ユナイテッド航空
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10.不祥事
10.3.乗客に対する傷害と旅客機引きずり降ろし事件
2017年4月9日シカゴ・オヘア国際空港において、ルイビル行き国内線であるユナイテッド・エクスプレス3411便から、既に旅客機に着席している1人のベトナム出身の男性乗客が、シカゴ市の空港警察によって強制排除された。この男性は排除される際に前歯2本と鼻をへし折られ、流血し、病院で手当てを受けることとなった。この強制排除の様子は、居合わせた他の複数の旅客によって動画が撮影され、インターネット上で公開された[31]

ユナイテッド航空は「翌日のフライトの為に、4人のユナイテッド航空職員の座席が必要であったため、800ドルのクーポン補償金付きで4人のボランティアを募集し旅客調整を行おうとしたが、ボランティアが現れなかった為に、コンピュータで無作為に4人を選択した。1,000ドルの補償金でも男性は自発的に降りるのを拒否した為、法執行機関に依頼をした」と表明した[32]。この男性はベトナム系アメリカ人の医師で、翌日の勤務を理由に降機を拒否していた[33]

4月10日には、ユナイテッド航空のCEOオスカー・ムニョスは、従業員宛に送信した電子メールで「我々の従業員は、このような状況に対処するための慣例(established procedures 確立された手順)に従った」「私はみなさんを(=従業員側を)強く支持(する)」と述べ、被害者の男性を「破壊的な (disruptive) 」「けんか腰の (belligerent) 」と形容していたことが発覚した[34]。また、Twitterでは「(ユナイテッド航空にとって)気が動転するような出来事 (upsetting event) 」であり「乗客を振り替え (re-accommodate) なければならなかったことに謝罪する」との声明を発表した[35]。被害者に対する謝罪がなかったことから、あまりに感覚がズレている、人権というものが根本的に分かっていないのではないか?との批判が起き、Twitterでは事件について「#flight3411」というハッシュタグが付けられた[36][35]

4月11日、この問題についてムニョスCEOは改めて謝罪し「我々は全ての責任を取り、問題を正すように努める」とした[37]

4月27日、ユナイテッド航空は最終報告書を発表した。それによると、今回の出来事や初動対応は「お詫びしても、お詫びしきれるものではなく、本件の全責任は、ユナイテッド航空にある。」と表明して謝罪し、「オーバーブッキングの削減」「安全または保安上の問題がある場合を除き、警察などの法執行機関による協力を依頼せず(4月12日に実施済み)、既に搭乗した乗客に対し降機を強制しない」「補償額の上限を10,000米ドルに増額する」などの改善策が明記され、一部は4月28日より、その他も年度内に順次実施するとも明記された[38]

2017年10月18日、4月に発生した乗客強制排除事件に関し、シカゴ市監察官室は、同市航空局の3人の警備員と巡査部長を「誤解を招く説明および意図的な排除行為があった」と認定し、2名を解雇、2名を5日間の停職処分にしていたことを公表した[39]。4名の氏名は明らかにされていない[40]

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(10.2.ドレスコード事件)
[6]次ページ
(11.脚注)
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出典:Wikipedia
2019/05/28 16:30
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