仮面ライダービルド
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3.登場人物
3.1.仮面ライダーの変身者
本作品の主人公で仮面ライダービルドに変身する青年。26歳[18]
最高のIQと驚異的な身体能力をもつ天才物理学者で、自ら発明した機械やツールによって戦う[20]。考え事をしている際には、兎の耳のように髪が立つ。惣一の勧めで東都先端物質学研究所の研究員となり、パンドラボックスを解析する仕事を任されるも、共通の体験を持っている龍我を匿った結果、ビルドとしては研究所や国家から指名手配されている。そのためビルドの正体を知らない一般市民からは悪者として、怖れの目を向けられている[21][22]
アジの開きと葛城の母がつくった卵焼きが好物。
感情の起伏が激しく、その傾向は自身の記憶の核心を突かれた際の激昂ぶりや[23]、それに「最悪だ…」「最高だ」「ベストマッチ、来た〜!」などといった数々の口癖などにも表れている。また、天才を自称することに全く遠慮がなく[24]、上から目線な口調や態度を取りがちであるため、周囲の反感を買うことも少なくない。一方で指名手配の身でありながらも、正義感が強く人助けのためならば危険を顧みず、誰かの力になれることに喜びを見出す性分の持ち主でもあり、それに対する見返りも「求めてしまったらそれは正義とは言わない」という独自の流儀を持ち合わせている。
「黒づくめのコウモリ男やガスマスクの科学者たちに人体実験を受けている」「自分が物理学者である」という記憶を除き、自身の名前も含めた20年以上の記憶を失っている。物語の始まる1年前に雨の中で倒れていたところを石動惣一に拾われ、それ以降はnascitaの地下秘密基地で暮らしながらスマッシュと戦う日々を過ごしていた[25][11]。「桐生戦兎」という名前もこの時に惣一によってつけられたものである[27]。やがてファウストとの戦いの中で、自身が佐藤太郎という人物に瓜二つの容姿であることを知り[28]、幻徳から自身の本当の素性が葛城巧であるという事実[29][30]を知らされることとなる。自分が全ての元凶であるという事実への罪悪感から、一時は戦意を失うも龍我に諭され「桐生戦兎」として生きていくことを改めて決意した。
東都と北都の戦争が開かれた際には幻徳から東都の軍事兵器として戦うことを命じられ一度は断るが、美空が自暴自棄になったのを宥めると軍事兵器として戦うのではなく、彼女や街の人々を守るために正義として戦うことを決意する[31]
スクラッシュドライバーの影響で身体に異変が起き始めている龍我を止めるべく、 ハザードトリガーを使ってラビットタンクハザードに変身するが、その際に自我を失い青羽を殺害してしまう。それがトラウマとなり、東都政府にボトルを返還して代表戦を辞退し、ビルドとして戦うことを拒むようになるが、惣一に諭されたことにより、守りたいものや自分の信じる正義のためにどれだけ苦しくても戦わなければいけないことを悟る[31]
戦争を終わらせるために、エボル(エボルト)と戦い、自らを省みずパンドラパネルから精製した強化アイテムを使いハザードレベルを急激に6以上に上げてエボル(エボルト)を道連れにし消滅しようとしたが、エボル(エボルト)に憑依されることで阻止されてしまった。憑依された際はエボル ラビットフォームへと変身可能で、人間体は髪が白く変色している。
クローズ・グリス・ローグの攻撃によりエボルトリガーが稼働したことで憑依からは解放されるが、戦兎としての記憶を失い「悪魔の科学者」である葛城巧に戻ってしまう。その後は龍我に対してもエボルトとして覚醒する可能性があるとして警戒し倒そうとしていたが、自分を護るためにマッドローグの前で窮地に陥る龍我を見たことで戦兎としての人格を取り戻し、ジーニアスフォームへの変身が可能となった。この際失っていた葛城巧としての記憶も取り戻すが、本人によるとはっきりと思い出したのは高校時代の記憶までで、スカイウォールの惨劇の頃の記憶はおぼろげだという。なお、主導権は戦兎に明け渡したものの、葛城巧の人格も脳内に残存し戦兎に語り掛けてくる二重人格状態となっている。
記憶喪失という設定は、単なる天才では成長や悩みを描くことができないため加えられた[8]
