古代ギリシア語
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5.形態論
5.1.加音
未完了過去・アオリスト・過去完了の3時制は、直説法のとき(少なくとも概念上は)接頭辞 ?- が付される。これは本来、「そのとき」のように独立した単語に適用されたと考えられる。インド・ヨーロッパ祖語における時制は、相としての意味合いが強かったからである。加音は直説法アオリスト・未完了過去・過去完了に対して起きたが、ほかの法のアオリストには行われなかった(未完了過去と過去完了はそもそも直説法しかない)。

ギリシア語の加音には、音節的加音と時量的加音の2種類がある。前者は子音で始まる語幹に起こり、接頭辞 ?- が付される。ただし ?- で始まる場合は後ろに -ρ- を重ねた上で ?- が付され、?ρρ- の形になる。後者は母音で始まる語幹に起こり、以下のような長音化を伴う。なお、長短どちらも表す母音は弁別のため、長音にはマクロンを、単音にはブレーヴェを付してある。

?, ?, ε > η - ただし εει になることもある。
? > ?
ο > ω
? > ?
αι, ?, ει > ? - ただし ει は変化しないこともある。
οι > ?
αυ, ευ > ηυ - 変化しないこともある。
ου, η, ?, ?, ω は変化しない。ε > ει のような例外は、歴史言語学的には母音間の -σ- 脱落によるものと説明される。ホメーロス以後、詩(特に叙事詩)では慣例的に加音がなされないことがある。

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出典:Wikipedia
2018/11/07 16:30
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