プロレス
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2.運営
2.3.社長プロレスラー
日本のプロレス団体における特徴の1つとして現役レスラーまたは引退したレスラーが社長業を兼務するというものがある。日本のプロレス団体運営システムの始祖である力道山から始まった形式。日本プロレスから派生した新日本プロレス全日本プロレス(2019年7月現在はいずれも後述する「背広組」の経営)もこの形式を踏襲したほか2019年現在もWRESTLE-1DDTプロレスリングなど、この形式を取る団体は少なくない。女子でもLLPW-XセンダイガールズプロレスリングOZアカデミー女子プロレスワールド女子プロレス・ディアナプロレスリングWAVEが該当する。引退したレスラーが社長を務める団体としては過去には国際プロレスなど、2019年現在はPURE-Jなどがある(PURE-Jについては現役から継続)。主演スターが座長も兼ねる劇団に近い形態といえる。興行の現場を知るものが社長業を行うことで、現場(レスラー)との乖離を避けることが出来たりスポンサーとの営業活動などに利点がある。

しかし、個人商店化してワンマン体制や血縁、同族企業になりがちな点、プロレスの試合におけるセンスと経営の能力は別物であるため、経営を手助けする優秀なブレーンとなる存在が無ければ維持することは難しい。また(特に主力選手が社長を務めるケースにおいて)選手専任であればトレーニング、休息、リハビリなどに充てられる時間を経営に割かなければならないため、選手としてのコンディションの維持が困難になり、三沢光晴の死亡事故を機に問題視する声も出ている[9]

これに対して選手出身ではない者(「背広組」と呼ばれる)が社長や経営幹部を務める場合は、経営と現場を分離できるものの、両者の間に軋轢が生まれて分裂、活動を停止するケースも存在する一方、社長レスラーによるワンマン経営に反発して選手が離脱するケース、絶対的な影響力を持つ社長レスラーの退陣によって(レスラー、背広組問わず)後任者が選手やフロントをまとめきれず瓦解するケースも少なくない。JWP女子プロレスのように背広組社長は会社経営に専念し、現場にかかる業務のほとんどを選手に委ねるプロレス団体も存在する。

一方で「背広組の社長がレスラーになる」ケースもある。WWEでは会長であるビンス・マクマホンが(時期によるが)自ら試合に出る。彼は元々「背広組」であったが、演出の必要上レスラーとしての訓練を積んだ例である。また、FMW社長の荒井昌一はレスラーとしての訓練は積んでいなかったが演出としてリングでレスラーとの乱闘を演じたことがある。I.W.A.JAPAN社長の浅野起州も元はプロモーター出身の背広組だが、2000年の「レスラーデビュー」以後時折試合に出ていた。ハッスルMAN'Sワールド最高経営責任者の草間政一の場合は、レスリング経験者ということもあり2010年に「プロレスラーデビュー」して勝利を収めた。

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出典:Wikipedia
2019/12/06 18:30
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