記憶喪失という設定のため、演じる犬飼貴丈はパイロット監督の田ア竜太の指導に基づき、役作りを固めず自身の素で演技を行っている[32]。また変身ポーズには、犬飼の特技であるシュートボクシングのファイティングポーズが取り入れられている[32]
万丈 龍我ばんじょう りゅうが / 仮面ライダークローズ / 仮面ライダークローズチャージ
本作のもう一人の中心人物である青年。後に仮面ライダークローズ及び仮面ライダークローズチャージに変身するようになる。23歳[11]。横浜出身[24]。両親は10年前に交通事故で亡くなっている。
かつてシステマの格闘家兼プロ選手であったが、恋人である小倉香澄の病気の治療費を稼ぐため、八百長を起こして永久追放された過去を持つ[25][26]。そして物語の始まる1年前、東都先端物質学研究所の研究員だった葛城巧殺害事件の容疑で逮捕され、有罪判決が下された後服役していたが、自分は無罪であると主張していた[21]。服役中に突然看守である鍋島に襲われ人体実験を受けるが、刑務所より脱獄し逃亡している途中で戦兎と出会い、彼と共通の体験を持っていたことから戦兎に匿われる[25][21]
直情型かつ粗暴な性格で、逃亡後も当初は戦兎たちに心を開かず、自分の冤罪を晴らすことを優先するあまり、人助けを優先する戦兎に対して苛立ちを隠せなかったり、時には危険な行動に及ぶこともある[36]が、一方で自身の記憶を探るよりも人助けのために走ると宣言した戦兎に対し、自分は勝てないと胸の内を吐露したこともある[23]。また記憶を失った鍋島に対し、彼の家族を慮っての言葉を投げかけたように、情に脆い面もある[37]
自分を追ってきたガーディアンを軽くあしらい、戦兎とも互角に渡り合えるほどの戦闘能力を持ち、時にはドラゴンフルボトルを使用したパンチ攻撃などの格闘戦や、ドリルクラッシャーを駆使した攻撃でビルドのピンチを救うこともある。数々の戦闘を経てハザードレベルも3.0に到達し、スマッシュを生身で倒しブラッドスタークらをも圧倒するだけの実力を身に着けた[38]。反面科学的な知識はほぼ皆無であるが、ベストマッチとなるフルボトルの組み合わせを発見する鋭い第六感と根性を持つ[39][25]。指名手配の身の上であるため、外で行動する際には老人や工事現場の作業員など、様々な変装をすることが多い。
逃亡当初、密かに恋人の香澄と連絡を取ろうとするも、彼女もまたスマッシュへ改造された末に命を落とす。しかしこの一件を経て、自分の意思を汲んで行動してくれた戦兎に感謝すると共に[40]、事件の真相を突き止めるべく彼への協力を決意する[41]。ハザードレベルが3.0に達して間もない頃は、戦う意味を見出せなかったために変身することができなかったが、香澄の遺した手紙を読み、その想いを汲んだことで戦う意義を悟り、クローズドラゴンとシンクロし、クローズへの変身を成功させた[42][24]
北都の武力行使によって東都が戦争状態となると、北都三羽ガラスの変身するハードスマッシュに対抗するため、そして戦争を終わらせて戦兎の笑顔を取り戻すために、戦兎が戦争の道具になることを恐れて封印しようとしたスクラッシュドライバーを用いてクローズチャージへと変身し、戦兎をも超える力を手に入れる。ドライバーの副作用で好戦的な気質がむき出しになり、戦闘中に暴走してしまうことが増えていたが、ハザードフォームの副作用で暴走する戦兎を助けたいという想いでスクラッシュドライバーを制御することに成功した[31]
紗羽の調査によって母親の万丈優里が23年前、難波重工総合科学研究所で火星の無人探査機の警備を担当していたとき、警備中に意識を失い、妊娠1ヵ月と言う検査結果が出たが、それからわずか1ヵ月後に生まれており、検査の結果、通常の人間とは違う遺伝子構造であることが判明した[31]。そのため、急速にハザードレベルが上昇したり、パンドラボックスに触れたことでスターク同様、ボックスの力を使用できるようになる[31]。そのことを戦兎たちから告げられ、戦意を喪失するも人間として愛と平和のために戦うことを決意し、クローズマグマへと変身する[31]
