1.3.ハコボ・ソベル、エンリケ・ソベル時代
アントニオ・デ・アヤラには息子が生まれず、3人の娘の結婚相手がアヤラ家の事業を受け継いだ。長女トリニダと結婚したハコボ・ソベル(1842-1896)の家系が今日のアヤラ財閥につながっており、次女カルメンと結婚したペドロ・ロハスの家系はソリアーノ財閥につながっている。トリニダとハコボ・ソベルの次男であるエンリケ・ソベル(1877-1943)はフランスの名門
グランゼコールである
エコール・デ・ミーヌ・ド・パリで学び、エンリケ・ソベルの時代には、生命保険、火災保険、投資保証などの事業を行う企業設立した。主力事業を金融と保険に転換し、バンク・オブ・フィリピン・アイランズ(BPI)の株式の約40%を取得している。