨーロッパ選手権 オートクロスドライバーズ - FIA Europian Championship for Autocross Drivers
FIA ヨーロッパラリークロス選手権 - FIA European Rallycross Championships
FIA オルタネティブエネルギーカップ - FIA Alternative Energies Cup
FIA ヨーロッパヒルクライム選手権 - FIA European Hill Climb Championship
FIA 国際ヒルクライムチャレンジ - FIA International Hill Climb Challenge
FIA ヨーロッパヒルクライムカップ - FIA European Hill Climb Cup
FIA ヒストリックラリー選手権 - FIA Historic Rally Championship
FIA ヒストリックレギュラリティーラリー - FIA Historic Regularity Rallies
FIA ヒストリックヒルクライム選手権 - FIA Historic Hill Climb Championship
FIA ヨーロッパラリーカップ - FIA European Rally Cups
FIA 中東ラリー選手権 - FIA Middle-East Rally Championship
FIA アフリカラリー選手権 - FIA African Rally Championship
FIA アジアパシフィックラリー選手権 - FIA Asia-Pacific Rally Championship
FIA ヨーロッパラリー選手権 - FIA European Rally Championship
FIA グランツーリスモ選手権 - FIA Certified Gran Turismo Championship

廃止[編集]

FIA F3000国際選手権 - FIA Formula 3000 International Championship -GP2の前身
FIA スポーツカー世界選手権 - FIA Sportscar World Championship
FIA ヨーロッパツーリングカー選手権 - FIA Europe Touring Car Championship -世界ツーリングカー選手権の前身
FIA GT1世界選手権 - FIA GT1 World Championship
FIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC) - FIA World Touring Car Championship
プロダクションカー世界ラリー選手権 - Production World Rally Championship
S2000世界ラリー選手権 - Super 2000 World Rally Championship

競技車両規定[編集]

FIAは、モータースポーツに使用できる車両を規定し制定および公布する権限を持つ。国際モータースポーツ法典の付則J項の下、車両は製造目的による部門(カテゴリー)の大分類、形態や製造台数による群(グループ)の中分類、エンジン排気量またはシャシ規格などグループ内で個別の小分類がなされる。

FIAによる統轄は1948年からであり、当初は本則の下に競技目的で製造される単座席レーシングカーを規定するのみであったが、1950年に二座席スポーツカーを規定するC項、1954年に一般交通の下での運行を本来の製造目的とする車両をツーリングカー、グランドツーリングカーと規定するJ項がモータースポーツの多様化に促して付則された。1966年に全ての車両規定はJ項に統合され、以降カテゴリー、グループの追加、廃止が適宜行われた。

1981年まではAから始まるアルファベットカテゴリーと1から始まるアラビア数字グループで分類されていた。どちらも車両類型の競技性高度が高くなるのに従い後続の記号が従順に付与され、いずれのグループにも適合しない車両類型は競技性高度とは無関係に全て最後尾カテゴリーに属し、フォーミュラ・リブレとして一纏めにされ末尾グループ記号が付与されていた。この類別方式では、フォーミュラ・リブレを除き、カテゴリーとグループの記号は競技性高度に整然と一致するが、車両類型の追加または廃止が行われた場合、以降の全記号は増減方向へ序列が移動するため、年度によってはカテゴリーおよびグループの記号が車両類型と不一致する場合が度々あった。1982年からはIから始まるギリシャ数字カテゴリーとアルファベットグループによる分類に改められた。運用開始時点では車両類型の競技性高度に従って記号が順番に付与されており、最も低高度の乗用車類型グループのみ記号順序に従わずNとされた。前方式とは異なり記号は特定車両類型の専用であり、車両類型が廃止されればその記号も廃止され、追加されれば新記号が付与される。これにより、車両類型と記号は絶えず一致するようになったが、記号順序と競技性高度は無関係になった。

1966年から1981年まで[編集]