実は、エボルトは地球を調査するため地球へ帰還する探査機に自らの遺伝子の一部を託しており、その遺伝子は偶然にも優里の体内にいた胎児(龍我)に取り憑いて、産まれると共にエボルトとしての記憶をなくしていたことが惣一(エボルト)の口から語られた。エボル コブラフォームの毒に冒された戦兎を助けるために戦うが、ハザードレベルが5に達するのを待っていたエボルに憑依されてしまう。憑依された際にはエボル ドラゴンフォームへと変身可能で、人間体では常に髪が逆立っていた。
その後エボルトが戦兎に憑依したことで元に戻るが、彼の変身の源であったエボルトの遺伝子は憑依された時点で回収されてしまったため、変身できなくなっていた。龍我は戦闘の最中、エボルラビットフォームからドラゴンエボルボトルを奪うが、エボルになす術もなく痛めつけられる。諦めずにボトルを握った拳をエボルに打ち込み続けたとき、グレートドラゴンエボルボトル(後述)を扱える新たなエボルトの遺伝子が生まれ、グレートクローズおよびクローズマグマに変身可能となった。
龍我のキャラクターは、主人公が天才物理学者と設定されたが元々すごい人物が変身しても面白みに欠けるという問題があったため、対比となる存在として設定された[8]。逃亡者という設定は、メインライターの武藤将吾がイメージしていた主人公の初期設定が反映されている[8]
演じる赤楚衛二は、当初は見た目が戦兎役の犬飼と似通っていたため、髪を染め筋肉をつけるなど外見を差別化できるようにして撮影に臨んでいる[27]
猿渡 一海さわたり かずみ / 仮面ライダーグリス
仮面ライダーグリスに変身する青年。29歳、独身。7月17日生まれ。AB型[28]
北都政府がパンドラボックス及びフルボトル奪取のため東都に北都三羽ガラスと共に送り込まれた男[45]。北都三羽ガラスからは「カシラ」と呼ばれ慕われており、自身も戦兎たちに「カズミン」と呼んでほしいと頼み、それ以降は紗羽や龍我に呼ばれている。龍我同様、手にフルボトルを握り締め、スマッシュを変身前にも拘らず素手による一撃で撃破できるほどのパワーの持ち主だが、方向音痴という欠点があり、仲間である北都三羽ガラスとはぐれてしまうことがしばしばある。変身する時に敵に指を指したり、戦闘中に「○○!××!△△!」と異なる熟語を三つ並べて喋る癖がある。
元々は広大な農場「俺達の猿渡ファーム」を持つ裕福な大地主だったが、スカイウォールの惨劇以降は土壌の変化により作物が育たなくなり、農家として生計を立てることができず貧しい暮らしを強いられていた。そんな折に北都政府のスカウトを受け入れて、家族や使用人の生活費を工面するためにグリスとなった経緯を持つ[30]。戦争を「祭り」と称し強敵を求める食わせ者な一面を持つ一方、戦争で人が死ぬことを冷静に受け止められるリアリストでもあり、戦兎たちに比べて経験値があるため、義を重んじる熱い一面をもち、彼らの兄貴分的な存在にもなっている[30]。そのため、青羽を殺害してしまったショックで腑抜けになった戦兎を「お前は悪くない」と諭した。
その半面で故郷や仲間を思う気持ちは強く、無関係の一般市民を戦いに巻き込むことは嫌っている。三羽ガラスからは「俺たちの家族のために戦っている」と言われているように、実家の農地で働いていた彼らとその家族を私財をなげうってまで養っていた。当の本人は彼らに余計な気を遣わせないために、記憶を消したと嘘をついており、自分の好き勝手に闘争を求めているだけだと語っている[31]
代表戦が終了した後は、西都に奪われた故郷と死んでいった仲間のために戦兎と「お前なら俺達の心火に魂をくべられる」として手を組み[31]、それ以降は拠点をバーバー桐生からnascitaへと移す。
みーたんのファンであり彼女の画像を自分のスマホの待ち受け画面に設定しており、愛用の枕のカバーにも彼女の写真をプリントしている[31]。また彼女との握手とツーショット写真のために紗羽が吹っかけた10万ドルクを素直に支払おうとするほどである[31]。一緒に行動していた戦兎たちにみーたん(美空)との関係を問い詰めるが、戦兎からの説明でみーたんと美空は別人と思い込んでいた[31]。しかし、代表戦終了後に聞いた美空の声やしゃべり方から彼女とみーたんが同一人物だと見抜き、戦兎たちと手を組んで以降は彼女の言うことだけは素直に聞き入れている。
