サービス終了のお知らせ
おむつ
▼人気記事ランキング
4.使い捨ておむつ(紙おむつ)
尿および便などが付着したら新品に交換し、再使用を前提としない市販のおむつである。素材として必ずしも紙のみが使われているわけではないこともあり、紙おむつという呼称は適しているとは言い難いが、習慣上そう呼ぶ人は少なくない。かつての使用素材は紙や綿やパルプであったが、1980年代以降は高吸水性ポリマー不織布を使用するなどの工夫により、布おむつを凌ぐ性能を有するようになっている[3]。種類は大きく分けて、テープ止めタイプ、パンツタイプ、フラットタイプ、パッドタイプと4つあり、大人用はすべての種類が使用され、乳幼児用は主にテープ止めタイプとパンツタイプが使用される。乳幼児用は少子化で国内の需要が減退している中、海外輸出が旺盛である。一方で大人用は高齢化社会により需要が急増し、2000年頃からドラッグストアなど販売店での、大人用紙おむつ・吸収パッド・吸収パンツの売り場スペースが拡大される傾向にある。

テープ止めタイプ、パンツタイプのサイズは小さい順から赤ちゃん・子供用では「未熟児用」(〜3kg)、「新生児用」(〜5kg)、「Sサイズ」(4〜8kg)、「Mサイズ」(6〜11kg)、「Lサイズ」(9〜14kg)、「ビッグサイズ」(12〜20kg)、「ビッグより大きいサイズ」(13〜25kg)、「乳幼児用スーパービッグ」もしくは「大人用ジュニア(SS)サイズ」(15〜35kg)、大人用は「大人用Sサイズ」(20kg〜40kg/ヒップ50〜75cm)、「大人用Mサイズ」(30kg〜60kg/ヒップ70〜95cm)、「大人用Lサイズ」(50kg〜/ヒップ90〜125cm)、「大人用LLサイズ」(50kg〜/ヒップ90〜144cm)、「大人用3Lサイズ」(ヒップ110〜140cm)と展開している[4]。乳幼児用は体重、大人用は腰囲(ヒップサイズ)を目安として選び、乳幼児用は月齢又は年齢と体重、大人用は体重とヒップ・ウエストサイズが併記されている場合が多い。サイズの目安はメーカーによって一部異なる[5]


テープ止めタイプはフラットタイプのおむつにおむつカバーの機能の一つである面ファスナーの固定部と横漏れ防止のギャザーを一体化させたものであり、基本的におむつカバーは不要である[6]。乳幼児用と大人用では形状が違い、大人用の方が股上部分が大きく[7]まで隠れやすい。当て方は使用者を仰向けに寝かせ(仰臥位)、テープが取り付けられている部分を後ろにして、仰向けのまま下半身を持ち上げるか、使用者の体を持ち上げて横に動かし側臥位にして、お尻にあたる部分におむつを差し込む[8]。この時汚れたおむつがある時は、汚れたおむつの下に新しいおむつを敷き、汚れたおむつを開いて局部を清拭したあとに汚物の付着に注意しながら汚れたおむつを抜く。次におむつのギャザーに合わせてお尻を乗せ、性器を包むようにテープ固定部のライン表示が入った側を前にして当て、左右のラインの位置が均等になるように乳幼児用は2つ以上、大人用は4つ以上のテープで固定する。ズボンを完全に脱がさなくても交換でき、コスト的にも比較的安価であるが、使用者を寝かせて装着・交換する必要があり、ベッドや布団などの寝かせるスペースが必要であるため、外出先でもベビーベッドや授乳室などの寝かせるスペースを確保しやすい乳幼児はともかく、ユニバーサルベッド[9]を設置してあるトイレの位置を把握しなければならない大人のお出かけ用にはあまり向いていない。そのため、自由に歩ける前の赤ちゃんや寝たきりの者に使われることが多く、自分で歩ける人でも寝ている状態ではパンツタイプより吸収体が大きくて漏れにくいことから就寝用に使われることが多い。乳幼児の場合は子供が立てるようになり活発に動き、じっとしていなくなると子供が立ったままでもおむつを交換できるパンツタイプが便利なため、「Lサイズ」前後でテープ止めタイプからパンツタイプに変える人が多く、テープタイプは「ビッグサイズ」を取り扱う銘柄が少なくなっている[10]。また、大人用は乳幼児用とは異なりパッド併用を前提とするため、吸収体が薄かったり、ドーナツ状になっている製品も見られる。かつての製品は外側の素材がビニール剥き出しであったが、各社とも乳幼児用は1990年代後半以降、大人用は2000年代前半以降の製品からビニールから不織布へと変化し、肌触りが改良されている。
