てんかん
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14.ケトン食療法
14.4.普及
ハリウッドの映画プロデューサー、ジム・エイブラハムズJim Abrahams )は、息子のチャーリーが重度の癲癇を患い、苦しんでいたことに悩んでいた。息子の癲癇は、当時主流とされていた治療法でも代替治療でも治せなかった。癲癇の手引書の中にケトン食療法に関する記述があるのを発見したエイブラハムズは、チャーリーを連れて、ジョンズ・ホプキンス病院のジョン・マーク・フリーマン( John Mark Freeman, 1933〜2014 )のもとを訪れた。ケトン食療法により、チャーリーの癲癇発作は急速に抑制され、身体は再び成長し始めた。1994年、エイブラハムズは、この食事療法の普及と研究資金を集める目的で、『チャーリー基金』( The Charlie Foundation )を設立した[28]。未来を見据えた形でケトジェニック療法の研究が始まり、その研究結果は1996年にアメリカ癲癇学会( The American Epilepsy Society )で発表され、1998年に公表された[41]

1994年10月、NBCによる番組に出演したジム・エイブラハムズが、息子チャーリーの癲癇発作の事例とケトジェニック療法について公表すると、ケトジェニック療法はアメリカ全土に知れ渡るようになり、この食事療法に対して科学的な関心が劇的に高まるようになった。1997年に制作・放映されたテレビ向け映画『First Do No Harm』(邦題:『誤診』)では、難治性の癲癇発作のある少年がケトジェニック療法で治っていく過程が描かれている[29]2007年までに、ケトジェニック療法は45か国中75の医療施設で処方されるようになり、年長の子供や成人に対しては、ケトン食に類似する食事法である『修正アトキンス・ダイエット』( Modified Atkins Diet )も処方されるようになった。ケトジェニック療法は、癲癇以外の様々な病気に対する作用や可能性についても調査が行われるようになった[29]

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(14.5.治療の成果)
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出典:Wikipedia
2020/01/13 14:00
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