紗羽からの依頼で西都に捕らわれていた鍋島の家族を救い出し、紗羽にみーたん(美空)の握手券を要求するが、代表戦終了後に龍我が美空と手を繋いで喜んでいたときは激昂していた[31]
赤羽を殺害した幻徳に対しては、彼と一戦を交えて勝利した後に、許してはいないが仲間になることを要求する。
第40話にて、エボルトに奪われた三羽ガラスの形見のロストボトルを取り戻しに北都へ向かった際、内海に捕らわれてネビュラガスを再注入され、倒されればハードスマッシュと同じように消滅してしまう体になってしまう。その直後に多治見首相が変身したロストスマッシュおよびマッドローグと戦って消滅しかかるが、北都に発つ前に龍我から渡されたドラゴンスクラッシュゼリーをドライバーに装填し、無理矢理消滅を阻止した。それ以降、ネビュラガスの作用でハザードレベルが大幅に上昇して戦闘能力がさらに向上し、ツインブレイカーを両手に装備することが可能になった。
演じる武田航平は、変身ポーズは龍我と似ないようにしながらライダーらしい要素も入れているという[47]
氷室 幻徳ひむろ げんとく / ナイトローグ / 仮面ライダーローグ
東都政府首相補佐官兼、東都先端物質学研究所の所長[25]。35歳[11]。研究所の採用試験で満点を取った戦兎を中途採用し、彼にパンドラボックスの解析を依頼する。
東都政府首相・氷室泰山の息子であり、3つの政府の首相会議に立ち会うこともある[48]。東都の平和を守るためには軍備増強が必要と考えており、平和主義を掲げる泰山とは見解を異としている。泰山が病に倒れてからは首相代理を務める。
自身もスカイウォールの惨劇の際、パンドラボックスの光を浴びた一人でもあり[49]、脱獄した龍我に対しては彼を助けたビルド共々、特殊部隊に生死を問わず確保せよと命じるなど好戦的な面を覗かせる[21]。その一方で、取材に訪れた紗羽をホテルに誘おうとするなど、女性に対しては軟派な一面も見せている。
ロケットフルボトル[50]を所持していた[39]他、戦兎にネビュラガスの発生場所の情報をリークする[23]など、ファウストに絡んだ事件やその関係者とも何らかの繋がりがあることを折に触れて匂わせていたが、後にナイトローグの変身者であることが明示された[50][51]
野心家の一面を持ち、パンドラボックスを利用して国の頂点に君臨しようと画策しており[29]、その手段として仮面ライダーを軍事兵器として確立させようと目論んでいる。そのためビルドが北都に渡るという情報を入手した際はそれを阻止すべく直接出向くなど、3つの地域の動向を常に警戒している[50]。またファウストのリーダーとして、人間をスマッシュ化させる人体実験にも直接立ち会うこともある。人体実験を施す事や、それによって人間の命が失われる事に何も感じていない冷酷な面を持ち合わせており、戦兎に対して「モルモットの顔などいちいち憶えていない」と吐き捨てたこともある。
戦兎と泰山にも正体を突き止められて処分されかかるが、ブラッドスタークの協力により処分を免れ、北都政府と西都政府を挑発してパンドラボックスの所有権を賭けた戦争を勃発させた。そして戦兎と龍我の北都への進軍を独断で画策する[31]
しかし美空の能力で泰山が意識を取り戻したことにより失脚し、東都から追放される。戦兎の前で捲土重来を誓うと、その場から忽然と姿を消した[52]
その後、内海の前に現れ、自身のプライドをかなぐり捨ててまで、彼にひれ伏し仮面ライダーにするよう要求し、スタークと内海による地獄のような実験を受けた末に仮面ライダーローグとして覚醒する[31]。東都から追放された直後は東都に復讐するために仮面ライダーになろうとしていたが、ローグに覚醒してからは、復讐ではなく大義のために戦い、未熟だった自分の全てをかなぐり捨てて生まれ変わり、「国を背負う者として、自分自身で国を動かす力を手にして今度こそ国を束ねる」という目的を掲げている[31]
東都と北都の代表戦終了後、西都のガーディアンや鷲尾兄弟と共に北都を制圧し、ローグとして戦兎たちの前に現れ、戦兎と龍我を圧倒しその正体を現したがその場でとどめを刺さずに去る[53]。その後東都首相官邸を襲撃してパンドラボックスを奪取しようとし、美空の力によって一時退却するも、赤羽を殺害することでパンドラボックスを手に入れる[31]
