ドミナートゥス(
ラテン語:
Dominatus)とは、
帝政ローマ後期における政治形態の呼称である。「
ドミヌス(
dominus、主)による支配
[1]」を意味し、
日本語では
専制君主政(せんせいくんしゅせい)と訳される。かつては帝政ローマ前期の政治形態を意味する
プリンキパトゥス(元首政)と対になる語として用いられてきたが、現在ではプリンキパトゥスに代わるドミナートゥスなるものは存在しなかったと考えられており、プリンキパトゥスという言葉が引き続き用いられている一方で、ドミナートゥスという言葉は用いられなくなっている
[2]。