ヒンドゥー教
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3.歴史
3.2.ヴェーダ
ヴェーダは「知る」という意味のサンスクリット語に由来し、宗教的知識を意味する[43]。さらには、その知識を集成した聖典類の総称となっている[43]。最も古い『リグ・ヴェーダ』は紀元前1,200年から1,000年頃にインド北西部のパンジャブ地方アーリヤ人によって成立したと考えられている。ヴェーダの内容は下記のように分類されるが、狭義にはサンヒターのみを指す。

サンヒター(本集)
『リグ・ヴェーダ』(賛歌)
サーマ・ヴェーダ』(歌詠)
ヤジュル・ヴェーダ』(祭詞)
アタルヴァ・ヴェーダ』(呪詞)
ブラーフマナ(祭儀書)
アーラニヤカ(森林書)
ウパニシャッド(奥義書)
リグ・ヴェーダには登場する神々の多くは、自然界の構成要素や諸現象、その背後にあると思われた神秘的な力を神格化したものである[44]。多数の神が登場するが、その中で重要なのは雷神インドラ(日本では帝釈天)、アグニ(火の神)、ヴァルナであった。現在では前述のヴィシュヌ神等に押されて影が薄い。

『リグ・ヴェーダ』に登場する神々は、各々が独立した個性を有しているわけではなく、属性や事績を共有することが多い。また狭義のヒンドゥー教で見られる人格神的な形態を取らず、神像や恒久的な寺院建造物の存在も確たる証拠は見つかっていない。バラモン教の祭祀は具体的な目的に対して行われ、バラモンが規定に則って空き地を清め、そこに目的に応じた特定の神を招き、供物や犠牲を祭壇の火炉に捧げる「供犠」が主体であった[49]

現在のヒンドゥー哲学の基本となる「因果応報」「霊魂不滅」「輪廻」などの諸観念の淵源は、ウパニシャッドが完成した頃まで遡ることができる[50]。ウパニシャッドは紀元前800 - 500年頃にガンジス川流域で作られたインド古代哲学の総称である[51]。なおヴェーダに登場するヴィシュヴァカルマン神(造物や工巧の神)は、現在でも物造りの神様として、インドの各工場で祀られている。現在この神の祭りは毎年9月17日に行われている。

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(3.3.バラモン教からヒンドゥー教へ)
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出典:Wikipedia
2019/08/20 09:00
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