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結核
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7.最近の日本における動き
予防法や治療法の発達により、かつてに比べると大幅に減ってはいるものの、日本における結核発症者・死者数は近年横ばい状態にあるが、先進国中でも高い水準にある。これは日本が、諸外国と比べて湿気が多く、結核になりやすい気候条件であることが最大の理由である。

加えて第二次世界大戦前後は、衛生面で劣悪だったことも、感染に拍車をかけた。今後更なる高齢化により、患者数が再び増加に転じる恐れが強まっており、これを食い止めるため厚生労働省結核予防会が結核予防の啓発活動を進めている。

日本での結核感染率・発病率・死亡率の著しい減少の結果、結核の危険性に対する国民の関心が低下しているので[37]、厚生労働省は『結核は過去の病気ではない』というスローガンで、大阪府も『結核は過去の病気でも老人の病気でもない』と注意を喚起している。日本での2010年の新規登録患者数は23,261人、罹患率は人口10万人対18.2、結核死亡者数は2,100人であった[38]。患者のうち高齢者の占める割合が高く、70歳以上は51.2%、80歳以上は29.7%であった。結核は公費負担医療の対象である。

2009年平成21年)3月18日 当時の天皇陛下が第60回結核予防全国大会において「青年期に結核を患い、特効薬によって一命を取り留めた」ことを述べた。

その約半月後、芸能人における発症例(ハリセンボン箕輪はるかの発症以来、数か月経過での精密検査結果)があり、法律に基づいて隔離入院となったことが報じられた。またその際、本人が結核に気付かず、多くの者に結核菌を感染させた可能性があるとして、芸能事務所が注意喚起したのはもちろんのこと、各区保健所のレベルでは対応が難しいとして、東京都福祉保健局が専用窓口を設けて、対応に追われる事態となった[39]

また、医療機関による見落としが原因の集団感染も発生している。2010年に聖徳学園中学校・高等学校で教職員と生徒計35名の結核感染が判明した。体調不良を感じた生徒が医療機関を受診したものの、医師が胸部レントゲン撮影を行わず、結核に気がつかなかったことが原因。該当生徒は複数の医療機関を受診し、5つ目の医療機関でようやく肺結核に罹患していることが判明したが、数ヶ月間にわたって排菌している状態で登校していた。

肺結核に罹患している場合、胸部レントゲン撮影をすれば、画像に影が映るため、読診で簡単に見つけることができることから、東京都福祉保健局は「レントゲンを撮らずに、結核の発病を見落とした医療機関は、猛省してほしい」と述べている。この事態を受け、東京都福祉保健局は都内の学校と医療機関に注意喚起の通達を出すとともに、該当校の教職員と生徒に対してレントゲン撮影と血液検査を実施したり、保護者や生徒への説明会を実施したりした。また、学校側は教頭や養護教員、スクールカウンセラーによる「健康相談室」を設置し、長引く咳などの症状がある場合、申し出た上で指定医療機関を受診するよう生徒に呼び掛けている。

2009年10月、池田市立五月山動物園ニホンジカが結核で死亡し、臨時休園に追い込まれた。野生シカはもちろん、ウシネズミモグラなど結核に感染する動物は多い。

2011年3月2日、タレントJOY東京都内の病院での精密検査で、肺結核感染の疑いが出たため入院、居住地である渋谷区保健所も調査を行った。療養のため活動休止していたが、6月13日に退院。この闘病経験から「ストップ結核パートナーシップ日本」の大使に任命されている[40]

2012年7月9日に、東京青梅病院で78人が肺結核に感染、10人が発病、3人が死亡したと東京都が発表した。

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出典:Wikipedia
2020/02/15 16:00
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