東都・北都連合と西都の代表戦終了後、泰山から東都に帰るように言われるが、その頼みを断りどこかへと去っていく。そして、西都が東都への侵攻を画策する中、自らは東都の侵攻に反感を持つが、惣一から「お前の運命は俺たちが握ってる」と言われ、渋々了承する[31]
その後、龍我のハザードレベルを上げるために香澄を利用したのはスタークの指示だったことを龍我に伝え、戦兎には、今の御堂の正体が難波であること、難波がパンドラボックスを使って世界を支配しようとしていること、そして幻徳の身体にチップが埋め込まれていて、西都に逆らうとスイッチを押されて幻徳が消滅することを伝える[31]。東都からパンドラボックスを奪うために人質にされていた北都の住民を解放した後、東都首相官邸に現れて泰山を拉致する[31]
その後、内海から泰山の始末を指示されたことで、反旗を翻し泰山の救出を図る。しかし、スタークにより失敗し泰山を連れ去られてしまう。泰山が連れ去られた後には戦兎に接触しチップの信号のプログラムを変更してもらうことに成功するが、エボルに変身した惣一に圧倒され用済みと見なされて始末されかける[31]。その際、自分をエボルの攻撃から庇った泰山に後のことを託され父の最期を看取ることになった[31]
実は、東都追放後に受けた人体実験でネビュラガスを注入して仮面ライダーローグになった時点でパンドラボックスの光の影響を受けなくなり、以前のような野心にあふれた好戦的な性格ではなくなっていた。そして3国を平和的に統一した後、泰山をその首相にする為に敢えて汚れ役に回っていた事をスタークによって見抜かれた[31]
泰山の死後、自分が戦争を引き起こしたことに責任を感じ、「仮面ライダーとして戦うには強い想いが必要だから、親父を首相にするという目的を失った俺はもう戦えない」とさえ思っていたが、「国を纏めれるのはあんたの親父だけじゃないはずだ」という一海の言葉を聞き、国を纏めるための礎となるために戦兎達と共に戦うことを決心する。
演じる水上剣星は、幻徳について悪役とは意識せず、真面目に行動した結果が戦兎側から見て悪役となっているものと考えている[54]。また、監督ごとに幻徳のイメージが異なっているため、それぞれの要望に応えられるようあえてキャラクターイメージを固めていないとしている[54]。第1話では幻徳のユーモアがある面も撮影されていたが尺の都合でカットされており、水上は『変身講座』でのコメディチックな演技が本来やりたかった幻徳のキャラクター像であるとしている[54]。40話では私服が非常にダサいことが判明し、それを基にしたコメディチックなシーンが描かれている。
石動 惣一いするぎ そういち / エボルト / ブラッドスターク / 仮面ライダーエボル
美空の父親でnascitaのマスター。これとは別にカフェのバイトを掛け持ちしている。48歳[11]。戦兎たちからは「マスター」と呼ばれている。本人としては自慢の[55][11]オリジナルブレンド「nascitaで何シタ?」は、戦兎たちのみならず調合した自分ですら不味いと言わしめる出来であった。また、パスタが食べられず、ウォシュレットも怖いという理由で使うことが出来ず、タコが苦手。
戦兎がビルドであることを知る人物の一人で、秘密基地の提供に留まらずハッキングなどの技術を使って彼をサポートしている。ファウストを許せない一方、自分や美空の力ではどうすることも出来ずに苦悩していたが、記憶喪失だった戦兎と出会い「この男ならボトルの力を正しく使いファウストを倒してくれる」と直感、彼をビルドにすることを決意した[28]
タブレットを手で揉み孫の手状に変形させることもできるなど、当初より折に触れて謎めいた面も窺わせており、また美空しか作れないはずのフルボトルがファウストの実験施設にもあったという事実、それにファウストが持ち去ったはずのパンドラパネルを持っていたことを理由に、戦兎からファウストの人間ではないかと疑われていた[56][37]。当初疑念を向けられた際には過去に極プロジェクトに参加し、スカイウォールの惨劇の切っ掛けとなった宇宙飛行士であったという素性を自ら明かすことで追及を切り抜けたが、その後記憶の戻った鍋島からの情報提供により、ブラッドスタークの変身者であることを戦兎に突きとめられるに至った[57]
