はやぶさ (探査機)
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6.はやぶさの軌跡
6.1.打上げからイトカワへ
(時刻はすべてJST

5月27日:イオンエンジン「μ10」(IES) の動作試験が開始された。高い電圧を使う動作試験は、放電事故を避けるために高真空が確保された打ち上げ後の約3週間過ぎてから行われた[86][87]
6月 - 7月:IESの動作試験が継続された[88]。週に1回程度は推進を止めて、地球との間で距離や速度の測定を行い、軌道決定した。7月末頃には各スラスタの運転条件がほぼ明らかとなり、A以外の残り3基を順番に用いた加速計画にめどが立った。
9月:この頃、推進時間が1,000時間を越えた。この時点で地球から52,000km後方を飛行中であった。
11月4日:観測史上最大規模X28の太陽フレアに遭遇した[89]。フレアの放射を浴びた太陽光パネルは回復不可能な劣化を生じ、今後、発電出力が低下する事態となった。搭載メモリの「シングルイベントアップセット」と呼ばれる外部放射線に起因する一過性のエラーが起きたが、失われたプログラムを地球から再送信することで対応できたので、演算処理に関しては影響はほとんどなかった。太陽電池パネルによる発電量がIESの推進力であるため、ソーラーセルの劣化はそのまま加速能力の低下を意味していた。この後、時間を掛けて軌道計画を再検討した結果、イトカワ到着予定は2005年6月から2005年9月へと3か月伸び、イトカワからの出発も2005年10月から2005年12月へと変更された。
2004年3月14日:2か月ほど先のEDVEGAの実施に備えて、IESを停止し、1週間以上かけた軌道決定作業に入った。その後、4月20日と5月12日にRCSを使って軌道の微調整を行った。
5月19日:イオンエンジンを併用した地球スイングバイ (EDVEGA) に世界で初めて成功した[90]。地球への最接近時の高度誤差は1km以下という高い精度だった。一時的に地球の影に入った機体は搭載したリチウムイオン蓄電池によって電源がまかなわれた。
10月:太陽光パネルの発電出力低下に伴い、地球との通信時間帯には稼働しているイオンエンジンの1基を停止させ電力を通信機に融通し、通信終了後には電力をイオンエンジンへ供給する運用を行った[42]
12月9日:イオンエンジンの積算稼働時間が2万時間を突破した。
2005年2月18日遠日点(1.7天文単位)を通過。イオンエンジンを搭載した宇宙機としては世界で最も太陽から遠方に到達した。
7月29日 - 30日・8月8日 - 9日・8月12日:搭載されたスタートラッカー(星姿勢計)により小惑星「イトカワ」を捉え、合計24枚の写真撮影を行った。これらの画像と地上からの電波観測により精密な軌道決定を行った。
7月31日:リアクションホイール (RW)3基のうちx軸周りを担当していた1基が故障して回転しなくなった[92]。残る2基による姿勢維持機能に切り替えて飛行した[93]
8月:8月前半はRWの故障対応でしばらくIESによる加速を中断していたのを補うために、8月後半はIESの3基による全力加速を継続的に行った。
8月28日:イオンエンジンを切りイトカワへの接近に備えた。
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出典:Wikipedia
2018/08/16 20:30
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2018/08/21 更新
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