※1965年以前も参考付記

一部例外を除き、連続十二月間内に規定台数が製造された車両。
カテゴリーAに分類されていた。 量産ツーリングカー:5000台以上を製造した4座席以上の閉鎖座席車両。グループ1に分類されていた。 ※1965年までは付則J項のA「ツーリング」カテゴリー、グループ1で、義務製造台数は1000台であった。
ツーリングカー (〜1969年、1976年〜) または特殊ツーリングカー (1970年〜1975年):1000台以上を製造した4座席以上の閉鎖座席車両。グループ2に分類されていた。
量産グランドツーリングカー (1970年〜):1000台以上を製造した2座席以上の閉鎖座席車両。1970年から新設されグループ3に分類されていた。
グランドツーリングカー (〜1969年、1976年〜) または特殊グランドツーリングカー (1970年〜1975年):1975年までは500台以上、1976年からは連続二十四月間内400台以上を製造した2座席以上の閉鎖座席車両。1969年までグループ3、1970年からグループ4に分類されていた。 ※1965年までは付則J項のB「グランドツーリング」カテゴリー、グループ3で、閉鎖座席である必要はなく義務製造台数は100台であった。
スポーツカー (〜1971年):1968年までは50台以上、1969年から1971年までは25台以上を製造した2座席車両。1969年までグループ4、1970年からグループ5に分類されていた。1972年からカテゴリーBに編入され規定台数製造義務が外された。 ※1965年までは付則C項であり、C「スポーツカー」カテゴリー、グループ4として取り扱われ、規定台数製造義務はなかった。
特殊プロダクションカー (1976年〜):グループ1から4の車両を基に、シャシの基本部とボディ上面の形状を残し広範囲の改造や変更を施した車両。製造台数義務はない。1976年から新設されグループ5に分類されていた。
カテゴリーBに分類されていたが、1976年から廃止された。 特殊ツーリングカー (〜1969年):グループ1と2の車両を基に、車体の根幹部を残し広範囲の改造や変更を施した車両。当時米国のストックカーが代表例。グループ5に分類されていたが、1970年からカテゴリーAに編入され製造台数義務が課せられた。 ※1965年までは付則J項のA「ツーリング」カテゴリー、グループ2「改造ツーリングカー」であった。
プロトタイプ・スポーツカー (〜1971年) またはスポーツカー (1972年〜1975年):カテゴリーA公認車両の製造者により、スポーツカーの規格で開発実験用に製造された2座席車両。1971年までグループ6、1972年からグループ5に分類されていたが、1976年から廃止された。 ※1965年までは付則C項であり、C「スポーツカー」カテゴリー、グループ4として取り扱われていた。グランドツーリング製造者世界選手権ではグランドツーリング・プロトタイプと呼ばれた。
1975年までカテゴリーC、1976年からカテゴリーBに分類されていた。 二座席レーシングカー:サーキットロードレース用に製造された並列2座席車両。全ての車輪が車体に覆われている。1974年以前の北米スポーツカーと1976年以降の国際スポーツカーが該当する。1975年までグループ7、1976年からグループ6に分類されていた。
フォーミュラ・レーシングカー (〜1971年) または国際フォーミュラ・レーシングカー (1972年〜):主にドライバーの技量を競うサーキットロードレース用に製造された1座席の開放座席車両。全ての車輪には覆いがない。No.1から3の車格に分類されていた。1975年までグループ8、1976年からグループ7に分類されていた。 ※1965年までは本則であった。
フォーミュラ・リブレ・レーシングカー:No.1から3のフォーミュラ・レーシングカーを除くロードレース用に製造された1座席車両。1977年以降のカンナムカーもこれに該当する。1975年までグループ9、1976年からグループ8に分類されていた。

1982年から[編集]

アルファベットで表記されるようになってからは多くの改訂があった。ここでは消滅しているものも記す。

カテゴリI(量産車両)[編集]


グループN - プロダクションカー
グループA - ツーリングカー
グループB - スポーツカー(消滅)
グループS - ラリーカー(導入前に消滅)
グループR - ツーリングカーまたは大規模量産プロダクションカー
グループE-I - フリーフォーミュラレーシングカー
グループT1 - 改造クロスカントリーカー※
グループT2 - 量産クロスカントリーカー※

カテゴリII(競技車両)[編集]


グループC - スポーツプロトタイプカー(消滅)
グループT3 - 進化クロスカントリーカー※
グループRGT - GTプロダクションカー
グループGT1(消滅)
グループGT2(消滅)
グループGT3 - カップグランドツーリングカー
グループCN - プロダクションスポーツカー
グループD - 国際フォーミュラレーシングカー
グループE-II - フリーフォーミュラレーシングカー

カテゴリIII(トラック)[編集]


グループF(レーシングトラック)
グループT4(クロスカントリートラック)
[5][6]

※2001年まではグループT1が量産、T2が進化、T3が改造であった。

脚注[編集]

出典:Wikipedia
2020/03/08 13:31
ソ人気記事ランキング
2020/03/28 更新
 1位成宮いろは
 2位増岡弘
 3位大学の略称
 4位玉木玲
 5位ジャーマンウイングス9525便墜落事故
▲上に戻る
[9]Wikipediaトップ
[0]gooトップ
免責事項
(C)NTT Resonant