スカイウォールの惨劇の際の経緯については「火星の影響でおかしくなっていた」と、自身ですらその理由について判然としなかったと振り返っており[28]、事件の後入院するが1ヶ月で病院を脱走。その7年後にパンドラボックスの特別顧問に就任するも、ファウストによってパンドラパネルを奪われた後に辞職し、時を同じくして入院していた美空を病院から連れ出した。そしてファウストによるボトル浄化を拒む美空に対しては、戦兎を利用してビルドに変身させることで「正義のため」という名分の下、彼女の浄化能力を引き出していた[58]
ブラッドスタークであることが発覚する以前からスタークとしては、目的達成のためには他者を利用することを厭わず、その結果どのような犠牲が出ることも構わず、戦兎や龍我を利用していた。ビルドや龍我のハザードレベルを計測・分析し、レベルの上昇を誘発するため、彼の縁者をスマッシュに仕立てたり、その出自に関する情報を仄めかすなど、精神的な揺さぶりをかけていた[23]。スマッシュやファウストに関する情報を敢えてビルドの側に明示する一方で、葛城の遺したデータを応用して戦兎がその成果物[59]を完成させるよう仕向け、それを龍我に使いこなしてもらうことを企図している[48]。このように最終的には自分の利益のためとはいえ、ともすれば彼らを利するような行動をとることもある。その点は戦兎たちに正体を明かしてからも変わっていない。
前述のように幻徳とも裏で通じており[23]、仮面ライダーを軍事兵器として利用するという点では見解を同じくしている[48]ものの、前述した通り彼とは異なる独自の思惑を持っていることから、彼の意図から外れた行動に度々及ぶほか、挑発的な言動を投げかけることも多く、常に衝突の絶えない間柄でもある。
氷室泰山に毒を注入した後、北都の首相である多治見喜子と接触しており、北都政府にスクラッシュドライバーのデータを提供し結託した[31]。そして、上昇したライダーやスマッシュのハザードレベルを整理すると、葛城の遺したハザードトリガーを使い、三羽ガラスをハザードスマッシュへと強化する[31]
その後、三羽ガラスに敗れた戦兎の前に現れてハザードトリガーを渡し、その目的が「生まれながらにして戦う才能を持った『天然もの』の龍我と、科学という文明の力で強くなる『養殖もの』の戦兎が切磋琢磨して強くなること」であると明かしている[31]。更に、ハザードフォームで暴走し誤って青羽を倒してしまったことで戦意を喪失し抜け殻のようになった戦兎に対し、荒療治ともいえる行動を取り再起を促している[31]。東都対北都の代表戦が始まった頃には既に西都と手を組んでおり、幻徳をローグへと覚醒させていた[31]
第30話ではスターク(エボルト)と惣一の意識が共存していることが判明し、惣一がスタークへの変身を止めようとしたが、スタークに阻止されてしまう[31]
第33話で、火星でパンドラボックスを発見した際にエボルトに憑依されていたことが判明。エボルドライバーを使って仮面ライダーエボルへと変身すると、幻徳を庇った泰山を殺害した[31]
龍我と闘った際にエボルトが龍我に憑依してしまったため、意識を失い倒れていたところを紗羽たちに発見され入院する[60]
人間離れした特殊能力を持ち、スチームを人間の顔に噴射し顔を変える能力や記憶を消去・改竄するなどの能力を持っており、その力を使って葛城を戦兎へ仕立て上げた[30]。幻徳は「惣一はこの力を火星で手に入れたらしい」と話している[30]。 ベルナージュによって語られた、火星や多くの星を滅ぼした地球外生命体。また、惣一の体やトランスチームシステムを使って暗躍を続けていた「ブラッドスタークとしての惣一の人格」の正体。惣一が火星でパンドラボックスを発見した際に惣一に憑依していた。
帰還セレモニーの際にパンドラボックスに触れて地球を滅ぼそうとするも、スカイウォールを形成するのみであったため失敗に終わる。その後、入院先の病院を脱走し、葛城忍と接触することでエボルドライバーを修復させ力を取り戻そうとしたが、巧によって隠されてしまったため長らくスタークとして惣一の中に潜み、ドライバーを手に入れる機会をうかがっていた。そのため、ドライバーを取り戻した際には狂喜している。
