ドロシー・L・セイヤーズ
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4.批評
4.2.セイヤーズ作品の反ユダヤ性について
セイヤーズの作品に見られる反ユダヤ的要素は多くの議論の的になってきた。多くの人々が長編小説に見られる反ユダヤ性を、それが書かれた時代や場所を考慮に入れてもなお臆面ないものだとしてきた。別の人々は、ウィムジイものに出てくる最も無礼な部分というのは登場人物の会話に出てくるが、その登場人物は著者自身の考えを代表しているわけではないとしている。この点に関してはセイヤーズが英国国教会の良い信者以外の人々 -- 特にユダヤ人やアメリカ人 -- に対して、良く言っても見下すような態度をとりがちであったことから、いささかはっきりしない部分がある。1920年代には、セイヤーズはG・K・チェスタートンとその兄弟に対し、反ユダヤ的であるとして否定的に言及している。一方では1943年から1944年にかけて J. J. Lynx が出した The Future of the Jews の中のあるエッセイに、ユダヤ人は自分たちが住む国に対する忠誠心を欠いた悪い市民であると書いている。これはまぎれもなくセイヤーズの声に他ならない。このエッセイは、他の著者の反対によって結局コレクションの中に収載されず、二度と出版されなかったため、十分な議論の対象とならずに終わっている。

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出典:Wikipedia
2019/07/26 23:00
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