パンツタイプ
パンツタイプはゴムのシャーリングが入った不織布製の使い捨てパンツとギャザー・吸収体が一体化したものである。ユニ・チャームが最初に開発し、乳幼児用は1992年[11]、大人用は1995年に登場した[12]ブリーフショーツといった下着と同じ感覚で交換でき、自分で歩ける人のお出かけ用や、ある程度立ち上がれる人のトレーニングパンツ的な用途に向いている。しかし、ズボンを完全に脱がさないと交換できず、寝ている状態ではテープ止めタイプに比べて漏れやすいため、寝たきりの者の使用には向かない。また価格が最も高価である。パンツタイプの方がウンチが漏れにくいという意見もある一方で、ポイントを押さえ、慣れればパンツタイプが楽だがウンチの時にはコツが必要という人もいる[13]。大人用にはパンツタイプとテープ止めタイプの中間的な製品として、ズボンを完全に脱がさなくても交換できるように、パンツタイプながらもテープでも固定ができる製品が発売されている。
乳幼児用のパンツタイプの中には特殊用途として、ハイハイ用、トイレトレーニング用、おねしょ(夜尿症)対策用、水遊び用パンツも発売されている。ハイハイ用は「Sサイズ」から「Mサイズ」相当、それ以外の展開サイズは「Lサイズ」と「ビッグサイズ」(ただし水遊び用パンツは「Mサイズ」を追加)である。トイレトレーニング用は吸収体の表面におしっこの水分が付着すると濡れた感じがするような加工が施され、商品によっては絵柄の色が変わるように施されているものもある。おねしょ対策用は長時間おむつを取り替えなくても漏れないよう、昼間用の紙おむつより吸収体を強化し、商品によっては布パンツの質感に近づけたものもある[14]。ビッグより大きいサイズ、トイレトレーニング用、おねしょ対策用おむつは月齢の高い子供が穿くことが多いため、パッケージ表面には「パンツ」の文字が強調され「おむつ」の文字が目立たなくなっているが、日本衛生材料工業連合会のガイドラインによる表示では他の製品と同様に「乳幼児用紙おむつ」と表示されている。一方で水遊び用パンツはプールでの水遊び用に便漏れ防止のギャザーのみ付いており吸収体が入っておらず、尿や軟便はすり抜けていくため、日本衛生材料工業連合会のガイドラインによる表示にもある通り、厳密には「おむつ」ではなく「使い捨てパンツ」である。単独でも水着と併用でも使用できるが、プールによっては水遊び用パンツを含めたおむつ着用を禁止しているところもあるため注意が必要である。
フラットタイプ
フラットタイプは布おむつをそのまま紙おむつに置き換えたものである。紙おむつの登場時からあり最も歴史が古く、排便に対応するおむつでは最も安価であるが、布おむつと同様におむつカバーとの併用が必要である。そのためお出かけ用には全く向いていない。乳幼児用はテープ止めタイプの低廉化により姿を消し、現在は大人用のみ発売され、使用者の多くが寝たきりの者である。
パッドタイプ(トレーニングパッド、尿取りパッド、軽失禁(中失禁)パッド)
パッドタイプは尿のみ吸収し、単独では排便には対応できない(一部の製品は軟便にも対応する)。大人用では重失禁者向けのテープ止めタイプ・フラットタイプ・パンツタイプのおむつと併用する尿とりパッドと、軽失禁者・中失禁者向けに布製の下着に生理用ナプキンのように装着する軽失禁パッド・中失禁パッドがあり、前者の尿とりパッドの方がサイズが大きく吸収量が多い。いずれもコストは最も安いが、下着と併用する軽失禁パッド・中失禁パッドは一定の吸収量しかないため、完全におむつに排尿・排便をしている者には使用できない。子供用は市販の布パンツに装着するトイレトレーニング用及び夜尿症対策用がほとんどであるが、介護が必要な障がい児向けに「スーパーBIG」サイズに装着する尿とりパッドが市販されている。
[4]前ページ
(3.1.主な成形布おむつ/おむつカバーのブランド)
[6]次ページ
(4.1.主な使い捨ておむつ(紙おむつ)のブランド)
~目次に戻る
出典:Wikipedia
2020/01/01 10:31
ソ人気記事ランキング
2020/02/17 更新
 1位日本
 2位黒谷友香
 3位槇原敬之
 4位岡崎美女
 5位野村沙知代
▲上に戻る
[9]Wikipediaトップ
[0]gooトップ
免責事項
(C)NTT Resonant