基質(英語:substrate)とは、
化学反応において他の
試薬と反応して
生成物を作る
化学種の1つである。
合成化学や
有機化学においては、基質の化合物にわずかに修正を加えて目的の物質へと変換する。
生化学においては
酵素と結合して酵素が働く場所となる物質を基質と呼ぶ。
ルシャトリエの原理より、基質は
濃度が変化する物質である。「基質」という言葉が指すものは文脈によって大きく異なる
[1]。
生化学
生化学では、基質とは
酵素と結合し、酵素が働く元となる
分子である。酵素は基質が関わる
化学反応を
触媒する。
関連項目
化学反応
試薬
触媒
酵素
生成物
溶媒
脚注
IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版: (2006-) "substrate".