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オリンピア (映画)
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2.創作について
レニは厳密な意味でのドキュメンタリー作品であることにはこだわらず、膨大な記録フィルムに実際の競技映像ではない再現フィルムを加え、スポーツの普遍的な身体美を基準とした独自の編集により、斬新な映像を作り上げようとした。

そのためこの映画の競技シーンの中には、競技後に選手を集めて撮りなおした映像、効果音、練習中の映像なども一部含まれている。たとえば競技が夜間まで及び、感度の問題からフィルムに残せなかった棒高跳や十種競技、ハイライト向けの演出を施されたマラソンや高飛び込みなどがそれにあたる。画面の流れを考えたフィルムの裏焼きなども行われているため、ユニフォームの文字が逆さになっているシーンなどもある。またマイクの集音能力の問題から、選手やヒトラーの肉声以外のほとんどをアフレコ撮りされた音声で賄っているとされる。

こうした現在では許されないであろう演出・創作行為についても後に批判の的となっているが、だからこそ(当時の未熟な撮影技術で)完璧な芸術作品が生めたのだと擁護する荻昌弘などの映画評論家もいる。ルポルタージュ『オリンピア:ナチスの森で』の著者の沢木耕太郎は、こうしたレニの演出行為を踏まえた上で本作を「ベルリン・オリンピックの極上のブロマイド」と表現している。

ちなみにオリンピック映画のジャンルで本作に次ぐ評価を得ている作品の一つに、当作に強く感銘を受けたという市川崑監督の『東京オリンピック』があるが、こちらも創作的な演出を施した映像により、公開当時「記録か芸術か」という議論を巻き起こした。

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出典:Wikipedia
2019/10/16 22:02
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