7.1.キャスト(ドラマ)
横川家

横川 清太 -
石田法嗣
原作では設定のなかった学校が、エリート進学校である
神戸一中(野坂昭如が当時在学していた
神戸市立中とは異なる)に設定された。アニメ映画と同様駅員に節子の遺骨が入ったドロップの缶は放り投げ出されるが、久子に拾われた。

横川 節子 -
佐々木麻緒
アニメ映画とは違い、人形や財布等はなく、そのまま遺体は清太によって
荼毘に付された。

横川 清 -
沢村一樹
清太・節子の父、海軍大佐。1943年夏、出征の際、息子の清太に自分の代わりに大黒柱として母の京子と妹の節子を守り抜くよう言い聞かせた。戦争終了後、実は既に死亡していたことが判明する。

横川 京子 -
夏川結衣
清太・節子の母。
澤野家

澤野 久子 -
松嶋菜々子
親戚の叔母。半年前に嫁ぎ先の源蔵の実家を空襲で失い疎開してきた。京子に頼まれ清太と節子を預かり当初は好意的に接していたが、帰りを待っていた源造が戦死し清太達が持ってきた食料を自分の子供たちに与える為諍いが絶えなくなっていき、なつには「鬼」と比喩された。冒頭の2005年(現代)では95歳で大往生を迎え死去し、遺骨を拾われた。

澤野 源造 -
伊原剛志
久子の夫、大工。疎開先で
赤紙が届き、1943年夏、「必ず生きて帰ってくる」と家族に伝え出征。その後、1945年にソルモン諸島の
ルバング島で
玉砕し、吉岡 利之により戦死通告が届く。

澤野 なつ -
井上真央(二役)
久子の長女。清太と節子死後、形見であるドロップの缶は60年後まで所持する事になる。

澤野 善衛 -
要潤
源造の末弟で足が悪く杖を使用している。戦争終了後、老人に絡まれている清太を助けた後、久子に貯金を取り上げられそのまま家を後にする。

澤野 はな -
福田麻由子
久子の次女。

澤野 ゆき -
飯原成美(老年期:
喜多道枝)
久子の三女。

澤野 貞造 -
堀江晶太(老年期:
久保晶)
久子の長男。
町の人々

吉岡 利之 -
生瀬勝久
町の
駐在。澤野源蔵の出征の際の行事に参加した他、戦死通告を久子に届けた。よろず屋の主人に殴られ警察に連れて行かれた清太を久子に引き渡した。清太達が二人で生活していると聞くと「戦争中に子供二人だけで生きていくなんて無理やで」と驚いていた。

大林町会長 -
織本順吉
避難先の小学校で、清太を重傷を負った母親の元に案内し、指輪を渡した。

米屋の親父 -
高松英郎
配給された米を一人一人配っているが久子は澤野家では6人(清太、節子を預かってからは8人)分必要なためこれだけでは足りないと言うため度々口論になり、そんなに欲しいのなら闇米を買うしかないと勧めている。

農夫 -
不破万作
清太と節子に食べ物を分けるのを拒否したため、清太に食べ物を奪われた。

松井 栄作 -
段田安則
よろず屋の主人。澤野源蔵の出征の際には本編の1943年夏以前に海軍で戦死した息子を思い出し泣いていた。
自分で飯を作ることになった清太に金額を負け、「何があったか知らんけど意地をはったらあかんで」と励ました。上記のように戦死した息子が海軍であったため、海軍大佐を父に持つ清太が自分の店に盗みに入った時には、情けなさのあまり自分の手も怪我をするほど殴りつけた。戦争終了後、現れた清太に素子とともに呆れるも、節子に食べ物を食べさせるため土下座され、卵と米を渡している。

松井 素子 -
岡本麗
栄作の妻。源蔵の出征の席で泣き出した栄作を叱責し、「あの子は
天皇陛下のために死んだんや」と息子の死を受け入れていた。久子に清太が中学生なのに勤労動員や隣組の消火活動にも参加しないことに疑問を投げかけた。
60年後の現代

光村 なつ -
岸惠子
60年後のなつ。清太と節子の形見であるドロップの缶を持っている。

光村 恵子 - 井上真央(二役)
なつの孫。60年前のなつと瓜二つ。
その他
小倉一郎、
松澤一之、
山西惇、
春海四方、
ト字たかお、
本多晋、
西尾由佳理(当時・日本テレビアナウンサー)