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ナブッコ
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7.「行け、我が想いよ」
7.2.初演時の評判――伝説とその検証
この合唱曲に関しては有名な伝説がある。すなわち;

この伝説は、ヴェルディの伝記には必ずといっていいほど無批判的に採用され(例えばフランコ・アッビアーティ著の1959年刊の伝記、あるいはジュリアン・バッデン著の下掲書)、ヴェルディを「リソルジメントの代表的なオペラ作曲家」と位置付ける根拠として用いられてきた。1938年、あるいは1953年にイタリアで撮影されたヴェルディの伝記映画でもこのエピソードはヴェルディ初期の著名な出来事としてドラマティックに描かれている。

しかし、近年の研究はこういった伝説に対して疑問を投げかけている。ロジャー・パーカーは『ナブッコ』の1842年の初演時より1848年に至るまでのイタリアでの演奏評を詳細に調査したが、結論として、

その後のスカラ座での再演、イタリア半島各地での再演時にも「行け、我が想いよ」を賞賛する記事は皆無である
イタリア各地(そしてヨーロッパ各地)で革命運動が活発化した1848年になると、『ナブッコ』を(『十字軍のロンバルディア人』のようなイタリア人そのものずばりを題材としたオペラと対比して)、「異国の遠い過去のドラマであり、イタリア人にとって縁遠いもの」と、むしろ酷評するものもみられる
としており(下掲書参照)、この伝説はもっと後世の産物、つまりヴェルディの大家としての地位も確立し、一方イタリアの統一が完成した1870年代以降に形成されたのではないか、との考察を行っている。

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(7.1.歌詞とその試訳)
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(7.3.第二の国歌)
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出典:Wikipedia
2019/07/28 00:31
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