ナイフ
▼人気記事ランキング
3.分類
3.1.基本構造による分類
ナイフには、基本形である固定式の刃のものと、刃を折り畳んでしまえるものがある。

固定刃[編集]


固定刃(: fixed blade (knife))あるいは「固定ナイフ : fixed knife」はナイフの基本形である。もともと最古のナイフは固定刃であったし、古代でも中世でも現代でも、固定刃はナイフの主流である。制作しやすく、また可動部が無い分、堅牢である。特に、刃が長いこと(刃渡りの長さ)が必要とされる用途ではこれに限られる。

携帯する場合は鞘に入れる。鞘は伝統的には製や製で、近年では合成皮革製や樹脂製もある。キッチンナイフも固定刃だが、欧米ではキッチンの調理台の上にナイフスタンドを置き、そこに数本のキッチンナイフを刺しておくのが一般的。工作用などでも固定刃は多いが、持ち歩かず家の中で特に頻繁に使用する場合は、鞘にいちいち入れるとやや不便なので、ペン立てに刃を下にして立てたり、場合によっては引き出しにそのまま入れている人もいる。欧州ではペーパーナイフはデスク上の優雅なデザインの「文具皿」に(むき出しで)置いておく、というのがひとつのスタイルである。

「シースナイフ : sheath knife」は、固定刃のナイフの中でも特に保管時に刃をシース()に収めるものをそう呼ぶ。鞘にベルト等を通す穴が空いているものも多く、腰につけておけば、必要時には素早く出せる。

「ブーツナイフ」はブーツに鞘を取り付けて使用するもの。なお特殊な装着位置のものには、実用的な機能の他、秘匿を目的とする、後述するファイティングナイフやダガーの類がある。

ボウイナイフ1836年アラモ砦の戦いに守備側で参加したジェームズ・ボウイ大佐が使用したナイフを原型とする、やや大ぶりで片刃のナイフである。武器であると同時に日用品としても利用でき、一般にいうところの登山ナイフサバイバルナイフの原型となっている。

フォールディングナイフ[編集]


フォールディングナイフは、携帯に便利なように何らかの機構で柄に刃を格納できる構造のナイフをいうが、刃を折り畳んで収納するので日本では「折り畳みナイフ」と呼ばれる構造のものが大多数であり、パラシュートナイフ、バタフライナイフ、飛出しナイフなどその他の形式は特殊なものとされる。柄よりも刃の部分が短くないと刃先端(切っ先)が収納できないため、比較的小型の物が多い。

フォールディングナイフは携帯に便利な反面、可動部があるために破損・故障しやすく、汚れや水気が入り込みそこから問題が発生する可能性もある。

なお折りたたまれた刃をバネで固定するものでは、その刃を柄の溝からつまみ出すためにブレード部分にネイルマークと呼ばれる爪をかけるための細い半月形の刻みが入っているものや、片手で開閉できるものでは、突起(サムスタッドやサムプレート)を使用するもの、更にはブレードを貫通する形で穴(サムホール)が設けられているもの、ポケットのふちなどに引っ掛けて開けることができる波状のもの(ウェーブ)もあり、折り畳み機構の構造もあいまって様々な形状の製品が製造・販売されている。

折りたたみナイフは、携帯時に不用意に開くことも使用時に不用意に閉じることも危険な事故につながるため、柄の背に板バネを内蔵して、ある程度の角度を境にそれぞれ刃が開く方向と閉じる方向に力を加える構造(スリップジョイント)を持つのが一般的であり、さらに開いた刃が閉じないような機械的ロック機構を持つものも多く、バックロックやライナーロック、ボルトアクション等様々な固定方式が存在する。

小型の折り畳みナイフをポケットナイフ、あるいはジャックナイフという[6][7]

オートマチックナイフ(飛び出しナイフ)[編集]


フォールディングナイフのうち、主にバネにより自動で開刃し、場合によっては折りたたみも行うナイフ。日本では閉じた状態から自動で45°以上開刃するものが銃刀法で所持が規制され、諸外国でも様々な規制がある。主に、通常の折りたたみナイフのように刃が回転し、自動で開刃するタイプと、カッターナイフのように刃が鞘と平行に開刃するタイプ(Out-The-Front、OTFと呼ばれる)に分けられ、OTFナイフではさらに、開刃だけを自動で行い、閉じるのは手動となるシングルアクションと、開閉ともに自動で行うダブルアクションに分けられる

ツールナイフ[編集]


ツールナイフとは、刃以外にドライバー缶切りなど他の機能を担うツール(ツールブレード)を持っているもののことである。機能の数によって「n徳ナイフ」(nは整数)などと呼ばれる。このタイプで代表的なものは、歩兵の基本装備にもなっている、メインブレード以外に缶切り・ドライバー・栓抜きのツールブレードが(計3枚)付いているアーミーナイフであり、しばしば一本のブレードが複数の機能を持ち4〜7程度の機能を持っている(つまり「4徳」〜「7徳」)。例えばビクトリノックスの製品では、缶切り・栓抜きブレードとマイナスドライバー大小やワイヤーストリッパーが複合されている。

その他、ペンチワイヤーカッター等の工具類がついているプライヤーツール、コルク抜きや釣り針外し等を持つキャンプやレジャーに便利なものなど様々なブレードがある。赤いハンドルの「スイス・アーミーナイフ」の通称で有名なビクトリノックス社、ウェンガー社の製品には、30以上にもおよぶ機能を内蔵したものもある。[8]

写真はソムリエ(ワイン鑑定士)がワインの開封、抜栓に用いるソムリエナイフないしウエイターズナイフと呼ばれるもので、小ブレード、コルクスクリュー、コルク抜き梃子を持つ3徳ナイフであり、てこという特殊な利用法のために板バネを内蔵しないフリーブレード構造になっている。

[4]前ページ
(3.分類)
[6]次ページ
(4.用途による分類)
~目次に戻る
出典:Wikipedia
2019/09/18 19:30
ソ人気記事ランキング
2019/10/23 更新
 1位日本
 2位矢島健一
 3位山口組
 4位10月22日
 5位司忍
▲上に戻る
[9]Wikipediaトップ
[0]gooトップ
免責事項
(C)NTT Resonant