あなたの番です
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2.あらすじ
2.4.番外編 過去の扉
前編

全ての事件が終わり、マンションを引っ越そうとする南。そんな南に、翔太は高知にいた頃の黒島を知りたいと頼み、2人は黒島の過去が書かれた資料を見ることになる。そこには、手塚菜奈・翔太夫婦が「キウンクエ蔵前」に引っ越す5年前の2014年に、黒島の出身地である高知で起きた出来事が記されていた。

黒島沙和・16歳。当時・高校1年生。彼女は学校から帰っている時、公園の近くを通っていた。そこに公園で遊んでいた女の子が、黒島の目の前で転び、泣いてしまう。それを女の子に近づき首を締める。表情を変えず、淡々と首を締める黒島だが、女の子の母親の声で現実に戻る。首を締めるという行為は、彼女の妄想だったのだ。帰宅中、彼女は赤信号の信号を渡り、トラックに轢かれるも一命を取り留め、親からなぜ赤信号なのに渡ろうとしたのかと聞かれ「ボーッとしてた」と答える。その後、脳のCTを撮り、異常はないと医師に診断されたものの、納得がいかなかった彼女は、CTを持ち帰らせてもらう。その後、2人の友達と登校中、ズボンを脱がされ、手が届かないところに釣られるというイジメを受けている内山達生と会う。石を使い、何とかズボンを降ろそうとする内山と、それを見て笑う友達。黒島は、自分の近くに転がってきた石を拾い、それで友達の頭を殴り殺害する妄想をする。やはり自分がおかしいと思った彼女は、家庭教師の松井に自分の脳のCTを見せ、松井はいろんな人から情報を集めた結果、黒島が反社会性パーソナリティ(俗に言うサイコパス)の可能性があると告げ、黒島は、自分はおそらくそれであると告げる。殺人が悪いことだと知っていても、そんな妄想をやめられないと言う黒島。そんな黒島に、松井は両親にも報告しようと相談するも、彼女はそれだけは嫌だと拒否。理由は、親は自分の事を何もわかっていないからと言う。松井に「普通」になりたいと助けを求める黒島。そんな2人の会話を、黒島の母がドアの前で耳をそばだてて聞いていた。

後編

「普通」でいて欲しい。幼い頃から両親にそう言われ続けた黒島。彼女は、自分が普通でないことを知りながらも、普通でいようと努力を続けた。だが、相変わらず人を殺害する妄想をする彼女。そんな彼女は、難しい数式を解いている間は何も考えずにいられる事から、数学にのめり込む。無心で数学の問題を解く黒島に、流石の母・直美もおかしいと思い、夫である太一に、沙和を心の病院に連れて行った方が良いのではと相談する。しかし世間体を気にした太一は「誰の為にもならない」と拒否し、「思春期の子供の行動だから、いつかは元通りになる」と告げ、直美も「誰にも迷惑をかけていないから、大丈夫だろう」と同意し、あまり深く考えず見守ることにした。ある日、いじめられている内山を見つけた沙和は、彼に手を差し伸べ、行こうといじめっ子から引き離す。どうして助けてくれたのかと聞く内山に、普通ではないのかと尋ねる沙和。その後、台風が近づいて来ていた日のこと、両親は外出し、沙和と家庭教師の松井の2人だけになる。沙和は、相変わらず松井を殺害する妄想をするものの、いつもより頻度が増え、沙和は泣きながらごめんなさいと謝り、外に出る。松井は沙和の突然の行動に驚きながらも、彼女の跡を追わずに頭を抱えながら踞っていた。ボーッとしながら歩く彼女に、同じく雨宿りをしていた南の娘南穂香が、黒島に声をかける。友達の家の帰りに雨が降り、雨宿りしていたらしい。彼女に沙和は、プレハブ小屋で雨宿りをしないかと言い、2人は中に入る。雨宿りしている中、沙和は再び殺人衝動が起こる。それを抑えるために、彼女は小屋の中にあった貼り紙で必死に数学の問題を解くも、穂香は絵しりとりをしようとゾウの絵を描く。沙和は殺人衝動を抑えようと苦しむが、その様子を見て「何の絵か分からず悩んでいる」と思った穂香は、沙和に向かい「変なの」と言う。その言葉を聴いた瞬間、殺人衝動を抑え続けていた沙和の精神は完全に崩壊し、彼女は吹っ切れたように笑いながらプレハブ小屋にあった鎌などを集め、穂香にどれで遊びたいか聞く。その後、プレハブ小屋から、服や腕に血がべっとりとついた沙和だけが出てくる。その後、2年間彼女は普通の人間として過ごせていた。ある日、松井と海辺にデートに来ていた。彼女は松井に、台風の日の夜、自分は穂香を殺害したことを告白するも、松井は「やめろ?」と絶叫しながら聞こうとしない。そんな松井に、なぜなのかと尋ねる沙和。松井は、台風の日に家を出たまま戻って来なかった沙和が穂香を殺したのではないかと疑いながらも、沙和の無実を信じていたと言う。しかし沙和は「今デートしているのに楽しくない、楽しかったのは穂香を殺害した時だけ。だが彼女も楽しくなさそうだったから笑って」と言いながら、穂香にやったように松井の口元に手を当て、微笑ませる沙和。その後、松井は警察に自首するよう沙和に訴えるが、彼女は1人殺したくらいでは死刑にならないと言いながら、松井を抱きしめ、一緒に崖から落ちる。目が覚めると、沙和は病院のベッドの上にいた。彼女は、また自殺に失敗したことを悔しがり、偶然お見舞いに来ていた内山から、自分と一緒に崖から落ちた松井が死亡したことや、自殺を図った日が牡牛座のラッキーデーだと知る。その後、彼女は内山に殺人鬼としての自分を見せるも、彼はそれを受け入れる。だが、まだ「理想の自分」には遠いと言う沙和。どうすればいいのか尋ねる内山に、沙和は口角に手を当て笑わせ、自分がこれからする事を、全て笑いながら見ていろと指示する。

現代に戻り、南は黒島の異常性を翔太に伝える。そんな南に、翔太は、黒島の気持ちはわかるかもしれないと言う。その後、南が死ぬ気だった事を言い当てる翔太。なんとか南を説得して生きる希望を与え、その後、事件解決に役立ったAIを消そうとするも、消せない二階堂に、翔太はAI菜奈ちゃんを消して欲しいと頼む。もう自分は暴走しないから、必要ないと言う翔太に、二階堂は、むしろ実験とサンプリングのためにこれからもどんどん使って欲しいと頼む。そんな彼に、翔太も少し呆れる。一方、少年院にいた榎本総一は、黒島がくれた本を読み終え、最後のページに手紙があるのを発見する。内容は、黒島の過去と、総一には自分みたいにやりたい事をやる道を歩んで欲しいというメッセージだった。手紙を読んだ総一はにやりと笑い、独房にいた黒島は静かに「あなたの番です」と呟き、笑みを浮かべる。

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出典:Wikipedia
2019/09/19 00:33
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