とわだ型補給艦
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3.能力
3.1.補給機能

洋上移送[編集]


洋上移送装置は「さがみ」を踏襲しており、その中核となるのが、船楼後端から艦橋構造物までのあいだの主甲板に設けられた3基の補給用門型ポストである。各ポストの左右両舷が補給ステーションとなっている。右舷側最前部のものが1番補給ステーションとされ、その左舷側が2番、以後後方に向かって順番に番号が振られている[11]

1・2番および5・6番ステーションは液体貨物用であり、短いブームが外舷上方に張り出している。給油速度は片舷あたり1分間に約11キロリットル[1]

一方、3・4番ステーションは、物品(ドライ・カーゴ)の輸送用のハイライン・ステーションとされている。補給方式は、アメリカ海軍ではFAST(Fast Automatic Shuttle Transfer)と呼称されており、主としてスライディング・ブロック、トロリー、トラベリング・サーフによって構成される[11]

物資格納[編集]


「さがみ」からの変更点としては、貨油タンクと兼用とされていたバラストタンクについて専用のものが追加されたことがあげられる。「さがみ」では、バラストタンクを貨油タンクとして使用したあとは油水分離機を使って海水と油が混じったバラスト水を排出するという作業が必要であったが、本型ではこの作業が不要となり、作業効率は大幅に向上した。一方で、このために、船体の大型化の割に貨油搭載量の増加は乏しいとされている[7]。なお搭載量は合計5,700トンと推測されている[2]

また、ドライカーゴの格納・艦内移送手法も大幅に改善し、工数削減を図っている。艦内移送手法は、「さがみ」では天井クレーン方式であったのに対し、サイドフォークトロリー方式に変更された。これは、運搬通路に転倒防止用のレールを埋設し、これを掴みながら走行する電動式フォークリフトである[8][11]。両舷に2台ずつが配置されている[10]

格納方式も変更されており、弾薬については、柱状のピラーとラックを使用したコンテナ格納方式であるダネージ方式とした。これは床面のデッドスペースがなく、単位床面積あたりの搭載数が大きいという特長があった。弾薬庫内の移送は専用のフォークリフトで行われ、出口で上記のサイドフォークに受け渡すことになる。また糧食については、糧食ダンボールを大型パレットに格納したままで冷蔵庫に保管し、洋上補給時にはこれをフォークトロリーで運搬する大型パレット方式に変更された[8]。冷蔵庫内部には、パレットを収容するための回転ラックが設置されている。これは床面と天井面に長円形のレールを配置して、その間にラックを保持しておくもので、レール上をエンドレスで動くことができる。これにより、庫内の物資移送は完全に自動化された。なおラック上には最大500 kgの食糧を収容することができる[10][11]

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出典:Wikipedia
2019/01/25 13:30
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