そして、パンドラボックスから精製したエボルトリガーを使用するためにプロジェクトビルドを立ち上げ、戦争を起こすことで戦兎にライダーシステムを強化するように仕向け、強化したビルドの力を手に入れようとした。
戦兎の自分を犠牲にした方法で一部計画に狂いが生じるがクローズマグマ・ローグ・グリスの必殺技のエネルギーをエボルトリガーに吸収させることにより完全体となり、その後は基本的に惣一の姿に擬態しており、必要に応じて御堂などにも擬態している。
完全体となった後は国のリーダーになることを宣言し反旗を翻したヘルブロス及び戦兎達を一蹴し事の次第を見ていた難波を殺害、更に内海を仲間に引き入れることに成功している。惣一に憑依しているうちに人間に興味が出てきたらしく、内海が簡単に忠誠を誓ったことをきっかけに「地球を滅亡させることはやめた」と語り、その後に「人間同士の共食いを誘発させて、人類を滅亡させる」ことを決めた。
なんらかの目的の為に葛城忍が開発したロストボトルを集め始めており、その過程でジーニアスフォームの必殺技を受けた直後自分に感情が芽生えたことを知る。
内海 成彰うつみ なりあき / ナイトローグ / 仮面ライダーマッドローグ
氷室の秘書[25]。28歳[36]。難波チルドレンの一人で、元科学者。常に幻徳の傍らに就いており、タブレットを持ち歩いている。パンドラボックスやファウスト、葛城巧について調べようとする戦兎を敵視している。幻徳同様、彼もファウストの人体実験の場に居合わせている。戦兎からは「サイボーグ」とも呼ばれるほど、常に冷静沈着ではあるが、冗談を言ったり、動揺を見せたりするなど人間味を覗かせる一面を持っている[37]
難波会長の策略で、幻徳の立案によるファウスト壊滅作戦の際に、ナイトローグに扮して一連の事件の全ての責任を被ることとなり、政府の特殊部隊やビルドとの交戦を経た後幻徳の狙撃によって川へと転落する。その際戦兎に対して自らの生き方への後悔の念と、彼への忠告めいた言葉を投げかけている[63]
消息不明となっていたが、実はスタークに助けられて生き延びており、北都との戦争の最中に難波の元を訪れた幻徳の前に難波重工の開発担当として再び姿を現し、幻徳を以前の「所長」ではなく「氷室さん」と呼ぶようになっており、幻徳から壊滅したはずのファウストを北都に再生していることを指摘される。その後も、難波重工の一員として西都にカイザーシステムを継承したブロスを提供する。
エボルトに反旗を翻した難波会長の指示でエボルトへの攻撃を指揮するが、鷲尾兄弟と難波会長がエボルトに殺害された後は難波会長の形見である杖を折るという形でエボルトに忠誠を誓い、もう一つのエボルドライバーを装着し仮面ライダーマッドローグに変身した[64]。 ビルドとグリスとの代表戦の直前に戦兎の元を訪ね、スタークの指示で北都と西都のフルボトルのベストマッチ実験に付き合う。その際ビルドのハザードフォームの制御装置のデータを取るための相手としてナイトローグへ変身した。だが、その本来の目的はビルドのフォームデータを収集することで西都の兵器であるブロスを完成させることだった。そして、試作体であるクローンヘルブロスをビルドと戦わせ、自身が渡したサメバイクのフルボトルで倒させ、ナイトローグとなってボトルを回収する。
葛城 忍かつらぎ しのぶ / 仮面ライダービルド
桐生戦兎(葛城巧)の父親にして難波重工の技術者であった人物。スカイウォールの惨劇の後に自殺したとされていたが、実際は生存しており、エボルトから依頼されたエボルドライバーの修復を成し遂げていた。
現在はエボルトの協力者となり戦兎達と対立するが、戦兎達を鍛えるような行動もとっている。
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(2.あらすじ)
[6]次ページ
(3.2.仮面ライダーの関係者)
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出典:Wikipedia
2018/07/17 21:03
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