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エゾシカ
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10.アイヌとの関わり
アイヌ語でエゾシカはユク(獲物の意味)と呼ばれるが、ユクの意味は幅広く、食糧として利用されたクマタヌキなども指す名称である[112]。さらに地方ごとにシカの性別や年齢によって細かく呼び分けていた[22]。北海道にはエゾシカに因んだ地名がいくつかあり、例えば南富良野町の幾寅(ユクトウラシペッで「シカが登る川」の意味)、門別町の幾千世(ユクチセで「シカ・家」の意味)、鹿追町(クテクウシで「鹿を狩るための柵がある土地」の意味)などが挙げられる[24]

アイヌにとってエゾシカはほとんど主食といってもよく、弓矢イヌを用いたり、崖や水中に追い立てたりして狩猟した[22]内臓は生で食べ、膀胱は脂肪を溶かしたシカ油を保存する入れ物として利用した[22]。また、角はクマや海獣を狩るための農具に、毛皮は防寒着に使用し[22]陰茎は占いに利用したという[113]。エゾシカが著しく減少した明治初期には、餓死するアイヌも現れ、狩猟生活から農耕生活へ転向する者が増えた[22][55]

アイヌはイヨマンテなどの儀礼にエゾシカを用いる事はなかった。また、アイヌ文化においてはシカそのものの神(カムイ)は存在せず、ユクコロカムイ(シカを司る神)と呼ばれる神が人々の祈りに応じて地上にシカを放すモノだと考えられており(同様の考えはアイヌの重要な食料魚だったサケでも伝えられている)、シカが取れた際はユクコロカムイにカムイノミ(神への礼拝)を捧げて謝意を表すのが習いであった。

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(9.3.皮革・角)
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(11.脚注)
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出典:Wikipedia
2019/01/28 12:00
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