2.3.体液からの感染
2016年2月の時点で、体液を介した感染の可能性に関する事例が5件報告されている。
女性から男性への感染は今のところ不明である。2016年2月の時点で、CDCは体液からの感染が推定される報告があることから、帰国後の接触に対して時間的に余裕を持つようにガイドラインを出している[39]。

2009年には、コロラド州の男性が
セネガルで感染し、同行しなかった妻が数日後に発症した
[40][41]。

2013年に
タヒチ島に住む44歳の男性の「精液」と「尿」から
逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)を使いウイルスを検出した。精液に血が混ざっていることから気が付き、2週間から約10週間ジカウイルスに感染していた。精液のサンプルではジカウイルスは成長したが、血中と尿のサンプルではならなかった
[42][43]。

2016年2月2日、ベネズエラから帰国したテキサス州ダラス郡の男性から、パートナーに感染した事をテキサスの保健当局は確認した
[44][45]。

4件目と5件目は、2016年2月に、ダラスからアイルランドに戻ったアイルランド国籍の男性と女性である
[46]。