火垂るの墓
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6.アニメ映画
6.6.監督の意図
高畑勲は、本作品について「反戦アニメなどでは全くない、そのようなメッセージは一切含まれていない」と繰り返し述べたが(「決して単なる反戦映画ではなく、お涙頂戴のかわいそうな戦争の犠牲者の物語でもなく、戦争の時代に生きた、ごく普通の子供がたどった悲劇の物語を描いた」とも[31])、反戦アニメと受け取られたことについてはやむを得ないだろうとしている。高畑は、兄妹が二人だけの閉じた家庭生活を築くことには成功するものの、周囲の人々との共生を拒絶して社会生活に失敗していく姿は現代を生きる人々にも通じるものであると解説し、特に高校生から20代の若い世代に共感してもらいたいと語っている[32][33]。また、「当時は非常に抑圧的な、社会生活の中でも最低最悪の『全体主義』が是とされた時代。清太はそんな全体主義の時代に抗い、節子と二人きりの『純粋な家族』を築こうとするが、そんなことが可能か、可能でないから清太は節子を死なせてしまう。しかし私たちにそれを批判できるでしょうか。我々現代人が心情的に清太に共感しやすいのは時代が逆転したせいなんです。いつかまた時代が再逆転したら、あの未亡人(親戚の叔母さん)以上に清太を糾弾する意見が大勢を占める時代が来るかもしれず、ぼくはおそろしい気がします」と述べている[34]
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(6.5.製作の経緯)
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(6.7.時代描写)

31. 『スタジオジブリ作品関連資料集II』スタジオジブリ
32. アニメージュ』1988年5月号に掲載インタビュー
33. 高畑勲『映画を作りながら考えたこと』(徳間書店、1991年)471頁
34. 『アニメージュ1988年5月号』 徳間書店1988年5月10日

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出典:Wikipedia
2018/04/21 01:30
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